第5話 暑くないところ探し
あまりの暑さに恵の理性が壊れる。
危うく性犯罪者になるところだった。 エアコンの風が嫌いな恵はだいたい何時も部屋でパン1でいる。俺の目のやり場を考えろ! 人の目を気にしろ! 痴漢に合うのは嫌いなくせにわざと引き寄せてる?····いやいや、それはないだろう。 「恵! パン1止めろ、襲われるぞ」
「誰に? お前は襲われる側だろ、私の裸観てムラムラきたか」 恵は言いながら矢島をさわる。 「ポジションが逆になったらお前は抱かれるのかよ」矢島の雄叫びじみた抗議に恵は鼻で笑って 「お前は完全な受けだ。俗に言うネコだ。猫目の矢島~ニャ~ン」喉元を撫でながら
「ゴロゴロ喉ならせw私の可愛い安定剤な猫ちゃん」
「もう良いからエアコン要らない涼しい観光地でも行こうよ。プールお前は嫌だろ」矢島は喉を撫でてる恵の手を止めて真面目にリフレッシュできることを考えようと提案した。 恵は一瞬真面目に考え
「お化け屋敷に行こう」と言い出した。
「ギャ~! ムリ~ムリ~ムリ~怖いじゃん」 「私はお前が怖がってる姿が好きだ」
「恵は意地悪ばっかり言うな~酷いよ」
「言っただろ。私は意地悪なサディストだって。けどそんな私を好きになったのもお前だよ」ニヤリと笑い矢島を抱き締め頭を撫でる。 「お化け屋敷の帰りに温泉にでも行こう。お前好きだよな」 アメとムチを使いこなされても嫌いになれない矢島。だってさ恵は意地悪しても優しいんだもん。ズルい~やっぱり好きなんだよ。
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