<簡単解説>

・世界

魔導王国マギパステルのある世界は、剣と魔法のファンタジー世界である。

しかし、文明レベルは比較的高く、学園の制度などはかなり現代的。

街道や町並みなどもかなり整備されており、貴族であれば魔術を使った機械馬車などを使うこともある。

産業革命前後のイギリスが比較的イメージに近い。

また、食文化も現代的なものが多く、全体的に中世よりも近代に近い比較的暮らしやすい世界である。


また、魔物等も存在し、それを倒す冒険者や冒険者ギルドも存在するが、今のところ本編でそういった要素が出てくることはない。


・魔導王国マギパステル

魔術の国、大陸一の大国であり、その治世は賢王フィオルディア・マギパステルのもと安定している。

魔導学園パレットを有する学術都市でもあり、魔術師は知恵者であるという認識が強い。

特に平民でありながらパレットに通うことのできる特待生という立場は、抜きん出た魔術の天才に与えられる評価であり、国は特待生として学園を卒業した生徒を平民であっても重用してきた。

そういった歴史的な流れから、平民でありながら特待生となり、卒業後は功績を残し貴族位を与えられ、王族がその特待生に降嫁したという例は少ないながらも存在する。


・魔導学園パレット。

現実における大学制度を採用した高校といったシステムの学園。進学には単位が必要で、それを取るための必須講義と選択講義がある。

大学と比べると必須講義の比重が高く、必須講義を受けるためのクラス分けが行われている。

そのためクラスで受ける必須講義は高校のような感じで、選択講義は大学のような感じ。

基本的に貴族であれば誰でも入れる関係で、学生の質が極端。運が悪いとハイムのように特待生という特別な立場でありながら、平民として蔑まれることもある。


・ハイム

平民でありながら特待生であり、魔導学園パレットでも二人しかいない満点で試験を突破した天才。

魔術の虫とでも言うべき魔術オタク、魔術は学べば学ぶだけ成長するため、魔術を学んで成長する喜びに取り憑かれている。魔術を学んで強くなるのが楽しいというゲーマー気質。

ただし、学園ではクラスメイトに迫害されていることもあり、魔術以外の自尊心が低くなってしまっている。


・フィーア・カラット/ステラフィア・マギパステル

ハイムの隣の席に座る、クラスで唯一ハイムに優しくしてくれる女子。

誰にでも優しいその性格から、人気は高い。男子に好かれやすいこともあって、女子からは嫉妬の対象にされかねない立場だが、本人の愛嬌とコミュ力で比較的クラスの女子から嫌われていない。

ただし、普段クラスメイトと行動を共にすることがないため友人はいない。むしろクラスの外には若干友人がいる。

その正体はマギパステル第三王女ステラフィア・マギパステル。

王族に伝わる認識阻害の魔術を用いて、身分を偽り学園に通っている。

王女としてはその美貌と愛想の良さから国民に絶大な人気を誇る。

しかし后妃の子ではないため、王族としての格は低い。

ハイムのことが好き。

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