第6評 池田のお蔦狸~野栗~

作品名:池田のお蔦狸

https://kakuyomu.jp/works/16817330656680331483

作者:野栗

https://kakuyomu.jp/users/yysh8226




※注意

私は今まで、感想を書く機会がたくさんありました。オプチャや自主企画に参加した時はそれはそれは10~20作品以上感想を書いていたと思います。ただ、そこでの感想は人に嫌われないようにすることを気にするがあまり、本当の事を言えないというジレンマに囚われてしまったような気がします。良いところを探して言い、言い方は悪いですが、良くない部分は敢えて伏せる。そんなやり方に限界を感じてきたので、今回の企画を立ち上げました。何が言いたいのかといいますと、今回のレビューはかなり辛口です。しかし、作者さんを懲らしめようとか嫌がらせをしてやろうという気持ちは一切ありません。ただただ、純粋に読んで、私自身が感じたこと、もっとこうした方が良くなると思うことを列挙しています。ただ、何度もお伝えしている通り、私はプロでも何でもないですし、私の意見が全てだとは微塵も思っていません。なので、あまり真に受けずに、こういう人もいるんだなぁと思っていただけると幸いです。




●総評

今回は話数が少ないので、異例ですが総評のみでレビューを行わせていただきます。まず、話のアイデアとしては面白いと思いました。化け狸と野球を絡めたものは今まで見たことがなかったので新鮮で面白いと思いました。しかし、疑問点も多く感じました。箇条書きさせていただきます。

・かずちゃんと山城のおばちゃんは誰?どんな関係?親戚?

・化け狸の寿命がかなり長いと感じるが、これは何らかの理由があるのか?

・お蔦の性別は雌?男の振り(化けて)をしていたということ?女房の狸の性別は?

・1話は山城のおばちゃんの語りで2話、3話はお蔦視点の話ということですか?

・あとここが一番疑問なのですが、狸は人間に化けているのか、それとも元々いる人間に憑依している(意識を乗っ取っている)のかどちらか分かりませんでした。


最初は甲子園で活躍した狸が監督になって甲子園常連高校にする熱血の話なのかなと思ったのですが、何かそれ以降はプロ野球編がいきなり始まって困惑しました。インタビューでも読者に読んでほしい場所は甲子園の場所と回答されているので、試合の描写とかももっと長編で丁寧に描写した方がいいです。また、鈴木と名乗った狸が新球団を作るという展開には驚きましたが、結局お蔦が徳島に帰る展開になったのと、鈴木は新球団を作れなかったと知って落胆しました。短編という話の構成上仕方のないことなのかしれませんが、ここは新しい球団に行った方が面白かったです。というか甲子園を中心にした方が良かったかなと思います。3話の鈴木との意味深な会話の描写がありましたが、それが無駄になってしまった気がします。あと、七匹の子だぬきが急に出てきましたが、あれは一体なんでしょうか?また、しまうま様もコメント欄でおっしゃっていましたが、話の起伏というか波が常に一定な気がします。もっと読者が盛り上がるような展開を意識されるといいかなと思います。



◆◇以後作者さんインタビューです。◇◆




1.簡単にあなたの事を教えてください。


――徳島県生まれです。




2.カクヨムを利用し始めたきっかけは?


――昨秋書き始めた作品を置く場所&書き手の皆様との交流の場として、今年の初めに登録しました。




3.小説を書くことにおいて、どういった部分に魅力を感じるか?


――自分の体験や、上の世代から聞いた昔の徳島の話をストーリーの中に落とし込んでいけるところ。




4.あなたがこれまで読んできた小説の中で、最も影響を受けた作品を教えてください。


――「この作品」というものは特にはないです。




5.小説を書く上で最も大切だと感じることは?


――社会の中に存在する差別や偏見を助長する内容にしないこと。




6.あなたの作品に登場するキャラのこだわりを教えてください。


――高校球児役は必ず!!変化術を得意とする動物(狸猫狐)です! ここは絶対に譲れません🐾🐾




7.あなたの作品の中で、読者に一番読んで欲しいシーンはどこですか?


――阿波のたぬぽんどもが高校球児に化けて活躍する場面です🐾





8.将来的にカクコンなどで賞を取ることを目指していますか?また、あなたは小説家を志望してますか?


――どちらも全く考えていません。




9.もし、あなたの小説がアニメ化、映画化されるとしたら、主題歌は誰に歌って貰いたいですか?差し支えなければ、主人公やその他キャラの声優さんを誰にしたいかもお聞きしたいです。


――あり得ない話なので答えにくいのですが、最低限阿波弁をきちんと使いこなせる方でないとね! なんちゃって🐾

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