第10話「感情不足」

絶対的な不幸、不遇を

何故、世間に問うている

この世界はそもそも因果や確率など

自然現象が常なのだ

そこに人が迷い込んだから

命なんて言う価値が生まれた


そもそも人は

どうしていつも競争してる

動物は、腹を満たせば満足

なのに人は、地位を求めてる

その競争、ほんと必要か?


まぁ人類が世界を握ったのも

そういった競争心があったからか

まーいいんじゃない

上手い生き方だよ


だからって感情まで持ち合わせるのは

生産性に欠けるんじゃないか


人を使い物に出来なくして

それで腹が膨れるか?

ああ、そうか君たち人間は

感情も満たす必要があるのか


ほんとに、利口なのかバカなのか

わからないや


まぁ生きればいい

感情を満たしたら次は何をするやら

殺しも虐待も

命を軽視してるからできるものだ


まー人は大量にいる

多少、傷つけてたところで

世界は廻るか


そうだな生きればいいさ

嫌ってのけぞって

背いて省いて

その立っている現実を満足させるまで


生きればいいさ

感情という見栄を持ちながらね

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