第3話 なんでそうなる?

和虎と夕陽兄妹の会話を聞いていた人物がいた

名前は明香里(あかり)は2人と同じ高校に通っていて、明香里と和虎は同じクラスだ。

明香里は高校に入ってから2年間和虎の事を思い続けていた。

だが彼の周りにはいつも妹の夕陽がいてなかなか2人っきりで喋る状況にならない。

クラスで話そうにも明香里はクラス委員でなかなか話す時間が無い。そして高校に入ってからまだ和虎とRAM交換もしていない。だから休日に遊びに誘う事も出来ずにいた。

「なんでいつもいつもあの子は和君に引っ付いているのかなぁ〜いつもいつもベタベタして私が話しかけようとするといつも邪魔してくるし、」

すると下駄箱で和虎と会った。

「おはよう委員長」

「おはよう和虎君。」そういつもこんな会話しかできていない。でも今日こそは

「和虎君、あ、あのー」

「何委員長」

「わ、私とRAM交換してくれないかな?」

「いいよ、ちょっと待ってID見せるから」

「うん」やったー!やっと和虎君とRAM交換できると喜んでいると、

「お兄ぃ時間、間に合わなくなっちゃうよ?

明香里先輩も急ぎましょ?」

「まじか!急ごう委員長」

「う、うん」また、邪魔されたと思っていると

前から「お兄ぃはあげないよ?先輩」

「和虎君は君の物でも無いでしょ?夕陽さん」

「何の話してんだ?SHR遅れるぞー」と前を歩いていた、和虎が言った。

「うん」 「お兄ぃまた放課後ね」

「わかったよ、夕陽」

「じゃまた〜先〜輩」

「和虎君は私が絶対貰うから」

「お兄ぃ絶対あげない」

「じゃゲームしましょう。先輩」

「なんのゲーム?」

「どっちがお兄ぃを楽しませる事ができるかゲーム」

「いいわよ、勝ったらどうするの?」

「お兄ぃを1日独占権ってのはどうかな?」

「乗った。」

「俺の拒否権は?」

「「却下!!」」

「お、おう」この2人仲良いのか悪いのかわかんないな、

「お前ら遅れるぞ」と先生が横を通り過ぎて行った。

「この話は一旦終わり、帰りに話しながら帰ったらどうだ?」

「わかったわ」「お兄ぃが言うなら帰りに先輩いても構わないよ」

「じゃ一旦解散。」




ー放課後ー

「お兄ぃお腹空いた、なんか買って〜」

「しょうがないなぁ、でも家帰ったらご飯用意してあるから1つなー」

「うん、ありがとお兄ぃ大好き!」と抱きついてきた。

(可愛いな、おい」

「こら、夕陽人前ではやめろって朝言っただろ?」

「はーい」

「すみません、委員長話し合うつもりが、明日の朝食の買い出し手伝ってもらって」

「別にいいわよ、このくらい」

「お兄ぃ」

「どうした?」

「眠い」

「ゲームの話するんじゃなかったのかよ?」

「わかった。お兄ぃ今週の土日休みだよね?」

「あぁ、今週の土日はバイト休みだ。(俺は休みの日は基本バイトしている)」

「じゃ今週の土日ゲームしよ。私が土曜日

先輩が日曜日で、」

「ちょい待て、夕陽俺の休みは?」

「無いよ?お兄ぃ私たちのゲームのためにせっかくの休み使わせて悪いんだけどもし私が勝ったらお兄ぃを楽しませてあげるよ。」

「わかったよ。でもいいんですか?委員長」

「何がよ」

「せっかくの休み俺なんかに使って」

「いいわよ、どうせ暇だったし」

「先輩も勝ってお兄ぃ独占したいだけだもんね〜」

「ち、違うわよ」と顔を真っ赤にして否定している。

「夕陽そこまで、あんまり先輩をいじめちゃダメだよ」「わかったお兄ぃ」

「じゃ日時とかの諸々決めるためにRAM交換しときましょうか」

「そ、そうだね(やった〜!)」

それから俺たちは買い物を終え帰路に着いたのだが何故か俺を挟む形で歩かれ若干歩きずらい

「もう少し離れて歩きません?歩きずらいんですけど」

「「嫌!!」」

(なんでこうなるんだよ!)と心の中で叫んだ











今回はここまでとさせて頂きます。どうだったでしょうか?明香里の恋路を邪魔する夕陽その事に全く気づいていない和虎これから2人は和虎を取り合うのですが後何人かヒロインが出てきます。乞うご期待!!

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