第23話
大量虐殺という悲劇を見て過ごした一夜。それは決して良いものではなかった。
家族の無惨な姿を目の当たりにし、夢に見るドミトリーさん。自分の家族が殺された光景を思い出し、苦痛に耐えるクリスティーナ。2人の辛そうな、苦しそうな、うめき声の中、俺はただ心の中で謝ることしかできなかった。
「ドミトリーさん、さようなら。どうかお元気で。」
「ああ、君たちこそ元気でな。そっちの無口な方もな。戦争が終わったら、会いに来てくれよ。」
「はい!」
明るい光が照らす道。その先は、天国かもしれないし、地獄かもしれない。
けれど、俺とクリスティーナはその道を進む。明るい未来が
あると信じて。
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