第1話

私はある企業で経理の仕事をしている。


高校卒業と同時に就職し、今では社会人3年目になる。


「中島さん、ちょっといいかな。」


係長から呼ばれた。


「なんでしょうか。」


「今ここきて何年目だっけ。」


「3年目になります。」


「あぁそうかそうか。そしたら研修の話とか聞いてる?」


「いえ何も…。」


「何も聞いてないのか。3年目になるとある程度業務に慣れてきたという事で他の業務についての知識も付ける研修があるんだ。君も参加することになるから、色々準備しといて。」


「分かりました。」


研修か、だるいなと思いながらも3年目の社員が参加する研修という事は同期が集まると考えると楽しみにも感じていた。

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