第19話 花見
もう少しで満開の桜が春の訪れを知らせている。
「恵、来週○曜日にさ、お弁当持って夜桜見行かない? 次の日にお互い休みが被るからさ〜夜桜」 矢島のウキウキデートのお誘い。
「どうせ、お前の弁当=フライドチキンなんだろ、冗談じゃない。私は行かない」
「····ウ~ン、じゃ寿司買って行こう」
「それなら良いよ、○曜日なら、もう満開だな」
「楽しみだな〜」 2人は枕を並べて夜のイベントを話しながら眠りに付いた····はずだが。 夜中、中途覚醒する恵。
「矢島君、寝ているのかい?」わざわざ君付けしても起きるわけがない矢島を呼ぶ。
「私は桜なんて全く興味がないんだ。同じ花見ならお前の菊の紋章を弄くり回し眺める方が楽しいな〜」 呟きながら恵は矢島のパジャマを脱がし、お楽しみの菊の紋章とご対面🤭 (相変わらず可愛いな。さてと洗浄はしてないんだよな〜ま、いいか。取り敢えず除菌ウエットティッシュで拭いて起きたらバスルームに連れて行こう。そして綺麗にして私のお楽しみ再開) 笑いが止まらない恵。 ウェットティッシュで拭き拭き、ニヤニヤ。
「ギャー!!」 矢島覚醒、恵に蹴りが入る。
「痛いな〜目が覚めたら声かけろよ! 」
「何やってんだよ!! この変態!! さっき寝る前に寿司買って夜桜見に行くって楽しみにしてたんじゃかよー!」
「私は夜桜なんて別に見なくても良いんだ、それに、もう花見したからw」
「 ? 桜? 何処で見たの?」
「桜をじゃないよ、お前の菊の紋章」 やっぱり恵の変態は治まらない。
「今からフライドチキン買って夜桜見に行くぞ! 絶対だ! お前が寝込み襲った罰だ!」 激おこぷんぷん丸の矢島は怒鳴りながらパンツを履く。
「良いよ、その前に、やろうバスルーム行って洗おう〜」 この万年発情期!!
「や·ら·な·い! お前も服、着ろ〜行くぞ!」
果たして平穏無事に夜桜は楽しめたのだろうか😅
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