研修は2泊3日にわたり行われる。

賑やかな商店街から少し離れたところにポツンと建っている研修所。

少し古びている感じが昔から使われてきた歴史を感じる。

緊張しながら教室に入ると懐かしい声が聞こえてきた。

「春美〜！」

1年目の時に部署が同じでタバコ仲間の加藤ゆうきだった。

「ゆうき！久しぶりだね！元気だった？」

「元気だったよ〜！研修2泊3日もあるとか長すぎだよね〜頑張ろ！」

「ね〜頑張ろ！時間あったら一緒に喫煙所行きたいね！」

「行きたい！」

ゆうきと別れて席につく。

しばらくすると空きがあった席も埋まり、講師の人が入ってきた。

「えー今から講義を始めます。3日間、長い時間大変だと思いますがよろしくお願いします。｣

そんな感じで始まった研修、１日目は講義の詰め合わせであっという間に時間が過ぎていった。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい