第12話 冬

いきなり寒くなった


なんだか変だな〜


爽やか秋が凄い速さで駆け抜けてったよ😭


寒い〜寒い〜


ベンチコートまだ出してないんだよ、


衣替えしないと(泣)


仕事が終わり歩いて帰宅した矢島を見て


恵は頭を撫でながら声をかけた。


「なに半ベソかいているんだ」


「だっていきなり寒くなったんだよ、悲しいじゃん。冬服出さないと」


そんなことかと恵は鼻で笑った。


「面倒な衣替えか〜やるか」


夕食を食べてから早速衣替えをはじめた。


夏の脱け殻達〜


Tシャツ、タンクトップ、短パン、メッシュのジャージ····。


「ほとんどお前のじゃないか! 」 恵? なんか怒ってる?


なんでお前もTシャツあるよ? 半袖のYシャツもあるよ❨ハンガーにかけてあるけど❩


タンスから長袖、セーター、パーカー、温かい


ジャージ、ジャケット、ジーパンを取り出す。 「とりあえず、こんなもんか?」恵は矢島に渡す。


「ありがとう」 矢島は礼を言いながら恵を抱きしめた。


夕食終えたその手は冷えていた。


「風呂入ろう、お前が一緒じゃないと私は入れない。入ろう」 矢島も頷く。


パジャマ持っていこう〜


嬉しそうにタンスを開けて固まる矢島。


「····なに、どうした? 」


「秋冬物のパジャマ出し忘れてた」 そんな事で落ち込むか〜!


恵は矢島をヘッドロックしながら風呂場へ連れて行く。


「いて〜いててて〜、恵!! 首もげる〜」


「風呂で暖かくすれば問題なし」言っている恵は相変わらずパンツ1枚を持っていた。


風呂で温まりながらキスをする、次第に舌が入ってデイープキスになる。


矢島、嫌がることがなくなったな。


慣れたじゃないか。


恵は思いながら続けた。


気持ち悪いのがなくなったな〜


恥ずかしいけど気持ち良いな(*´ω`*)


「続きは上がったらな」笑いながら恵は先に上がって風呂から出て行った。


あー! アイツ〜またパン1。 思ったが(そっか、これからやるんだっけ)


そのための下準備も終わってるしたまには良いか。 矢島はどんどん恵に染め上げられている。 長い付き合いだ慣れれば良いんだよ、


矢島。


恵は笑いながら寝室で矢島を待った。


あー! 俺のパンツとパジャマ〜持ってくるの忘れてた!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る