第3話「詐欺の脳」

真実は二極化している

真実にある誠

嘘になる誠だ


この双方は

天と地ほどの差分がある

真実とは何か

それは偽れない真っ当なものだ

誰もが善意的に思える事柄である


だが嘘にある誠とは

受け子の事である

信じ込まされた真実

植え込まれた真実

それが嘘に立つ誠である


信じたが故に

行動に嘘はない

問いただしても

そう強く信じていたのだから

罪には問えない


そして大本を叩こうにも

大本は俺の教えた事と違うと言い張る

この禅問答が警察さえ跳ねのける


つまりは信じ込むとは

それだけで強く、敵視できない、純真な心である

さぁ受け子たちよ


その信じ込んだ間違えを

今一度考えろ

法でさばけぬ

その逸脱した精神的欠点を

今一度、我に返って考えろ


でなくては

影の権力者によって殺されるだろう

それは言わなくてもいいが

警察である


裁けぬ悪にさえ断罪を言い渡す悪が居る

それを忘れるな

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