運命の定義

@harumonsta

プロローグ

私は彼から目が離せなかった。


彼は閑散とした喫煙所で1人、イヤホンをつけながらタバコを吸っていた。


「素敵だ」


咄嗟にそう思った。


じっと見つめていると、彼と目が合ってしまった。


私は慌てて目をそらし、逃げるようにその場を離れた。


話すことは無いだろうと思っていた、その時までは__。

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