予言

結局、あれ以来姉さんと会うことはなかった。

でも、姉さんが交通事故で亡くなる1日前。

一つの封筒が届いた。


『香奈。元気にしていますか?私は明日死ぬけど、今は元気。

 さて、私は今日、早く寝なきゃいけないの。未来が変わっちゃうからね。

 香奈には言ってなかったけど、未来を変えても、結末は変わらないの。

 私が死ぬことは確定していて、覆すことはできない。

 変えると、もっと痛くて辛いことで死ぬ可能性が出てしまう。

 まあ、あんまり時間がないから、本題に移るね。

 これは遺書です。筆跡鑑定に出したらわかるけど、本物。

 前も言ったけど、私の子供をよろしく。あの人はもういないから。

 私の保険金は、ぜーんぶ香奈に任せた!よくわかんないけど、私の持ってるお金は全部家

 の食器棚の一番上の端に金庫があって、番号は0000。

 通帳とかも全部入っています。

 あと、あの子の情報も記しとこっか。

 小5、あぁ、でも春休みだから、小6なのかな。

 女子、金髪、茶色の目。顔最強。中身もいいけど、私が死んで、多分壊れると思う。

 でも、中身は変わらない。でも、表情が消えると思う。

 その子は、後に香奈にとって重要なものになる。

 いきなりこんなもの送ってごめんね。じゃあね。』


「後に香奈にとって重要なものになる……ね。」


思わず呟いてしまう。

本当に、そうなのだろうか。

疑問に思ったけど、姉さんの言うことに間違えはない。絶対に。

なので、とりあえず信じることにした。

そして、この遺書は絶対に無くしてはならない。

これは、世界一当たる占い師の、最後の予言なのだから。


今は、信じるしかない。



次の日、姉さんが死んだことを、私は知った。

交通事故。アクセルとブレーキを踏み間違えて衝突。

姉さんは、まるで子供を守るように、こうなることがわかっていたような位置にいたため、子供は無事だった。警察は、とても不思議がっていたそうだ。

でも、警察によると、もっと不思議なことがあったらしい。


子供だ。


子供は、泣きもせず、叫びもせず、ただぼーっと突っ立っていた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


やばい、文字数少ない!?(@_@)

と言うことで、今とても焦っています。(;´д`)


読んでくれて、ありがとうございました。

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