8:婚約者だったらしい

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 アニキの視線が恐い。ただでさえ強面なので、迫力がある。

 神様さんの報告ではアニキが怒っているということだったが、まさか怒りの矛先が自分だとは思うまい。めっちゃ気まずい。


「ええっと……こんばんは?」

「そんなにコイツとの同棲生活は快適なのか?」

「はい?」


 そんなことを聞かれるとは思わなくて、私は神様さんをちらりと見やる。彼はよくわからないという顔をした。


「すっかり馴染んでいるじゃないか」

「それは……神様さんが私の思考を読んで合わせてくれるからだよ。快適なのは認める」


 心配ごとは多少あれども、一緒に生活をしてみて困ったことはない。とても気が楽である。

 しいて問題点をあげるなら、言動がスケベであることくらいだろうか。とはいえこれは私にも原因があるし、そもそも実の兄に報告するものでもないので黙っておく。

 私の言葉に、アニキは神様さんを一瞥して大きく息を吐いた。


「仮にも神様だろうに、すっかり旦那ヅラしてる」

「彼氏ヅラじゃないんだ……」

「家主っぽいぞ」


 兄の指す先のダイニングテーブルを見れば、マグカップにお茶が注がれて置かれているし、お手拭きも添えられている。私が浴室にいて洗面台が使えないため、気を利かせて用意してくれたのだろう。

 というか、私はそこまでやらないよ。

 神様さんはアニキをお客さんとしてもてなしてくれたようである。アニキは私の身内なので、神様さんのほうがお客さまになると思うのだけど。


「はぁ……弓弦が困っていないなら構わないということにしておくが……感情的には落ち着かん」

「申し訳ないです」


 アニキが案じてくれるのは嬉しいものの、詳らかに説明できないあたりが大変申し訳ない。

 乱暴に自身の頭を掻いたあと、兄は私を睨んだ。


「それと、スマホの電源は入れておけ。緊急時に鳩を飛ばさないといけなくなる」

「鳩……?」


 聞き間違いかと思った。私は首を傾げる。


「御使い用の鳩だ。時々、烏もいるが……基本的には鳩だな」

「伝書鳩的な?」


 ピンとこない。私が目をぱちぱちさせると、兄はきょとんとした。


「……使ったことがなかったか?」

「うん。……って、店の看板に鳥がいるのって、そういう?」


 兄の勤めている店の看板は鳥を模した意匠が使われている。店を立ち上げるときに一緒にデザインを決めていたはずなので、なんらかの意図があって選んだのだろう。

 アニキは肯定を示すように頷いた。


「しかしマジかぁ……弓弦が知らんと思わなかった」

「ウチって変だと思ってたけど、アニキ、鳩使えたんだ……」

「鳩を日常的に使える人間は一般人と呼ばない気がするけどなあ」

「貴方は黙っていてもらおうか」


 ツッコミを返されて、神様さんは小さく両手をあげてノータッチの意思を示した。


「――とにかく、だ。オレがそっちに行くって連絡したのにちっとも既読にならん。電話をしたのに繋がらないし。すっげえ心配した」

「慌てて来てくれたんだね。ごめん」

「寝ているところに突入しなかったのが幸いだったがな」


 シャワーを浴びていたことから察されてしまったようだ。私は苦笑するしかない。


「互いに了承しているなら干渉しないが……あまり流されるなよ。人間も厄介だが、怪異も怪異で何を狙っているのかわかったもんじゃないんだからな」

「そこはまあ、ギブアンドテイクなので。ビジネスライクだよ」


 私の発言に、神様さんはあからさまにしょぼんとした。

 そういう態度をされても、お互い行為に恋愛感情はないだろう。性欲があることは認めておくが、愛し合っているかと言われると疑問だ。力の受け渡しに都合がいいのと、私の性欲の発散が目的であるとすれば、行為はビジネスである。

 アニキは苦笑した。


「あんまり言い切ってやるな。気をもたせるような発言は悪手だが、なんか気の毒に感じる」

「ほかに説明のしようがないのよ」


 都合のいい居候であるというだけ。今のところ無害なので一緒にいるが、それだけである。


「話が逸れたな。スマホの電源、なんで切ったんだ? アイツが切ったわけじゃないんだろ?」


 神様さんが電源を切ったわけではない。私は頷いて、ため息をついた。


「ケイスケから電話があって、ムカついて切った」


 私が説明すると、アニキは意外そうな顔をした。


「電話してきたのか。なんだって?」

「話がしたいみたいだったけど、もう話をすることもないから切ってやったの。そんで電源も落とした」


 思い出したくないし、名前も出したくない。これで話を終わらせたいとばかりに早口で告げる。

 アニキは私をじぃっと見た。


「スマホが壊れているわけではないんだな」

「まだ動くと思うよ」

「そうか」


 思い返すだけでムカムカする。今さら話し合う余地などない。謝ってきても許す気はないし、私自身の気持ちも悟ってしまえばヨリを戻す必要もない。これでおしまいでいいはずだ。

 しかしアニキの反応は引っかかる。


「……アニキはケイスケに会ったの?」


 私が確認すると、兄は首を横に振って否定した。


「いや。連絡は入れたけど、返信はない」

「そう」


 アニキが探りを入れたから私に電話してきたのだろうか。だとしたら面倒になる前に、話を合わせておきたいと考えたのかもしれない。

 私はふぅと息を吐く。


「ねえ。ケイスケって、私の許嫁(いいなずけ)だったの?」

「ああ」

「私、知らなかったよ」


 そもそもケイスケとは幼馴染だ。高校生になったときにケイスケに告白されて恋人として付き合うようになった。ごくありふれた雰囲気の学生カップルからスタートして、成人してからは身体も重ねるようになって。

 いつかは結婚するんだろうなって思い描いていたとはいえ、私が知らない間に婚約者になっていたとは思わなかった。今さら知ったんだけども。

 私が責めるように言えば、兄は苦笑した。


「伝えていなかったからな。ただ、弓弦と付き合うなら許嫁という立場でとは言ってあった」

「そうなんだ」

「ウチの事情だからな」


 勝手だな、と思う。私のためだったのだろうけども、納得できない。

 一方で、考えてしまう。いずれ結婚するということが決められた婚約者という縛りを覚悟の上で、ケイスケは私の彼氏をしてくれたはずなのだ。なのに、どうして私を裏切るようなことをしたのだろう。ちゃんとお別れをしてから、新しい恋人を作ればよかったのではないか。それが誠実な対応だったのではなかろうか。

 ぐるぐると勝手な妄想をするくらいなら話し合えばいいのだが、顔を合わせたくない。考えるのは止めよう。


「……じゃ、関係は解消って事で」


 なにはともあれ、私もケイスケも縁が切れてしまったわけだ。このまま形だけ結婚をするということもあるまい。


「親父次第だが、そうなるだろ」

「うん」

「本当にいいのか?」


 なんでそんなことを聞くのだろう。

 視界の端に映る神様さんの表情もアニキの表情に似ていた。

 無理をしているとでも思っているのかな? そんなことないのに。

 私は肩を大袈裟にすくめた。


「冷めたし、向こうもそうでしょ? お互いのためよ」

「ふむ」


 唸って、アニキは神様さんに目を向けた。


「そういうことらしい」

「別にいいんじゃないかな。弓弦ちゃんはこっち側の人間だよ。無理して一般人に合わせなくていいと思う。ケイスケくんも可哀想だよ」

「貴方はそういう意見だろうな。弓弦が欲しいから」


 あきれる感情を隠さない湿度増し増しのじめっとした視線をアニキが向ければ、神様さんは含み笑いをした。


「ふふ。わかっていて聞くんだ?」

「念のため」


 確認しているのが言葉通りの内容とは限らない。なんとなく、仕草から本心を探っているような気がした。

 緊張を解けと言いたげに神様さんが笑う。


「梓くんのおかげでいろいろ思い出してきたかも。ひょっとしたらだけど、ケイスケくんを許嫁に据えたのは僕との縁を切るためでもあったのかもしれないねえ。ケイスケくんにそうするように促したのは、梓くんなんでしょ?」


 鋭い視線。

 アニキは見つめ返す。


「なにを根拠にそんなこと」

「弓弦ちゃんが結婚できる年齢になったときの話だから」

「そんな単純な話じゃない」

「ふぅん。裏で手を回していたことは認めるってことかな」

「む……」


 おっと、引っかけられたな?

 アニキは苦笑を浮かべた。


「僕は弓弦ちゃんを不幸にはさせないよ。ねえ?」


 神様さんに話を振られたが、私は苦笑するしかなかった。現状を不幸とは思っていないが、厄介だとは思っているわけで。歓迎できる状況ではない。

 アニキがむすっとする。


「どこで掌を返すかなんてしれたもんじゃない」


 その呟きに、神様さんはアニキの顔を覗く。


「梓くんは僕個神のことが気に食わないんじゃなくて、僕みたいな怪異全般が気に食わないんだよね? 信用を得るにはどうしたらいいのかな」

「別にオレから信用を得る必要もないだろ」


 目をそらさずにしっかりと睨み返しているアニキはなかなか豪胆だと思う。


「梓くんにも祝福してもらいたいよ」

「オレは弓弦が幸せならそれで充分なんだ。例え、オレが望んだ結果でなくても」

「言葉ではそういうけれど、本心だとは思えないよ」

「はっ。知った口を」


 アニキは笑って切り捨てた。神様さんが私を見て困ったような顔をする。


「弓弦ちゃん、知恵を貸してよ」

「今は無理じゃないですかね」


 時が解決してくれるとは思っていないが、妙案もないし様子を見るのが得策だろう。私自身も、アニキの言葉がそのまま本心だとは思えなかったのだ。


「それで、アニキの本題は? 異変が起きていないかの確認だけなの?」


 私が尋ねれば、アニキはふむと唸った。


「概ね、確認したいことは確認できたさ。スマホが繋がらなかったから生存確認したかったのが第一で、状況に進展があったかの確認が第二。異変がなければそれでいい」


 そう返して、兄は神様さんをちらっと見やった。


「心配性だなあ」

「梓くんは、弓弦ちゃんに用事があったんじゃなくて、僕に用事があったみたいだからね。僕が弓弦ちゃんと一緒にいない時間を狙ってここにきたわけで」


 神様さんが会話に入ると、アニキは睨んだ。神様さんは愉快そうに笑う。

 挑発したな?


「一緒にいるかどうかなんてわからないと思いますけど?」


 そう都合よく部屋を訪ねることはできないと思えた。私も神様さんも外に出られない状況なので、バラバラに活動するのは難しい。離れている時間があるとすれば、入浴の時間くらいのはず。

 シャワーを浴びることになったのは昼間からシテたからな訳で、夕方にいつも風呂に入っているわけじゃないからなあ……

 私は寝る前にお風呂に入るタイプである。まだ寝るには早い時間だ。

 私が神様さんにツッコミを入れると、彼は人差し指を立てて横に振った。


「君の行動は読みやすいってことさ」

「そんなに単純じゃないですけど?」


 納得ができない。シャワーを浴びることになった原因が原因なだけに不満である。

 噛み付くように私が言えば、神様さんは笑うだけだった。


「……はあ」


 頭痛を感じたみたいな様子で額を抑えて兄がため息をついた。なんか申し訳ない。


「元気そうで安心した。そろそろ帰るわ」


 アニキが立ち上がる。そのタイミングでスマホの音が鳴った。私のスマホは電源を切ったままなので、この着信音はアニキのスマホの音だろう。

 兄はポケットからスマホを取り出して画面を見る。画面を複数回タップしたのちに驚きの表情を浮かべ、その画面を私に向けた。

 私と神様さんはくっつくように並んで画面を覗き込む。


「捕まったみたいだな、犯人」

「あ、この速報、あの夜の事件の?」


 表示されていたニュース記事に載っている地名が近所だったのでどういう意図かと思ったが、私が尋ねれば首肯したのでそういうことなのだろう。

 よかった、捕まったんだ。


「凶器も見つかっているみたいだし、ひとまずは安心が増えたか」

「……ふぅん」


 神様さんは興味深そうに呟いて、目を細めた。その横顔は少し怖い。


「じゃあ、外に出られるね」

「確定じゃないから、まだ出ないほうがいいと思うが」

「ええ……」


 出かけたい場所があるわけではないが、引きこもっているのも退屈なのである。ゲームもやりたかったところはクリアしちゃったし。

 私が不満な声をあげれば、アニキはスマホをしまいながら苦笑した。


「仕事が休みの間はおとなしくしておけよ。メシは運んでやるから」

「運動不足になっちゃうよ……」

「運動なら任せてよ!」

「要らんわっ!」


 高速ツッコミ。神様さんはしゅんとして叱責された仔犬のようになってしまったが、放っておこう。


「ところで、そのニュースは通知で入るようなものなの?」


 上着を羽織って帰る支度をしている兄に尋ねる。ニュースアプリか何かの機能で特定の地域が含まれる記事はポップアップできるようにでもしているのだろうか。ついプログラマ思考で聞いてみれば、兄は不思議そうな視線を私に向けた。


「これはこの地域の防災アプリの通知から飛んだ記事だ。緊急性の高い災害とか事件事故とか、すぐに知りたいだろ。仕事中はテレビもラジオもつけてないし」

「……ああ、そんなのあったわ」


 説明されて、私は手をポンと合わせた。特に設定していなくても地震速報は届くからあまり気にしたことがなかった。


「弓弦……スマホに入れてないのか?」

「いや、だって、あまりこの家にいないし」

「そんなだから近所の凶悪事件もスルーしちまうんだよ」


 大きなため息をつかれてしまった。

 別に知らなくても今まで問題なかったし。


「アプリ入れとけとまでは強制しないが、スマホの電源は入れろ、今すぐ」

「ええ……いやなんだけど」

「嫌とか言ってる場合か。泊まり込むぞ」


 兄が家に居座ること自体は精神的にはなんの問題もないのだが、一人暮らしの部屋に男女三人は狭い。兄は大柄な男性であるからなおさら。


「へいへい、わかりましたよぉ……ケイスケから連絡が来たら出てよ?」


 私は逡巡して、渋々寝室までスマホを取りに行く。ちゃんと充電器に刺さっているあたり、神様さんがやってくれているのだろうか。


「はい。電源入れますよー」


 スマホを掴んで兄の元に戻り、電源を入れる。ちゃんと起動した。


「通知はなさそうだな」

「そうね」


 特に見られても困らないので、兄と一緒に画面を見る。通知は全くなかったわけではなく、ゲーム関連のメッセージが幾つか表示されただけで、仕事関連のメッセージもないらしかった。


「留守電の機能も使っておけよ」

「本体のはオンにしてるよ。電源切ってると使えないだけで」

「……なら、いいか。とにかく、電源は切らないこと、充電も切らせないこと。わかったな?」

「切れたらアニキが飛んでくるってことは学びました」

「よろしい」


 これでも反省しているのである。アニキを駆けつけさせるのは気が引ける。

 兄は満足げに頷いた。


「そっちは」


 神様さんを見つめて、兄は真面目な顔をする。


「弓弦の負担になるようなことはしないでほしい。弓弦の願いであっても、だ」

「うんうん。大丈夫だって。任せておいてよ」

「信用ならんが……信じるしかないんだよな……」

「梓くんも気をつけてね。ここに通っているのは僕としては悪いことじゃないんだけど、よく思わないモノもいるだろうから」


 含みのある言葉だ。兄は怪訝そうに顔をしかめた。


「よくわからんが、わかった。御守りは持ち歩いているから、問題ない」

「そう。確かに御守りは大事だ」


 玄関で靴を履く。お別れの時間だ。


「じゃあ、おやすみ、弓弦」

「アニキもおやすみ。風邪には気をつけてね」

「んじゃ」


 片手を上げて、兄は玄関を開ける。外の様子を充分に確認して静かにドアを閉めていく。私はすぐに家の鍵をかけた。


「……アニキにも何かあるんですか、神様さん?」


 神様さんがアニキにかけた言葉が引っかかる。尋ねれば、神様さんはにこやかな顔で首を横に倒した。


「梓くんは僕みたいなものに好かれる体質ではないけど、怖いものは怪異の類だけじゃないからね。人間の恨みは厄介だよ」

「それは私がらみなんですか?」

「そうだと応えたら、弓弦ちゃんは梓くんのために僕の力を使うのかい?」


 口元だけが愉快げに笑っている。

 これは、誘惑。


「使いませんよ」

「大事なお兄さんなんでしょ?」

「それは認めますけど、私がそうしても、アニキは喜ばないから」


 はっきりと返せば、神様さんは残念そうに笑った。


「そっかあ」

「惜しかったですね」

「うん?」

「アニキがああいう性格じゃなければ、私はあなたの誘いに乗ったかもしれない」


 私は笑う。神様さんはきょとんとした。


「なあんて、ね。私は自分を犠牲にしてまで誰かを助けたいなんて思えない人間ですよ。とっても利己的な人間です。神様さんの力でなんとかできるとしても、それは全て自分のために使いますよ。誰かを助けたことで自分を満たそうだなんて考えない、自分の善性の証明のために神様さんを利用しない」

「それで、犯人探しに消極的だったのかい?」

「そうですね。知った情報を提供することはやぶさかではないですが、積極的に探しに行こうとは思えません。聖人ではないので」

「聖人じゃない、ね」


 ふぅと神様さんが小さく息を吐き出したところで、私のお腹がぐぅと鳴った。


「あはは。ご飯にしようか。温めるだけなら僕に任せてよ」

「じゃあ、お願いできます?」

「そうそう、梓くんからのお届け物もあるよ」


 作業に動き出した神様さんの言葉で、テーブルの下にそこそこ大きめの紙袋が置かれていることに気がついた。プロジェクターである。


 ――ってか、メインはそっちじゃないの?


 プロジェクターを貸してもらう約束をしていたから兄は来たはずなのに、貸し借りは家を訪ねるための口実だったということか。私は小さく笑う。


「今夜は寝られそうにないので、なにか動画でも観ましょうか?」

「えー、イチャイチャするんじゃなかったのかい?」

「それは気が向いたら、で」

「おお、拒絶されなくて嬉しいなあ。その気になってもらえるように頑張るよ」

「頑張るところはそこじゃないですよ……」


 しょうもないやり取りをして笑い合う。今は、この時間が楽しく思えた。

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