第2話プレゼントを手配する

「おいっ、そこっ!タバコ休憩が多すぎる、さっさと荷物を運べよ!」

赤鼻は、現場を指示した。

「赤鼻さん、15時におもちゃを乗せた10トントラックが到着します」

「分かった!」 

「赤鼻さん、市役所の方が来てます」

「君が対応してくれ」 

プレゼントは、一機の飛行機では間に合わず、貨物機を準備させていた。


「よう、赤鼻、どんな塩梅だ?」

と、サンタクロースが言った。

「Jー033よ、ま、おいらに任せろ!」 

「なかなか、良い仕事するなぁ〜」

「まぁね」


プレゼントがすべて、集められ、飛行機に乗せられて、ラッシング作業員が飛行機の貨物機にプレゼントの入った箱を固定した。ラッシングすると、安定して崩れないのだ。


PJに乗ったJー033と赤鼻は、フランス料理を食べながらシャンベルタンで乾杯した。

「日本まで、14時間だな?旦那」

「赤鼻、今回の給料ははずむからな」

「大体のプレゼントは、宅急便だろ?」

「あぁ、また、日赤病院の子たちには俺が直々にプレゼントを配る」 

「旦那!サンタの能力で色んなヒーローに変身出来るだろ?今回は、ヒーローに変身したらどうだ?仮面ライダーとか」

鴨肉をナイフで、切りフォークで口に運んだJー033は、

「そのつもりだよ!今変身してやろうか?」

「いいよ、見たい見たい」


「ア〜バラ〜」

「お、お前はカニレーザーだな!」


カニレーザーは額の額帯鏡から、レーザービームを照射した。

そして、飛行機一部が破壊された。

「旦那!もう良いよ」

「ア〜バラ〜」 

「俺も変身する、トゥッ」

「あ、おまえはV3」

「ダブルタイフーンのV3」


カニレーザーは、元のサンタクロースに、戻った。V3もトナカイに戻った。

これ、使えるねと。2人で話して食事を続けた。

元はカニレーザーのサンタクロース、V3の赤鼻。

だが、2人の変身レパートリーは多い。

飛行機は太平洋の上空を、飛行している。

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