第50話 山崎親子の顛末(※性的表現有り)
仕事が多忙で本作の続きを執筆する時間を確保することが出来ませんでした。
でもようやく一段落し執筆時間も確保することが出来たので、ぼちぼちと投稿の方を再開致します。
読者の皆様、お待たせしてしまい大変申し訳ありませんでした!
⚠️本文中に性的表現及び読み手によっては不快に思われる表現が含まれてます!
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『それじゃ山崎親子の顛末を話すわね』
いよいよ母さんの口から山崎親子の顛末が語られる。
自然と俺達は聞く体勢に移行していた。
……俺のズボンのチャックを下げてナニを外に出し、その上にこっち向きで座ってきた変態彼女の未来のことは気にしないことにした。
生暖かい感触に包まれて気持ち良い感覚が襲ってきてるが努めて気を張って耐えながら耳に意識を集中させる。
「(あんっ♡やっぱり葵のを入れて座ってるこの体 体勢が一番安定するわね♪
我慢出来ずに出したくなったら好きな時に何回でも出して大丈夫だからね♡
それじゃ…んっ♡動くわね♡)」
耳元で甘ったるい声で囁いてくる未来。
ダメだこれ……快感が襲って来てるせいで母さんの話に集中出来る自信が無い。
でも聞かなければならないと思い、俺は気合いを入れ直す。
何で話を聞くだけなのに気合いを入れなければならないんだよ……!
そんな葛藤と下半身から伝わる快感に挟まれてる中、母さんが語り始めた。
『
彼は中学時代の頃から女性関連の問題を起こしていて、その都度毎に衆議院議員の父親が権力に物言わせて揉み消していたようね。
入学してから程なくして同じクラスとなった少女を体育倉庫に連れ込んで無理矢理強姦し、避妊なしでの行為だったせいで強姦されたその少女は妊娠。
直ぐに父親が出張ってきて強制的に中絶させた末、事実そのものを権力を使って無かったことにした。
それから中学卒業までの3年間はそれを10数回繰り返していたようね。
中学を卒業して高校に入学した彼の行動はエスカレートしていった。
人の彼女を平気な顔で寝取って性の捌け口の道具として何回も避妊無し行為におよび、妊娠したと分かった瞬間には事実を闇に葬った末に壊れた玩具の如く捨てるという屑っぷりを発揮。
生徒だけでなく若い女性教師をも強姦して妊娠させた後に捨て去る愚行を何回も繰り返す。
中には既婚者や婚約が居た被害者もいたそうで、何れも離婚や婚約破棄をされた事実があったわ』
「聞いてるだけで胸糞悪い話だな」
「(うっ…!)」
「(あ、熱いのが中で広がってる♡
感じてても、ちゃんとお義母様の話は、聞いてるわよ、葵。
でも一旦、動くのを止めて話に集中することにするわ。
あ、だけど絶対に抜きはしないから♪)」
それなら話を聞くのか行為に集中するのかのどちらか片方にして欲しい…。
俺の方が集中して話を聞くことが出来そうもないんだよ…!
『その気持ちはよく分かるわ。
調査結果が報告される度に胸糞悪くなってたから。
それで続きだけど、高校を卒業して大学に進学した彼は……強姦した女性を死に追いやるまで追い詰めるという一線を逸脱してしまったのよ。
それをも彼の父親は闇に葬り去ってしまったのだけどね。
そして極めつけが今日、葵を殺害しようとした殺人未遂事件よ。
その報を良平から聞いた時は腸が煮えくり返る程に私は激怒したわ!!
私は牧野家が持つ権力を総動員して闇に葬られた犯罪の数々を徹底的に調べ上げ、彼を殺人未遂罪で逮捕するよう警察に圧力をかけたの。
実際に彼は隠し持っていたナイフを用いて葵を殺害しようとしてたしね。
まだ未公表だけど彼はこの先一生、社会に出ることがない事が確定してるわ。
彼が過去に犯した犯罪行為の数の多さ故に裁判での被告側の控訴は一切認めないことも決まってる、と警察側からそう報告されたわ』
「っ!? ……それってそういう意味だって、ことか?」
『葵が想像してる通りの刑罰が彼に課されることが確定したわ。
どの刑かは口にしないことにするわね。
彼が犯した犯罪行為の総数が106回、その内の女性関連だけで100回…。
情状酌量の余地以前の話しね』
「「………………」」
ほぼ女性関連の犯罪回数だったことに俺と未来は言う言葉が見つからなかった。
『言葉を失うのも無理はないわね。
この事実は明日にでも各テレビ局がこぞって報道するでしょうね。
彼の父親の名と共に、ね。
というわけで次は父親の顛末について語るわね!
……と言ってもこっちは脅迫罪・暴行罪・横領罪・私文書偽造罪・詐欺罪くらいの犯罪しか犯してなかったわ。
それでも向こう数十年は刑務所暮らしを余儀なくされるでしょうけど…。
出る頃には今の年齢を考えるとお爺ちゃんになってるわね。
以上が山崎親子の顛末よ』
「……そっか。
これを聞いた被害者の気持ちが少しでも晴れることを切に願うよ」
「うん、私もそう思うわ。
一人の女性として、です」
『山崎親子の顛末を知った被害女性達がどう思うかはそれぞれで異なると思うわ。
だけど負った傷が癒えることは……無いと私は思ってる。
だから葵……貴方は絶対に未来ちゃんが嫌がるようなことをしては駄目だからね!
男として必ず未来ちゃんのことを幸せにしなさい!
もし未来ちゃんを不幸な目に遭わせたら……私が葵をピー(自主規制)しますからね!!
未来ちゃんも嫌なことがあったら直ぐに私でもいいしご両親でもいいから相談するようにね!』
「ああ、肝に銘じておくよ母さん。
未来のことは必ず俺が幸せにすると神に誓うよ」
「はいお義母様!
でも私は葵を信じてますから大丈夫です。
必ず私を幸せにしてくれることを、です!」
『声を聞く限りは大丈夫そうね。
話すことも話し終えたし私はそろそろ良平を回収しに行くわね。
だから2人共、落ち着いたら家に来なさい。
そしたら葵の恥ずかしい話をたっぷりと未来ちゃんに話てあげるわね♪
それじゃ少し早いけどお休みなさい』
プーッ、プーッ、プーッ。
「ちょっ、母さん!? ……ってもう切れてるし。
つうか忘れてなかったんだな……自分が殴り飛ばした父さんのことを」
最後に要らんことを言った母さんに文句を言う前に電話を切られてしまったが、ちゃんと父さんのことを忘れてなかったことに安心してる俺がいた。
……ぶっちゃけ俺は忘れてたがなw
「ねぇ葵~?」
「なした~?」
「ベッド行こっ?
眠くなってきちゃったから…ふわぁ…」
「まだ食べ終わってないが?」
「それはまた明日食べる~!
だからもう今日は寝よっ?んっ…♡」
立ち上がって俺の腕をグイグイと引っ張っる未来。
その際に未来の太腿を伝って白い液体が床に流れ落ちるとこが視界に入った。
「わかったわかった。
だからそんなに腕は引っ張んなくても大丈夫だよ。
だが寝室に行く前に未来の太腿を伝って流れ落ちた物を拭いてからだけどな?」
「あ~…栓を抜いちゃったせいで流れ落ちてしまったのね」
「そゆことです。
だから向かうのは少し待っててな」
「は~い♪」
未来のふんわりボイスな返事を聞いた俺は側にあったタオルで床に零れた物を拭き取り、そのついでに食べ残したチキンカレーが入った皿にラップをし、冷蔵庫に仕舞う。
それから未来を連れて寝室に向かう途中にある洗面所内の開きっぱなしとなっていた洗濯機の中へタオルを投げ入れてから寝室内に入った。
寝室内に入った途端に未来は着替えもせずにそのままの格好でベッドに直行していった。
それを呆れた目で見つつしっかりと着替えた後、俺もベッドに入った。
すると俺の上に未来が乗っかってきたと思ったら片手で人のズボンをずり下げ、もう片方の手でナニをむにゅっと握って自らの下半身へと導いていき浮かせていた尻を一気に下ろしてきた。
「あ…んっ♡やっぱり…おっきいよ葵のは♡
だから分かるのよね……奥に当たってるのが♡
というわけでもう眠いからこのまま寝るわね♪
葵、お休みなさい♪ 愛してるわ…んちゅ♡」
入れるだけ入れて挨拶と触れるだけのキスをして目を閉じたと思ったらもう規則正しい呼吸で眠ってしまった。
この中途半端な状態はどうすんだよ……と呆れともどかしさを同時に感じる俺。
そしていつの間にか俺も深い眠りに落ちているのであった。
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【令和6年3月9日22:09追記】
今回の投稿で50話目となったことを記念し、近況ノートにてサポーター限定公開となる記念SSを投稿しました。
概要としては葵と未来が付き合って同棲を開始した日の夜の料理に関する本編非公開部分の話となります。
ご興味がある方は是非!
興味ない方はスルーして下さいm(*_ _)m
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