【完結】アルカーナ王国物語3〜暁の狼と宵闇の狼〜

東雲 晴加

☆主な登場人物とここまでのお話☆(ネタバレあり)

※( )内は年齢。ネタバレを含みますので本編未読の方は要注意。


❖イル(14)

主人公。故郷の里を何者かに滅ぼされ、天涯孤独になった少女。母親が精獣せいじゅうと呼ばれる精霊の為狼に変化へんげする事が出来る。苦境に立たされても明るさを失わない真っ直ぐな性格。ガヴィの事が好き。


❖ガヴィ・ヴォルグ・レイ(23)

腕の立つ赤毛の剣士。口が悪いが面倒見は割りといい。実はアルカーナ王国の侯爵で五百年前の創世記に出てくる剣士。


❖ゼファー・ティグリス・アヴェローグ(25)

容姿端麗な銀の髪の公爵。ガヴィの友人でもあり上司でもある。国王の腹心であり、穏やかでとても優しく、イルを気にかけてくれるが、実は怒らせると怖い。


❖シュトラエル・リュオン・アルカーナ(6)

アルカーナ王国の第一王位継承者。ノールフォールの森でイルに助けられて仲良くなる。天真爛漫、純粋無垢な王子様。


❖エヴァンクール・リュオン・アルカーナ(28)

シュトラエル王子の父でアルカーナ王国の国王。


❖ドム(?)

ポルトのよろず屋のオヤジ。

実は凄腕の魔法使い。


❖セルヴォ•マーガ(?)

アルカーナ王国の王家専属魔法使い。


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❖ここまでのあらすじ❖


 遥か昔、創世記に書かれているアルカーナ王国の英雄の一人を排出したくれないの民の娘イル。

 イルの母親は精獣と呼ばれる狼の姿をした精霊であり、イルも黒狼こくろうの姿に変化できる能力を持っていた。しかしイルの能力は黒狼に変化できる事のみであり、他に変わった能力はなく里では少し浮いた存在であった。


 しかしある日、イルは、謎の兵士達の襲撃により、不仲だと思っていた父に魔法をかけられ黒狼の姿のまま里を焼け出されてしまう。

逃げる道中、自国の幼い王子シュトラエルと赤毛の剣士ガヴィと出会ったことにより、黒狼の姿のまま里を襲った犯人を追って、銀の髪の公爵ゼファーとも協力し、紅の民の里があるノールフォールを治めていたフォルクス伯爵の陰謀を暴くことに成功する。


 故郷を失ったイルは拠点を王都に移し、ガヴィや王子とともに生活することになった。平穏が訪れたと思ったが、フォルクス伯爵の息子の凶行によりイルは瀕死の重傷を負ってしまう。怪我から回復したものの、赤毛の剣士ガヴィの態度がもとで二人は激しく衝突してしまう。ガヴィの態度の裏には、ガヴィに隠された過去の秘密があった。


 ガヴィの過去についての一件も収まるところに収まり、故郷のノールフォールにガヴィと一緒に赴くことになったイル。ガヴィへの恋心を自覚しているが、ガヴィにはサラリとかわされてしまった。それでも側にいられる日々に幸せを感じていた。


 久しぶりに来た故郷の森でイルは一頭の狼と出会い……?!


 全てを失った半獣の少女と、全てを失った赤毛の剣士が、仲間とともに自分の未来を築いていく物語。そして母と子の物語。


↓ここに至るまでの物語。


アルカーナ王国物語〜赤毛の剣士と夜明けの狼〜 https://kakuyomu.jp/works/16817330667788261359


アルカーナ王国物語2〜赤毛の剣士としあわせの国〜 https://kakuyomu.jp/works/16817330667902196303


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