初心者は質より量〜ショートショートのすすめ〜

 今回はカクヨムに限らず公募を目指す方にもためになる……と思う内容です。小説を書き始めたばかりの方には、ショートショートをおすすめします。




 タイトルにもありますが、初心者ほど量を書くべきです。ただ、やたらめったら書けばいいものではありません。あくまでも一作品書いて、改善点を見つけてはレベルアップする、地道な作業です。




 カクヨムの書き手の方は即効性のある創作論を求めているかと思いますが、そんなものはない、といのが持論です。


 

 よくある創作論はカクヨムでいかにPVを稼ぐか、が大半です。PVを稼げば露出は増えますが、即出版につながるとは考えていません。そもそも、PVを稼ぐには面白い作品を書けるかが重要です。



 また、リワード期待の方もいるかと思います(私もその一人です)が、ほとんどの人は一年頑張って500円のAmazon券が限界です。お金を手っ取り早く稼ぎたいという考えは捨てましょう。



 従って、即効性があるものを求めている方は、この記事を読まなくて大丈夫です。私とは考え方が違うと思うので。私はカクヨムだけではなく、公募も視野に入れているからです。




 さて、本題です。なぜショートショートがおすすめなのか。いくつか理由があります。




 まず一つ目。初心者がいきなり長編をかけるわけがないからです。余程の才能の持ち主でなければ無理です。長編を書いても、改善点を洗い出すのに時間がかかります。



 その点、ショートショートは書いてすぐに改善点を洗い出せるので、執筆力アップへの近道です。




 二つ目。最初から作品の質を意識しすぎると、「これじゃダメだ」と自分を追い詰め、筆を折りかねないからです。せっかく、小説を書こうと思ったのにもったいないです。




 三つ目。カクヨムのユーザーは隙間時間に読む方が大半です。短い作品の方が読まれる確率が高いです。もし、レビューが貰えればしめたもの。そこはあなたの長所なのですから、そこを伸ばしましょう。




 四つ目。面白いショートショートを書けるようになれば、そこをきっかけに他の作品を読んでくれる確率もあがります。自分のファンを増やすのです。そうすれば、必然的に作品にコメントがつく可能性が高まります。



 三番目に書いたように、コメントがつけば自分の長所を把握できます。いいことづくめです。




 ここまでの話をまとめると、ショートショートを書いて改善点を洗い出す。そして、質を徐々に上げていく。こんな感じでしょうか。




 そして、ショートショートの合間に創作論を書いてみる。ここで導線を増やして、ファンを増やし、コメントをもらえる確率をあげる。そうすれば長所が把握できて……の好循環です。




 やはり、創作論を書くことに帰結するようです。

 皆さんの参考になれば幸いです。

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