第3話

は〜は〜さすがにもう無理だこれ以上は無理だ。息をどんなに、吸っても体が追いついてこない。心臓の音が耳に響く、いや体全体に響き渡る。体全身から滝のように汗が流れ出る。これだけ逃げたらあいつらも諦めてくれないかな。俺は、限界が近い体にムチをうつつもりで足を止めずなんとか近くのベンチに座り込む。


「はい、お兄さん喉乾いたでしょ?一気飲みしないようにゆっくり飲んでね」んっ誰だろう?だが今は構わない、体が水分を求めてやまない。おれは、ドリンクを受け取ると一気飲みしないでと忠告を受けたにも関わらず一気に飲み干してしまう。


「あ〜、せっかく忠告してあげたのに仕方ないお兄さんだな。」体に水分が入り少しだが頭が動き始めドリンクをくれた人にお礼をしようと顔をみると、俺を追いかけてきた女だった。まっまっ口が上手く動かない。せっかく頑張って振り切ったと思ったのに俺にはやっぱり不幸しかこないのか。


「あ~お兄さん今更だけどごめんね〜、あとは、目が覚めた時にゆっくり話そうね」何言ってるんだこいつは?目が覚めたときって疲れ切って体は、動かないけど目はしっかり覚めて・・・る・・ぞ。あれっなんだ急に眠気で意識が保たない?この女さっきのドリンクに一服もりやがったな。ちくしょう目が覚めたら覚えとけよ。


「うわ〜絶対私このお兄さんに恨まれちゃったよね。意識が朦朧としてるはずなのに、しっかり私のこと睨んできたし、でも安心してお兄さん。お兄さんは私の命を助けてくれた。今度は私がお兄さんを助けるからね。それに助けてくれた時はかっこよかったけど今のこの寝顔とかかわいいじゃん」お兄さんがベンチから落ちないように膝枕をしてあげて、あとは、目が覚めるまで家で休んでもらおう。


「私だけど、場所は分かる?そうその公園のベンチで、お兄さんを確保したから。このお兄さんは、私の恩人だから丁重に家まで運んで休ませてあげて。仕方ないことだったけどかなり追い詰めちゃったから肉体も精神的にもだから私の名においてこのお兄さんは私の保護化に入ることをみんなに先に伝えておいて」




ただいまカクヨムコンにラブコメと異世界ファンタジーで参加しています。初めての参加ですが、次へのモチベーションなどを上げるために少しでも順位を上げたいのでフォローや面白いと思えたら星やレビューを少しでもいただけたら歓喜のダンスを踊って次の話も頑張れます。皆様の応援お願いします


https://kakuyomu.jp/works/16817330663200483402


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