あの夏、君が教えてくれたこと
@yuki3v_v
第1話 プロローグ
夏。
そよ風に吹かれると時折蘇る、あの頃の記憶。
とはいうものの、虚しくも、
曖昧になりつつある。
忘れたくないのに、
気持ちとは反比例するように薄れていく
僕の曖昧な記憶の中にある、
ただただ美しく甘酸っぱい青春の1ページ。
僕が今望む事はただ1つ。
この曖昧な記憶よ、
どうかこれ以上薄れないで。
そう思って、俺は、忘れてしまう前にここに描き記すことにする。
君と僕の甘酸っぱい日々を。
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