第24話

ため息をついた。仕方がない、カレンはこれまでの話ではなく、これからの話をすることにした。

「で、青い宝石のことだけど、一体何があったの?なんであんたは番人たちを超えて私を助けにくることができたの?」

それに、カレンが檻に宝石をかざした時、檻は無惨にも崩れた。元に戻ってと念じると、元に戻った。いったい、どうしてだったんだろう。

「それに関しては、俺もよくわからない。ただ」

カゲが宝石を掲げる。

「願えばなんでも叶うんだ。ほら、こんなふうに」

カゲはカレンに宝石をつきつける。その瞬間、カレンの服が思いきりはだけた。

「ぎゃあああ!

はだけたどころではなかった。服は散り散りになって、カゲは豪快に笑った。カレンはカゲを殴りとばした。

「ごへっ」

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