推論・鳩一匹轢死事件
クライングフリーマン
推論・鳩一匹轢死事件
「事実は小説より奇なり」と言う。
この事件は奇怪そのものだ。
さらっと聞いていると、まるで「人間の轢き逃げ事件」のようだ。
マスコミ発表を無視して、時系列の推理。アームチェアディテクティブに過ぎないから、証拠はない。
1. ある女はタクシーが来る前に、「鳩の餌」を『交差点の横断歩道』にばら撒く。
2. 鳩がどこからともなく、やって来て、餌に群がる。
3. タクシー運転手は、青信号になり、後続車もいて、客も乗せていたので、止むなく発進。鳩は驚いて飛び立つが、逃げ遅れた鳩がいた。
4. 女は、次の信号まで走って、タクシーに追いつき、「鳥獣保護法(正しくは鳥獣保護管理法)をほのめかして、確認。「今、殺しましたね。」この時、「気がつかなかった」と運転手が言っても結果は同じ。
5. 女は110番通報をする。
6. 警察は、タクシー会社営業所に連絡、運転手に確認の上、「現行犯逮捕」。
7. 取り調べ警察官は、24時間拘留、48時間拘留を経て10日間拘留(拘置所で留置)。この間に鳩の解剖を行う。
8. 検察に申請、更に10日間の拘留延長手続きを行い、検察は不起訴にする。被疑者は特定出来ていても、被害者は鳩。目撃証人が通報者のみ。更に罪状は「器物損壊罪」。不起訴は妥当。
9. 釈放後、通報者の女または取り調べ警察官はマスコミにリーク。
※ 全てにおいて、異常である。逃亡のおそれがないから釈放、とマスコミ発表にある。
何故、「逃亡」なのか?そもそも、書類送検をせず、何故「逮捕」したのか?
ドライブレコーダーのデータはチェックしたのか?
取り調べ警察官(司法警察員)は、女の言い分だけを「心証」で判断しなかったのか?
マスコミは「人間の」轢き逃げ事故として勘違いしなかったのか?
あるSNS投稿者の言によれば、人材不足に悩むタクシー業界に更に追い打ちをかけ、「外国人白タク」法改正する為の「圧力」。
我々には、何も出来ない。事件は終っている。1人のタクシー運転手に「前科」を負わせることで。問題は「鳩」ではない。「実名報道」だ。その前段階の「異常な捜査執念」だ。
2014年に法改正された「鳥獣保護管理法」には、「特定鳥獣」の「箍(たが)」を外すという、「パンドラの箱」が開けられている。だから、動物愛護団体と称する団体が跳梁跋扈している。マスコミは「突っ込みどころ」を間違えていないだろうか?
それと。「鳥獣保護法違反の疑い」ではない。「鳥獣保護管理法違反の疑い」だ。
どうせ、修正なんかしないだろうが、日本のマスメディアは、海外からも「お墨付き」の「歪んだジャーナリスト」や「活動家」しかいないのだから。
推論・鳩一匹轢死事件 クライングフリーマン @dansan01
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
そうだったのか、年貢省!!/クライングフリーマン
★3 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます