第130話 新しい彼女の提案(3)
「えっ! あっ、ごめん……」
俺は冴子へと謝罪をおこない。
「ついつい、冴子の顔に見惚れて、ボォ~と、しながら見詰めてしまったよ」と告げ、笑い誤魔化した。
「えっ! そうなの、新作?」
冴子は俺の説明を聞き、流石に驚愕をした。
でも、直ぐにこいつは、もう俺の物だから。
「本当に」と。
「新作、ありがとう。うちも嬉しい」と。
俺にまた女神さまの笑みをくれた。
だから俺も冴子の素直な気持ちが心から嬉しいから。
俺もやっと笑みを浮かべることが可能になったから。
「うぅん」と呟きつつ。
俺は自身の唇を蛸さんのように突き出し、冴子にキスを迫る、と言うか? 要求した。
「うん」
すると直ぐに、冴子も俺のように蛸さんになって、唇を突き出してくれた。
だから俺達二人は、まだお天道様がギラギラと地上を照らし、明るかろうが、お構いなしに。
キッチンカーの車内で、他人の目があろうとも、チュチュをした。
お互いが何度も見詰め合い、「クスクス」と笑おうとも。
何度もチュチュをした。
でッ、最後は大人の男女らしく、熱く、激しい接吻を口内で舌を交え、絡み合いしながらして、堪能し、愛を確かめあい、終わればね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます