第7話 最終盤
1v4クラッチか…
とりあえずハイグラを取りたいところだが…
「もう取られてるな…」
となると敵がこちらを除いた瞬間スナイパーで撃つしかないのだが…
それはかなりの集中力と驚異的な反射神経を必要とするので今はちょっと無理だ。
となると…
自分のアイテム欄にあるグラップラーに眼を止める
「トリックっぽいことするか」
グラップラーで上に飛んでハイグラを取らずに自分が空中にいる状態で腰撃ちを当てる。その後にハイグラに乗り込んで建バト(建築バトル)を始める。これが一番理想的だろう。
「よし、やるかぁ」
そうして僕はグラップラーでハイグラを狙いそして飛ぶ。
そしてハイグラの上に来た。
ーyumaが匿名153をスコープを覗かずにダウンさせた(20m)
よし、後は一人持ってったから後は建バトだ。
そして僕はハイグラに乗り込み有り余る資材を使って接敵していく。
まず回復に向かおうとした人をボックスで囲う。
「よし、フルボックス」
そしてあとはなるべく被ダメージを減らして倒すだけだ。
ーyumaが匿名154をショットガンでダウンさせた。
よし、これで残り2人
だが1人はここから見えてスナイパーの射線上にいる
「そこ見えてますよ〜」
ーyumaが匿名155をスナイパーで狙撃した(100m)
よし、これで後1人
どこかな…と探していると、おっと先に安地に行ってるみたいだな
そして僕はアイテム欄にあるグラップラーを使おうとしたが…
「やばっ。グラップラー使い切ってた」
となると…
アイテム欄にはもう一つアイテムがあった。
「インパルスグレネードか…ワンちゃんトリック行ける説」
インパルスグレネードとは投げた場所を起点に全方向に衝撃を出して人を吹き飛ばす。それは移動系に使われるがインパルスグレネードで飛んだ後飛んでる最中に空中でスナイパー腰撃ちで敵を倒すのは珍しくかっこいいことからトリックと呼ばれている。
そして僕はインパルスで飛んでトリックを狙おうとしたが…
「外した〜」
外してしまった。だがもう一回ぐらいなら行けるだろう。もしこのトリックを外したら僕はハイグラから落ちて下に行ってしまう。そう思いながらもトリックを狙う。
そしてインパルスグレネードを投げた…が
「やべ。ミスった」
そして僕は前ではなく後ろに飛んでしまう。
えぇーい。こうなりゃやけくそだー
そしてスナイパーを撃ったら…
Victory yuma チーム合計17キル
えぇ〜当たるんか〜い
狙ったときに当たらなくて狙わなかったときに当たるのはなんでだろう?
物欲センサーかな?
「vraie:yumaナイスクラッチ!おめでとう!」
「姫歌:ナイス〜最後のトリック良かったよ〜」
「ルーナ:yumaさんナイスです!」
どうやら勝ったようだ。それが遅れてやってくる。
「yuma:いや、勝てたのはみんなのおかげだから、ありがと!」
ふと思い出してコメント欄を見ると…
ーおめでとうございます!
ー最後のトリック!?
ー大会でトリックww
ー1v4クラッチ勝ったww
ー優勝おめでとうございます!
「みんな応援ありがとう。なんと大会で優勝できました。」
…ん?
ここで違和感に気付く
「なぁ姫歌、大会って優勝した後インタビューあるよね?それ誰がやるの?」
「あぁ、それね!今回はスペシャルなゲストにしてもらうんだ!」
「スペシャルなゲスト?」
「うん!まぁそれはインタビューまでのお楽しみ!」
インタビューには誰が来るのだろう?
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