第2話
僕、「宮路 聖那」の高校1年生は、良くも悪くも当たり障りのない1年だった
と言えば嘘になる。
①
入学式前日に新入生代表の言葉を任される。
本来入試1位がやるのだが入学式に出られない事情が出来たらしく、
入試2位のだったらしい僕が繰り上がりで言う羽目に
②
なんか真面目そう そんな責任感のない理由だけで学級委員に任命される
これは新入生代表の言葉を言ったことに加えて、
中学からの親友、後藤彼方 と同じクラスだったっていうのも大きい。
初日からクラスメイトほぼ全員に話しかけ、彼方はムードメーカーポジを早々に確立した。
それなら彼方がやれば良かったのでは?
僕もそう思う。
けど、委員決めになった時、
彼方は迷いなく、悪意なく僕を推薦してきた。
既に良い奴認定をもらってる彼方が推薦するならって雰囲気にあっという間になっていき、
そのまま断れずに学級委員に。
③
怪我で部活を辞める
まぁこれはどうしようもなかったことだけど、
練習中にしたケガが結構酷く、完治に数ヶ月かかると言われ、そのまま辞めてボランティア部になった。
って言うのが僕の高校1年生の3大事件(?)
そんなこんながあり、僕は高校2年生に進級した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます