第12話 深夜零時の時計の音

 カチ、カチ、カチ。


 俺は妙に時計の音が気になる? と、思いつつ。


 壁にかけてある、掛け時計へと目をやり。


(今何時だ?)と、俺は最初に思い。


(ああ、もう深夜の零時を過ぎたのか、早いな……)とも思いつつ。


 深夜零時を過ぎたと自己主張をこの重苦しい空気の中……。


 そう、何時現れるのだろう?


 俺へとストーカー行為と悪戯行為を悪ふざけでしてくる女性……。


 その女性が何時現れるのだろうか? と。


 俺も含めたこの場にいる者達は。


 深夜の零時が近くなった頃から緊張の余り。


 俺や大学生時代友人達は、生唾をゴクリ! と飲み込みながら。


 緊張をする容姿の数が増えてきたな? と。


 俺は思いつつ、時計の針の音が妙に耳へと触り、気になるから見詰めると。


「もう、深夜の零時を過ぎたのか? 早いな」と。


 俺が先ほど、自身の脳内で呟いたことと、同じことを秀樹が、苦笑いを浮かべながら呟くから。


 俺は「そうだな」と、秀樹に言葉を返しつつ。


 にへらと笑うと。


「新作?」


「ん? 何だ、直樹?」


 俺は自分を呼んだ直樹へと言葉を返すと。


「新作、ストーカーの女は。いつも何時ぐらいに現れる事が多いいのだ?」と、尋ねてきた。


「う~ん、そうだな?」


 俺は考える人になりつつ、呻り、思案する。


 そして、少しばかり間が開くと。


「う~ん、早い時は、夕刻前でも現れて、泣くだけ泣いて逃げていくな。あの女は……。そして遅い時間帯だと、あの女は夜明けの四時や五時頃にでることもあるけれど。ストーカー女が出没する時間帯の平均は、夜の十時から深夜一時ぐらいまでが、一番多いい気がするけれど」と。


 俺は直樹へと説明をする。


「新作?」


「何だ、松原?」


「あの絵は、お前が描いたのか?」


 松原が俺に尋ねてきたから。


「あっ、あれか? あれはな……」と、俺は他人──。


 そう、ここにいるメンバー達が、いくら俺の大学生以来の友人で、親友と呼ばれる者達であろうとも。


 壁に張ってある絵の件で検索……。


『あの絵は誰が描いた物で』


『何で、部屋の壁に張っている』


「廃棄処分にすればいいのに』と


 この場にいる者達から言われそうな物を指さし、尋ねてきた松原へと俺は、にへらと笑いつつ、自身の口を開く。



 ◇◇◇



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