第2話 純愛契約
「お前の妹、NTRされんぞ。」
「は、、、?」
「私には、この街でNTRされる者の未来がわかる。お前の妹はうちの祭りでお前の高校の3年に無理やりNTRレイプされるんだ。」
やっぱりセクハラだった。神様って警察に出すでいいのかな?そもそも本当に神か?
「いや、、、待て待て。あいつは拓磨と行くんです。拓磨はどうなんですか。」
「拓磨、、、。なるほど。NTRするのはどうやらそいつの部活の先輩だったか。」
「先輩たちが、、、?」
拓磨の先輩と言えば、学校では聖人と言われるような集団でとてもNTRするような人とは思えない。
なぜそんな人達が、、、
「先輩たちはNTRするような人達ではないです。
本当に先輩たちですか?」
「ああ。確かにバスケ部の先輩と拓磨が言っていたな。」
「おかしい、、、」
「もしかして、またあれか、、、?」
「あれってなんですか?」
「いや実は最近この街でNTRが増えていてな。しかもどいつのこいつも普段は真面目な奴ばっかだったんだ。」
「なにか関係が?」
「さあ、まだ分からない。」
「でもそんな事情を知ったところで僕にできることなんかないんですよね?由美だって、あいつは僕に注意されても秘密で行くはずです。」
「そのためにお前を呼んだんだ。」
「私は神だからな。神力を使える。」
そういった純愛神の周りには、神話に出てくるような獣が現れた。
「しかし問題がある。」
「はい?」
「私は神だから実物には干渉できん。そこで、人間のお前に私の力を託す。」
「え!」
「私は純愛を司る神だ。純愛力というものをエネルギーとして神力が使える。純愛力は純愛を欲する力だ。お前は特に純愛力が高い。お前が適任なんだ。この街のNTRを止めて欲しい。」
「僕なんかが?」
「ああ。純愛を守るため力を貸して欲しい。頼む」
正直脳の理解が追いつかない。ぼくの妹がNTRされるから守って欲しい?3年の先輩から?しかもいずれはこの街を?
でも、やれば純愛を守れる、か。それなら
「よくわかんないが、僕なんかが純愛を守れるならやってみます。」
「本当か!ありがとう!」
「よろしくお願いします純、、、。純愛神でしたっけ?長いし純さんでいいかな?」
「ちょっと男っぽいがいい名だな。よろしく恋。」
「よろしく純さん。」
「純お姉さんとでも呼びなさい。」
「あっはい、、、純お姉さん。」
「ふふっ。純愛神でも性癖はおねショタなんだ。」
「どうなんですかそれは。」
「では力をさずける。」
「あっはい。」
「もうちょっと前へ来なさい。」
chu
!!??
「ちゅ、チュー!?」
「これで力は授けた。」
「純愛神のくせに同意もなしにキスしないでください!」
「すまんすまん。」
しかし体に影響は見られなかった。
「純愛を守るという強い意志がなければ力は出ないぞ。」
「はあ、、、」
「夜ももう遅い。今日はもう帰ろう。」
確かにいつの間にか9時をすぎていた。かなり話していたようだ。
「ではさようなら、純姉さん。」
「ああ、またな恋。」
その日、僕は年上お姉さんができて少しドキドキしながら帰った。
第3話へ続く
妹と親友の純愛を守る純愛過激派お兄ちゃん 木斗 @godo55555555
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