🚩カクヨムコン9対策~タイトルは作品の顔~
今回はタイトルの重要性です。
これは皆さんもご存知でしょう。タイトルはその作品の顔です。第一印象です。人の印象は3秒で決まると言われています。それと同じです。本作もカクヨムコン9期間中のみタイトルを変えています。カクヨム参加者の目に留まるようにです。
では、なぜいまさらタイトルの話をするのか。これはカクヨムの総合ランキングを見れば明白です。
圧倒的に異世界ファンタジーやラブコメが多いです。なぜか。タイトルを読むだけで、どんな内容か分かるからです。タイトルがすでに紹介文の役目を果たしているのです。
そうすると、紹介文で好きなことを書けます。また、キャッチコピーも自由に使えます。異世界ファンタジー、ラブコメが席巻しているのは、そういう理由です。もちろん、カクヨムユーザーとの相性もありますが。
では、他のジャンルではどのようにタイトルをつけるべきか。
いくつか例を出してみましょう。
今回は異世界ファンタジーのような、長文タイトルについては触れません。
上から順に、個人的にいいと思う順になっています。
その1。タイトルにジャンルのキーワードを入れる。拙作『ロボット三原則に従えば』は、SFジャンルの中でも一定のファンがいる「ロボット」という単語を入れました。かなり好評です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330667961475145
その2、反対のイメージを組み合わせるです。手前味噌で恐縮ですが、『律儀な死神』というタイトルをつけたことがあります。
「律儀な」からは誠実なイメージ、「死神」からは不気味なイメージを感じます。誠実な死神って何? と思わせる作戦です。
『律儀な死神』
https://kakuyomu.jp/works/16817330666175454133
私にはタイトルをつけるセンスがないので、これ以上の具体例を出せません。お許しください。
その3、「〇〇殺人事件」などのストレートなタイトル。読んだだけで、自分の求める作品かどうか分かります。
私の主戦場がミステリーなので、他のジャンルでどのようなタイトルがストレートなのか、こちらも例示できません。すみません。
その4は作品の終盤でタイトルを回収するパターン。作品を最後の方まで読み進めないといけないので、あまりおすすめしません。
私が書いたミステリーなんか、全50話のうち、42話目で回収しました。これは失敗したパターンです。タイトルがうまくないのもありますが、長編ミステリー自体が人気がないのかもしれません。
『季節は巡りて』
https://kakuyomu.jp/works/16817330666049387230
以上、簡単にですがタイトルの重要性について書きました。
あ、もう一つのパターンを忘れていました。有名作品からインスピレーションを受ける、です。本作もそのようなパターンです。
人気のある作品はタイトル自体も魅力的です。なぜ魅力的なのか。語呂がいいのも大きいでしょう。そして、想像力をかき立てられる。
ひとまず、私が思いつくのは、これくらいでしょうか。人によってはさらに細かく分けられるかもしれません。
なんにせよ、魅力的なタイトルをつけることも含めて創作です。タイトルをつけるのが上手い人はそれだけで得しているのです。私のように苦手な人は場数を踏みましょう。
みなさんのお役に立てれば幸いです。
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