第259話 憤怒!【怒り!】(1)
カラ、カラ、ラララ……と、扉を静かに開け──。ソォッと部屋の中へと侵入した俺は。カラ、カラ、ラララ、トン! と扉を優しく閉めた。
でッ、その後は、トン! トン! と、俺はできるだけ足音を立てずに
そう、まずこの病院内で、
今日俺は、猜疑心が減った、無くなった、
『……ん? この指輪を外す事はないけれど。それがどうかしたの、新作?』
『うぅん、何でもない』と、俺は微笑みながら言葉を返して、『俺が新しい指輪を買ってやろうか?』とも、一応は尋ね、
『うぅん、いらない』と。
『うちはこれ、この指輪が、何か気に入っているから。これで良いよ。元の持ち主には悪いけれど。この指輪の事がうちは気に入っているから』と。
コイツ!
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