第2話「闇を習え」

自適な齟齬関係

そもそも

金と才は同列ではない

才能に応じた社会ではそもそもないのだ


勉学を習うが

それも道徳的な

社会規範を守らせる為の

犯罪の抑止力である


では世界とは何か

金で成り立ち情で搾取する

アパシーの地獄絵図と同義だ


この社会関係にある審議など

ただの馬鹿癖がついた

子供のチャカに過ぎない


いいか

世界とは初めから

計画された未来に

沿わせるための感慨を植え込んでるに過ぎない

功労者を唄う権力者が

裏では、千ケースのワインの蔵に籠り

汗水流さず


ただ惰眠と往来を闊歩する

実に不適、甚だしい

だがそれが世界である


才能ではない

悪知恵に根差した

冒涜的な世界なのだ


いいか

今一度

問う


社会を習うとは

傀儡になるという事だ

金を得たいなら


闇を習え

それぞ最も早き成功だ。

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