9・イドラ=ル会戦(3)~竜の宴

 南の本営に戻ると、ジャライルが喜色満面という顔で二人のほうへ駆けよってきた。鎧こそ着ているものの、すでに兜を脱ぎいつもの布を巻いているおかげで、頭部の鮮やかさがことさら目立ち、書物で見た南方の派手な鳥のようである。

「大勝利ですぞ、〈盟主〉!」

 先に馬からおりたマーシスの手を握り、未だ興奮冷めやらぬという目でジャライルがまくしたてる。

「降伏したアスリングリッド軍は別として、他はほぼ壊滅という様相。味方の損失も想定より少ない。まさに大勝利というべき勝利でしょう」

「それはなにより」

 サーフィルがまだ馬上にいるのは、ジャライルを警戒してのことだろう。話が自分にこないよう避けている。

「この勢いならばハビ=リョウ攻略もそう難しいものではありますまい。まずは勝利の宴――と言いたいところですが、実は〈盟主〉に是非ともお会いしたいという御方が」

「わたしに?」

 こちらの手を握ったままジャライルがうなずく。

「妃殿下にございます」

「あの御方か」

 この場で妃殿下と呼ばれるのはただ一人だ。ノンディの手の者を使いハビ=リョウから〝招いた〟、アスリングリッド王国の王妃、セイレーネ。

「ライスン卿と話をしておりましたが、どうしても〈盟主〉にお話ししたいことがあると。どうなさいます」

 ようやくジャライルが手を離した。

 マーシスは少し考え、サーフィルのほうをむく。

「サーフィル。こちらの損害をまとめてオーシャに報告してくれるか。帰った者たちの褒賞と、できれば沐浴の準備もだ」

「わかった」

 サーフィルが離れると、兵たちもサーフィルについていく。ジャライルが人を呼び、マーシスの馬をとらせた。

「では参りましょうか。〈竜王子〉不在なのは残念ですが」

 マーシスは兜を脱ぎ、歩きだすジャライルについていく。

 彼が行こうとしているのはクレイグの陣の奥。貴人を預かるなら物資が豊かなクレイグが一番適しているだろうと頼んだのは、他ならぬマーシスだ。

「大回りでの北進、お見事でした」

 南に布陣したクレイグ軍のうち三千を、対パルフェンとして北にもっていく――これを発案したのは自分だが、こうもうまくいくとは思わなかった。

「サーフィル卿の先導のおかげです。実に見事な指揮でした」

「クレイグの損害は」

「まだ正確な数は出しておりませんが、死人はおらず、負傷者が二百から三百というところかと。完全な不意打ちになりましたので損害も少なく」

 ジャライルは変わらず笑顔だ。

 彼が北からの攻撃を引き受けたのは理由がある。

 北東部にはカナレイアの糧食が備蓄されている、それを話したところ、ジャライルは「それはそれは素晴らしい」とにこやかな顔になった。今ごろその糧食はクレイグの陣に運ばれているだろう。

「わたしよりも先に戻っているとは思わなかった」

「パルフェンが崩れるのが早うございましたからな。それに、サーフィル卿が『ここは自分にまかせてやるべきことをやれ』とおおせゆえ、こちらは甘えさせていただいた次第」

「そうでしたか」

 少しでも早くジャライルと離れたかったのだろう。あれはそういう竜だ。

 陣の後方、クレイグ軍を中心とした補給部隊のそばに大きな傘が立てられている。その下に椅子に座る婦人とその婦人につき従う女性が一人。彼女らはマーシスより年長だが、座る婦人にしがみついている子供だけはマーシスより若い。まだ十をこえたかというところだろう。

 子供をあやしていた婦人がこちらに気づいた。ジャライルが足を止め、貴人への礼をとる。クレイグとアスリングリッドならばアスリングリッドのほうが古く格が高い。かの国には大陸東部きっての商業都市もあり、かねてより両国の交流は深いとも聞いている。

 その割に、女性たちの目線がそこに留まったジャライルではなく、こちらにむいているのが気になった。

 即席であつらえたにしては上等な席の前まできて、マーシスは膝をつき兜を置いて頭を垂れる。

「妃殿下、このような姿で御前に参る無礼をお許しください。マーシス・ディート・ナクル、御前に」

「雨の戦場を駆けまわった者の装いをどうして咎めることがありましょう。顔をお上げくださいまし」

 マーシスが目にしたのは、往年の美貌が目に浮かぶような五十代の婦人だった。

 時を経て若さを失った代わりに、別の稀なるものを得ていると確信できる、強いが穏やかなまなざし。白い髪を結いあげ、王妃としてはつつましやかなドレスをまとってはいるが、それでも気品はまったく損なわれていない。

 セイレーネ・アスリングリッド。出自はそれほど高くないながらも、かの国の王がどうしてもと妃に望んだ才媛だと聞く。ノンディが「もっともよき外交官の一人」と、彼らしからぬ絶賛をもって評した女性だ。

「妾たちを助けてくださったこと、なにより我が夫の片腕たるライスンを生かしてくださったこと、感謝いたします」

「御礼には及びません。それはこちらにも利があるとみて行ったこと。加えてライスン卿の判断あってのものでございます」

 じっと王妃はこちらを見ている。

「それでも恩義に礼の一つも言えぬとあっては、我が夫の名にも傷がつきましょう。マーシス陛下、あらためて感謝と――このたびの〈新盟〉に加わることができなかったお詫びを」

「加わった国にも加わらなかった国にもそれぞれの事情がありましょう。新たな〈盟〉に加わらなかったからといって、その国を冷遇するようなことはございません。――ましてやアスリングリッドは、殿下と王子、王の片腕を人質にとられていたようなもの。王が動けぬのも無理はありません」

 無礼にならぬよう気を遣いつつ、マーシスは王妃の姿からその意図をうかがう。

 ノンディが褒めるような人物が、ただ社交辞令を述べるために自分を呼んだとは考えづらい。

 沈着さに優美さを兼ね備えた王妃が静かに言う。

「この次はどうなさるおつもりですか」

「ハビ=リョウを落とし、〈盟王〉を討ちます」

 こちらの即答に王妃は沈黙した。彼女に予想できないような答えではなかったはずだが。

「殿下?」

「……あの都には、妾の同胞がいます」

 セイレーネが目を伏せる。思いだしたくないものから逃れようとするように。

「妾と同じように国から離れ、ハビ=リョウに留まらざるを得なかった妃や子供たちです。この者たちは」

「ハビ=リョウの住民に危害を加えるつもりはありません」

 マーシスは答える。

「狙いは〈盟王〉と彼に長年仕えた宰相。その他の者には被害が及ばぬよう図っているところです」

「ならば、ハビ=リョウに手紙を送ることはできますか」

 セイレーネが顔を上げる。その双眸が涙をたたえているのが見えた。

「妾と同じ立場の女性たちに、〈新盟〉のこと、ナクルの王の言葉を伝えたいのです」

 ――王妃の狙いはこれか。

 第一にハビ=リョウにいる各国の王家の子女たちの安全。第二にそれを保証することで、〈新盟〉に加わっていない国々の動きも抑えるつもりだ。

「妾を助けだした者たちがいるならば、もう一度入ることは」

「おっしゃるとおり、難しいことではありません」

 マーシスはうなずく。

 まだハビ=リョウは包囲されておらず、街道の封鎖もされていない。人よりも物のほうがやりとりもたやすいものだ。

「明日の朝までにお渡しくだされば、明日中に相手のもとに届きましょう」

「わかりました。では五通ほどお願いいたします」

 彼女の中ではもう、渡す相手もその文面も決まっているのだろう。こちらとしてもハビ=リョウの混乱の種が一つ減るのは望ましいことだから、否というはずもない。

 セイレーネが、王子の手をそっとどけた。いぶかしむ婦人と子の前で彼女は立ちあがる。彼女はそのまま歩き、マーシスの前へとやってきて膝をついた。

「――殿下」

「……ようやく、本当のことが言えます」

 震えた声は先ほどとは別人のように違う。少しこけた頬に涙がつたっていた。

「髪も目も、本当にユウルにそっくり。今の貴方をユウルが見たら、どんなに喜んだことか」

 他人からその名を聞くのは久しぶりのことだった。

「母を御存知なのですか」

「多くの同胞の中でも、彼女といるときがハビ=リョウでもっとも心安らぐときでした」

 震える手がマーシスの髪に触れてくる。もうないものを惜しみ、いとおしむように。

「九年前、陛下がハビ=リョウに来ていたことを妾は知っていました。でもどうしても会えなかった」

 ごめんなさい、とセイレーネは涙を流す。その顔は王妃というよりも、一人の、慈愛に満ちた女性のものに変わっていた。

「幼いユウルの子に残酷なことを言うものではない。そう自分に言い訳をしました。その後でもずっと伝えることはできたはずなのに、今日まできてしまった」

「……殿下は御存知なのですね。母と――〈盟王〉、宰相たちとのあいだになにがあったか」

 〈盟王〉と宰相。この二つの言葉で王妃が息をのむ。

「陛下は、すでに」

「パルフェンが口を滑らせました」

 マーシスはセイレーネの手をとる。

「どうか御自身をお責めにならないでください。殿下の判断は正しかったのです」

 思っていたよりもずっとその手は細かった。まだ彼女の手は震えている。

「起こったことをありのまま伝えるのが最善とはかぎらない。これをあのころのわたしが聞いても耐えられなかったかもしれません。――きっと母も同じことを言うはずです」

 まだ涙を流すセイレーネを見て、もう一つのことがわかってしまった。

 母が受けた仕打ちはあまりに酷く、重い。どれだけ親しい間柄でも伝えるのに躊躇するような話だ。

 それを彼女は知っている。


 ――あの都には妾の同胞がいます。


 ハビ=リョウにいる出身、おそらくは年齢も違う〝同胞〟。その連帯を強めたものがなにか。

「一つだけ、残酷なことをお訊きします。嫌なら答えずとも、わたしを殴っていただいてもかまいません」

 己は卑怯だ。この女性がそんなことをするはずがないとわかっていて、こんな言葉をつむぐのだから。

「母が受けたことについて、殿下は御存知だった。おそらくは殿下の〝同胞〟の方々も。……けれどもあの都では誰も口にはしなかった。わざわざ口にする必要がなかったからです。それでも皆が知っていて、わかっていた。――違いますか?」

 セイレーネがうなずく。

 母がどのような目にあったか、彼女は知っていた。

 人から話を聞かずとも物事を知る方法は二つ。

 推測するか――〝その場〟で見聞きするかだ。

「……無礼以前の問い、お許しください」

 マーシスは頭を下げる。いいえ、とか細い声がした。

「誰かが言わねば、伝えねばならぬことでした。……妾が最後にユウルに会ったのは、〈白の城〉の地下。それからどうなったのかは妾もわかりません。亡くなったと聞いて、せめて遺骸を弔わせてほしいと〈盟王〉に訴えましたが――」

 彼女の立場で〈盟王〉に訴えるなど命がけのはずだ。それでも動かずにはいられなかったのだろう。

「〈盟王〉は応じなかったのですね」

「『もう終わった』と」

 いちいち人を弔うような人物には思えなかったが、〈盟王〉がどんな意図をもってそう答えたのかは判断がつきかねた。

「……御心をえぐるようなことばかり申し上げました。重ねてお詫びいたします」

 ようやく震えが止まった王妃の手を離し、まだ流れる涙をぬぐおうとして、自分の手が女性の顔に触れるには汚れすぎていることにマーシスは気づく。

「なにか御用があればなんなりとお申しつけください。御自身のことだけでなく、御子や〝同胞〟のためであってもかまいませんので」

「お気遣いありがとうございます、陛下」

 顔をあげたセイレーネが「あ」とつぶやく。

 彼女はマーシスの後方の空を見ている。ふりかえればまだ残る雲を背に、一頭の竜が近づいてきていた。色は茶色で大きさは中くらいの猛禽ぐらい。

「……コグ」

 名を呼んだ竜は空中を滑るようにマーシスのもとにやってきて、左腕にとまった。

「ナクルの王には竜がついている、という話は何度も耳にしましたが」

 セイレーネが不思議そうに茶色い竜を眺めている。

「いつもいるのはこの竜とは別の竜です。この竜、コグは今日の戦いのために力を借りました」

 昔、二月ほどを一緒にすごした竜は、不思議な術を使える竜だった。

 ナクル出発前、竜が使う、人や獣の耳目を鈍らせる術――それを戦場でできないかと〈竜の友〉にもちかけたのはマーシスで、〈竜の友〉ゴーチェはけしていい顔をしなかったが、「竜に訊いてみるといい」とコグを呼んでくれた。

「すごいな、敵陣まるごと術をかけられるとは思わなかった」

 マーシスは自慢げに首をのばすコグの顎を撫でてやる。それをセイレーネが興味深そうに見ていた。

「竜を見るのは初めてですか?」

「ええ」

 コグのほうも初めて見る女性に興味津々らしい。何度も首を動かしていろんな方向から王妃の顔を見ている。

「コグ、わたしの母の友人だ」

 この竜は自分と初めて会ったときもこんな感じだった。人間というものに興味を抱く若い竜。

「セイレーネ・アスリングリッドと申します、尊き御方」

 王妃が名乗ると、コグは彼女にむけてゆっくりと翼を広げて応じてみせた。そして右の翼だけを前に寄せ、首ごと深々と頭を下げる。

「まあ!」

 空元気ではない。本物の明るい声だった。

「妾は竜を目にしたのも、このように丁寧なお返しをいただいたのも初めてですけれど――どの竜もこのような方なのでしょうか」

「わたしも多くを知るわけではありませんが、コグはかなりつきあいやすい竜かと」

 コグは右の翼を王妃のほうにのばしている。コグの考えがわかって、マーシスの口がゆるんだ。

「触ってみられませんか」

 まったく、この竜は昔と変わらない。

「よいのですか?」

「コグは怒らないでしょう。自分から翼をのばしているくらいですし」

 では、とセイレーネが翼に触れる。形こそは蝙蝠の翼と似ているが、それよりも厚みがありずっと大きい。

「冷たくも熱くもない……不思議な感じですね」

「人と同じくらいの体温なのでしょう。長いあいだ水に浸かっていると冷たくなりますが」

「竜も水浴びをするのですか?」

「暑いときには」

 コグを預かっていたとき、何度か桶の中に入れての水浴びをさせたことがある。そのころの自分の小さい体では、竜の体を拭くのが大変だったのも懐かしい。

「……ユウルがいたら、きっと大はしゃぎだったでしょうね」

「そうですね。どんな動物も大好きな人でしたから」

 母については伯父が楽しそうに話していたものだ。母は王妃となってからはいくらか我慢し、王宮で猫や犬を飼うにとどめていたが、もともと猫から犬から鳥から羊から牛から馬から、はては虫まで、どんな生き物も愛でる人だったと。

 コグがぐるると喉を鳴らす。

「どうした?」

 こっちだ、と言いたげにコグが首をのばす。

 その先にふわりと竜が舞いおりた。コグと違い、その大きさはマーシスの二倍近い。色は濁りも汚れもない純白。

 コグを腕にのせたままマーシスは立ちあがった。それから王妃に手をさしのべ、立っていただく。

 気がつけば周囲に人だかりができていた。〈盟主〉と属国でも高位の王妃とあり遠巻きにされてはいるが、竜がいる、というのが伝わったのだろう。

「イル、お前も来てくれていたのか」

 コグと同じくゴーチェに育てられた竜がのそのそと歩いてくる。それから竜はマーシスの肩に白い頭をのせてきた。

「この竜も、陛下の」

「顔見知りというか先輩というか」

 敵陣すべてをくらませたのは二頭がかりだったからか。

 戦場で術を使ってくれないかと自分が頼んだのは、コグだけだった。イルがここに来たのはコグが声をかけたのだろう。

「そうか、イルはオーシャと仲がいいんだったな」

 お礼代わりに白い竜の頭を撫でていると、コグが尻尾で腕をつついてきた。

「ああ、報酬ならちゃんと渡す。ここにはないから、もう少し待っていてくれるか」

 セイレーネが目を丸くしている。

「竜に、報酬を?」

「コグは人の作る食べ物が好きなのです。本来そのようなものを食べずともよいはずなのですが」

 なにが気に入ったのかわからないが、ゴーチェが言うにはこの竜が味をしめるようになったのは自分の影響らしい。心当たりはないでもなかった。

「パンとか焼き菓子とか、どうにも人の手が加わったものを食べたがるので」

 こだわりがあるのか、果物や野菜も生のままでは絶対食べようとしないが、調理したものなら食べる。不思議な竜だ。

「なら妾からもお渡ししましょうか」

「殿下?」

「これでも国の菓子くらい作れます。昔はよくユウルと作った菓子を持ち寄って話をしたものですよ」

 とまで言ったセイレーネが軽く悲鳴をあげた。

「コグ!」

 茶色い竜が王妃の肩にのり、顔を頬にすりよせている。

「……申し訳ありません、殿下。どうやらコグはすっかりその気のようで」

「ええ、これは妾にもわかります」

 でも大事な手紙を書いてからになりますよ、とセイレーネが声をかけると、コグは低く喉を鳴らした。

「今のは『かまわない』ということでしょうか」

「はい」

 両翼がぱたぱたと揺れ、どう見ても楽しみで仕方ないというそぶりだ。実にわかりやすくうかれている。

 この様子だと、できあがるまでずっとセイレーネの肩にのっていそうだ。

「後で必ず受け取れるから、戻ってくれるか、コグ」

 マーシスが右腕をさしだすと、あっさりコグはこちらの手に移ってきた。

 コグとイルが同時に後方をむく。

「……なにかあったのでしょうか」

 竜たちの見る方向、そちらから徐々にざわめきが近づいてくる。

「ちょうどいい。殿下にご紹介いたします」

 〝先輩〟二頭が自分のそばにいたら、まあ絶対おとなしくなどしてはいられないだろう、あの竜は。

 マーシスが笑うのと、王の名をぶしつけに呼ぶ騎士が人混みをかき分けてきたのはほぼ同時だった。


「サーフィル・オンドゥート。ナクルの〈竜王子〉、わたしの竜――わたしの友です」

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