詩集「正気ノ犯人」(完)
不可世
第1話「架空利息」
正しい罪
その値打ちは計り知れない
金で買えるのは正義で在り
既に出来上がった法律も
大富豪を肥やす
造りをしてる
一般大衆とは
同格に得れない
無関係の数多の条
その利害に一致しない
判然としない物議があり
この社会の仕組みにさえ
資金繰りが成され
税という名の
不労所得が絶大な支配者を肥やす
一体、何を立てれば
そこまで反大衆的に
独善的な理を並べるか
この空気に含まれる
酸素さえ、市販される始末だ
私たちは常に社会性という檻の中で
飼いならされ
その真っ当性を問うにも
世界を指揮する者と
私たちの間には
絶対的に異なる位置関係を成され
訴え様にも
金を搾取される始末
世界で勝ち残るには
忠実に法を見抜き
合理的な解釈で
正しき罪を成すことだ
それは借金をして
国に影響を与え
利息から生まれる
補填利益を国に献上することだ
見えない金
それが国を育てている
闇金である
今一度問う、
この社会に
働くなどという邪道な道は
むしろ酷
借金を建てよ
そして国と癒着せよ
それぞ、富豪の道である。
まさかね・・・
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