魔女クレアは弟子が愛しいあまり、ついハレンチな修行をしちゃうの
* * *
ああ~♡ 今日も可愛い弟子と修行と称したエッチなプレイをするの楽しい~♡
ローエンスったら、あんなに顔を真っ赤にさせちゃって。
んもぅ、本当に初心なんだから~♪ そこがたまらなく愛しいんだけど~♪
「ふぅ、ふぅ……きょ、今日もご教授ありがとうございます、師匠! 僕、頑張って立派な魔法使いになります!」
無垢な瞳で、キラキラとした笑顔を向ける愛弟子!
ハァ、ハァ……ローエンスたん。私の弟子、マジで可愛すぎ!
初めて弟子をとってから早八年。
ローエンスは私の見込み通り、魔法使いとして目覚ましい才能を発揮させている。
さすがは黒髪金眼の持ち主。魔女界の間で知られる伝承の通り、彼は素晴らしい魔法の素質を持っているわ。
弟子として拾ったのは、ほんの気まぐれだったけど……私は自分でも驚くほどにローエンスの教育にのめり込んだ。
一を教えれば十を覚える吸収力の高さ。
いったい、この子はどこまで成長するのか? その先が見たくなった。
……ええ。一応、最初の内は真面目に魔法の基礎を教えていたのよね。
でもある日を境に、私は弾けた。
ローエンスがときどき私のおっぱいやお尻をチラチラ見てきて、顔を赤くしてモジモジしていることに気づいた。
確かに私の胸やお尻は普通の女性と比べて、ひときわ大きい。たまに人里に降りると、私を魔女と知らない人間の男たちが舐め回すように肢体を見てくる。
自分の体がオスを昂ぶらせる代物という自覚はある。
けれど、まさかこんな純朴な少年ですら、私を女として見てくるだなんて。
その事実に、私は震えた。
嫌悪感からではない。
……快感でだ。
『……はぁぁぁん♡ やぁだ♡ 美少年にエッチな目で見られるのってすごいゾクゾクするぅ~♡』
その感覚を知ってしまった私は、どこかおかしくなっていたのかもしれない。
はじめは、ちょっとしたイタズラのつもりだった。
『し、師匠? 本当にこんなことが治癒魔法の上達に役立つのですか?』
『当たり前でしょ! あなたは師匠の言葉が信じられないの!?』
『い、いえ! とんでもございません!』
『なら、黙っておやりなさい! 私のおっぱいを揉むことを!』
『し、失礼します!』
『はぁぁぁん♡ そう♡ 上手よローエンス♡ その調子で揉みしだきなさ~い♡ 指が乳肉に沈み込むくらいにぃ~♡ あん♡ あぁ~ん♡』
『うぅ~! 修行なのに何でそんな変な声を出すんですか師匠~?』
『ち、治癒魔法を浴びているのだから心地良い気持ちになるのは当然でしょ? さぁ! もっとおっぱいに治癒の魔力を注ぎ込みなさい! たっぷり注いで! あなたの魔力~♡』
『うおおお!』
『あぁぁぁん♡ そうよ♡ こうして直接手で触れたほうが回復は早いのよ~♡ よく覚えておきなさ~い♡』
『と、ところで師匠! お胸のどこをお怪我されているのですか!?』
『おっぱいが大きいといろいろ凝るのよ! だからもっと揉んで♡ もっと魔力注いで癒して~ん♡』
『ひ~ん! 変な気持ちになるけど師匠のためだ~! うおおおおお!!』
『あぁぁぁん♡ 最高よローエンス~♡』
私は思った。
やっべ。これ、たまんねえ。と。
気づけば私こと魔女クレアは、修行と称して純朴な男の子に過激な魔法を使わせ、その反応を楽しむ日々に興じるようになっていた。
まさか自分にこんな一面があるだなんて、ローエンスと出会うまで思いもしなかったわね。
……でも、しょうがないわ! ローエンスったら本当に可愛いんだもの~!
思えば、初めて出会ったとき、私はすでにローエンスに心を奪われてしまったのかもしれない。
まったく、こんな可愛くて素直な少年を、忌み子として虐げた村の連中の正気を疑うわ!
まあ、相応の末路を辿ったわけだけど……。
ローエンスを拾ってからしばらくして、私はこっそり夜な夜な箒で彼の村に向かってみた。
村はモンスターの群れによって滅んでいた。
私の予想通りの結果だった。
やっぱり、ローエンスの魔力はモンスターを遠ざける力があったようね。
森にいながらモンスターに襲われなかったのが不思議ではあったのだけれど、アレはローエンスの魔力を恐れていたからだわ。
……つまり、あの村はモンスターを遠ざけてくれていた恩人を愚かにも追放したことになる。
仮に流行病がおさまったとしても、どの道、この村は滅びる運命だった。
過去視の魔法を使ってみると、憐れにも泣き叫ぶ村長の姿が見えた。
『なぜじゃあああ! 悪魔の子がいなくなったのになぜこんなことに~! 不吉じゃ! 不吉じゃ~!』
おめえ不吉しか言えねぇのか? ってくらい無能な村長は呆気なくモンスターに食われていた。
同情はしない。
さらに過去を遡って見てみると、この村長と村人たちはローエンスの母親に対して、息子を生かすことを条件に、いろいろ無茶な要求をしてはゲスな行いを繰り返していたようだし、天罰が降ったと言えよう。
ローエンスの母親は、幸い土に埋まっていて、亡骸は無事だった。
私は墓に花を添えた後、ローエンスの家があったらしき場所から指輪を拾った。
過去視で、それがローエンスの母の持ち物であることがわかり、私はそれを持ち帰った。
ローエンスにそれを手渡すと、彼は泣きながら頭を下げた。
『ありがとう、ございます……母を弔えなかったことを、ずっと悔やんでいたんです……』
本当に、なんて良い子なのかしら。
そして、何て過酷な運命を背負ってしまったのかしら。
私はたまらず、ローエンスを抱きしめた。
魔女として、森の館にひとりで住まうようになってから、こんな思いをいだくのは初めてだった。
弟子をとったのは、本当にただの気まぐれのはずだった。
でも本当は……。
私、ひょっとしたら寂しかったのかしら?
こんな風に、誰かを大事にしたり、大事にされたいと思っていたのかもしれない。
だから……この子を愛そうと決めた。
彼の母親の分まで。
ローエンス。あなたが望むなら、私がお母さんになってあげる。
欲しいものは、ぜんぶ私が与えてあげる。
あなたのお母さんがしてあげられなかったことを私が代わりに……。
ええ、そうよ。母親ならおっぱいを吸わせるのも、一緒のベッドで寝るのも、お風呂に入るのもべつにおかしいことじゃないものね?
むふー。アリね。そういうシチュエーションも、大いにアリだわ。
母親じゃ納得できないのなら、お姉さんでも、恋人でもいいわよ?
もう何でもしてあげちゃう。
ああ、ローエンスローエンス。私の愛弟子。
ヤバい。マジ好き。私の弟子マジ尊い。
ちゅき。だいちゅき。
そんな愛しのローエンスたんも、今日で十三歳の誕生日を迎える。
「誕生日おめでとうローエンス。バースデーケーキよ」
「師匠! 僕のために、毎年こんな立派なケーキを……うぅ、嬉しいです、本当に」
まったく、もう八回目の誕生パーティーだというのに、いまだに泣いちゃうだなんて。
……んもぅ~! いちいち愛らしいわねこの子ったら! チュウしちゃうわよ!?
「……あの、師匠。実は僕、お願いがあるんです」
ローエンスは何やら改まった態度で私を見つめてきた。
何かしら?
「僕、今日で十三歳になりました。もう、いい時期だと思うんです」
いい時期? いったい何のことかしら……ハッ!?
も、もしかしてローエンス! そういうことなの!?
「……そうよね。あなたは、もう十三歳だものね」
失念していたわ。ローエンスだって、いつまでも無垢な子どもじゃないわよね。
あれだけ毎日、私とエッチな修行をしていたんだもの。
……ムラムラしてしょうがないわけよね!? 我慢できないわけよね!? 私と本番したいわけね!?
いつかローエンスが「師匠~、僕、アソコが変な感じなんです~」と言ってきたら「あらあら~。じゃあ私が看て・ア・ゲ・ル♡」って感じにお世話してあげる予定だったけど……はぁ~ん。ついにこの日が来てしまったのね。
いいわ、ローエンス。師匠として、私が責任を持って、あなたの性の目覚めを受け止めてあげる!
……まあ、私も初めてだけど。
でも大丈夫だいじょうぶ! きっとヤレるわ! 気持ちの問題よ! なめんじゃないわよ! 私、魔女よ!?
「……わかったわ、ローエンス。いらっしゃい」
「本当ですか!? あ、ありがとうございます師匠! ……やっと、やっと認めてくださったんですね!?」
はぁ~ん、そんなにがっつくように喜んじゃってもう~。
エッチなんだから~。
「じゃあ、早速準備しなくちゃいけないわね」
シャワーとか、ベッドメイキングとか。
「そうですね! いろいろと道具とか必要ですし」
道具!? いきなりマニアックね!
ああ! さては私のせいで性癖が歪んでしまったのね!? ごめんなさいローエンス! ちゃんと受け止めてあげるからね!
「では、行きましょうか師匠! ──モンスター退治に!」
「……」
……え?
そっち?
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