第14話 冬のイベント
12月〜クリスマスで浮かれている人々で街中が染まっている。 (ふん、浮かれているバカばっかりだな) 恵はそんな事を思いながら帰宅を急いで車を運転した。
クリスマス〜何食べよう。 フライドチキンは欠かせないよ~俺、ケーキは嫌いなんだよな〜
ペチャペチャしてて甘いだけだよね。
恵はフライドチキンは食べなくなったしな〜刺し身でクリスマスは楽しめないよ(俺の勝手な思い込みかな? )フライドチキン〜フライドチキン〜フライドチキン〜フライドチキン食べたいな〜! クリスマスにフライドチキンないと寂しくて倒れてしまう〜。 恵の説得、趣向大改造〜!
「恵〜ひと口食べてご覧よ〜」笑いながら勧めてみる。 恵は徐ろに不機嫌な顔になり、馬場チョップよろしく(わかる人は分かるw)で矢島の頭を叩いた。
「いたーい! 何でチョップするんだよ〜」 「何で私が揚げ物食わなきゃいけないんだ、クリスマスなんてくそくらえ!そんなにクリスマスを満喫したいならミサに行け!神父の説教聞いてパン貰ってこい! バカタレ」 恵ってば、そんなにキッチリとクリスマスを味わいたいたの?(泣)
「それじゃクリスマスには教会に行く? 」 「バカタレ、私は無神論者だ何で行かなくちゃいけないんだ。矢島のバカタレ」 えーん(泣)バカテレ連発〜。
奮発してシャンパン買ってきてやるよ〜刺し身も買ってくるよ〜(刺し身ってシャンパンに合うのかな? )分からないから恵と一緒にクリスマスの買い物行こう〜。
「恵、クリスマスを2人で楽しもう、買い物も一緒に行こう、美味しいの買って楽しくすごそうよ」 漸く恵が笑って矢島も笑った。 俺はお前の笑顔が好きなんだよ、笑っていてくれよ。 矢島は思いながら恵の頬をさすった。 矢島の父、母は2人を眺めて(そんなクリスマスのイベントなんてどうでもいい、大事なのは新年迎えるための大掃除! )呆れた顔になる。
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