第5話 初大会

僕が配信者を始めて1週間経った頃


ついにチャンネル登録者数が1万人を超えた。


「1万人記念配信どうしようかなぁ…」


そんなことを考えてると1件のメールが来た


『yumaさんへ

配信者1万人突破おめでとうございます!

突然ですが私主催の女子チーム専用の大会を開こうと思うのですが

そこのインフルエンサーの招待枠にyumaさんをさそうとおもってるんです!

よかったら来ませんか?

チーム平凡 メンバー 姫歌』


なんと、大会の招待をもらった。


この大会はどうやら女子ならストリーマーじゃなくても参加できるらしい。


ストリーマー枠というのは男女関係なくインフルエンサーがこの大会に参加しませんか?と招待されて入れる枠のことだ。


姫歌というのはチーム平凡のメンバーの一人で人気のストリーマーだ。

なんとチャンネル登録者数は200万人を超えていてもうすぐ300万人。


せっかくチームメンバーから招待をもらったことだ。この大会に参加してみよう。


☆☆☆


大会当日、開始時間30分前に配信をつける。


「こんにちは。yumaです」


ーこん!

ー1万人おめでとうございます!

ー大会頑張れ!


「今日はチームメンバーの姫歌さん主催の大会に招待されたのでその大会に参加していきます。」


今日の大会は参加者合計100名がランダムで4人に振り分けられスクワッドの試合

を行い一番勝ち点が高い人のインタビューを行うというものだ。


「大会まで時間あるし1戦だけ練習しようかな?」


ー待ってました

ー今日も神プレイ見してください

ー神スナ期待


「大会でいい成績を出せるようにエイムとか温めておかないとね」


そうして僕はバトルロワイヤルを1戦だけした。


☆☆☆


「それじゃあ、今から大会を開始します!」


その宣言と同時に参加者にはカスタムマッチのコードが配られる。


僕はそのコードの入り誰とマッチするのか楽しみにしながら待っていると…


「お!yumaじゃん!」


なんと、1人はチームメンバーの一人、vraieだ。有名な配信者でよく参加型配信をしている。


彼女は異次元なくらい対面が強い。僕が彼女に対面を挑んだら10回やって1回勝てるかどうかだろう。なるべく敵対したくない…


「お、vraieか!味方だと心強いな!」


「私もyumaが味方だと心強いよ!」


そうしてvraieと一緒に話していると残りの二人が来た。


「え?yumaとvraieじゃん!」


「姫歌!?」


「姫歌じゃん!」


「いやどんな確率だよ」


なんとチーム平凡のメンバーが全員集まってしまった。


そして最後の一人は…


「え?yuma?」


「え?ルーナ?」


まじか…どんな確率だよ…


チーム全員が揃った上になんとルーナとも一緒のチームになった。


「ん?yumaの知り合いなのか?」


「まぁ知り合いですけど…ルーナって登録者数300万人近くいるんですよ?」


「「!!」」


「ハハ…割と有名だとは思ってたんだけど知らない人も居るもんだね〜」


「「すいません…」」


この2人に謝罪させるとは…登録者300万人は恐ろしい…


「まぁまぁ、それじゃあ、やっていきますか!」


「「おーーー!」」


「お、おーー」


そして大会が始まる。

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