第47話 常連のお客様との何気ない日常(2)

 それも彼女は、俺に毎日のように同じ台詞……。


 そう、彼女ができたのか? と、尋ねてくる。


 でも、重度の女性恐怖症、女性アレルギーである俺には、そんな好い女性ひと等できる訳はないから。


 俺はいつもの如く、調子でね。


「あのさ、お姉さん? 俺いつも言っているけれど。俺は重度の女性恐怖症、女性アレルギーな訳で、若い女性と恋愛、交際、毎晩のようにハッスル等できない訳だから……。そのことをお姉さんも知っているじゃかぁ……」と。


 俺は苦笑いと呆れた声音で、お姉さまへと不満を告げ。


「俺が和気藹々と会話ができるのはお姉さまぐらいだから。俺は相変わらずフリーで、そんなエッチなことはしていません」と。


 俺はいつもの調子で、お姉さまこと、……。


 そう、俺と同じ苗字の彼女へと、自身の頬を膨らませながら不満を漏らすのだが。


 彼女、山下の御姉さまはね?


「ああ、お姉さんが私の事を、また今日も口説いてくる」と。


 山下さんはケラケラ笑いながら、俺の揚げ足を直ぐにとってくるから。


「俺は、そんなことはしていません」と。


 俺は山下さんの言葉をいつものようにプンプンと否定した。


 でも、今日の俺は珍しくと言うか?


 山下のお姉さまが余りにも、俺が自分に気がある、好いている。


 そう、俺が、山下冴子さんに対しては女性恐怖症、女性アレルギーがでないのは。


 俺が心の奥底で、彼女のことが好きで仕方がない。


 もう、それこそ?


 俺がガオ! ガオ! と、自身の腹部の下にある大事なものを大きく、太く、聳えさせながら。


 山下のお姉さまを襲い、貪り、ほうばりつつ、食らいたいぐらい好きで仕方がないらしい。


 彼女、山下のお姉さまの言う話しでは。


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