第9話 両親が駄目だから友人に(2)

 みなも知っての通りだよ。


 俺には見える女性の姿と啜り泣き、嗚咽は、俺の親父とお袋さまには見えない、聞こえない。


 だから俺がで、心の病を患っている可能性があるから、心療内科に通うようにと勧められた、ではない。


 先週、最終的には、何か遭ったら、起きたら……だけでは済まない。


 そう、俺が心の病で、気が滅入ってしまい。


 よく、世で大騒ぎになっているような大事件を起こしたらいけないからと。


 俺の両親は必ず心療内科へと行き、病院の先生に相談をするようにと強く、強制的に告げてきた。


 だから俺は両親へと来週、大学時代の友人達を呼び、泊まってもらい。


 俺の心の病が原因で見える、聞こえる、幻想なのか?


 それともお化けなのか?


 俺が両親や友人達にも告げたなのか? を調べ。


 それに合わせ、今後対処するからと。


 俺の身を本当に心配をする両親を安堵させるために。


 俺は先週約束をした。


 だから今日、俺の大学生時代からの友人の三人──。


 直樹と秀樹、松原へと泊まりにきてもらったのだが。


 今日と言うか?


 今回の男同士のお泊り会──。


 まあ、飲み会なのだが。


 以前!


 そう、俺がこの部屋を借りたばかりの時におこなった飲み会では、こいつ……。


 そう、松原の奴は、こんなにソワソワと落ち着きのない様子を俺達に見せることはしなかったのに。


 今日は松原が妙に落ち着かない様子を俺達へと見せるから。

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