エカジャdays1

ミリア「行ってらっしゃい エカラ! 帰った時の告白楽しみにしてるぞ!」 Pエカラ「私も告白しようかな?」 ミリア「うん エカラの告白受けた後に受け入れるさ!」 エカナ「うーん お姉さま・・・不安です・・・」 エカラ「ふふ 大丈夫 心配しないで」 ジャック「行こうか エカラ」 エカラ「うん それ」



エカラ「うわわわわ 空中に出ちゃったぁぁぁ それ氷の魔法 よっと」 ジャック「ハハ 相変わらずうまい着地だな それより指輪つけてなくないか?」 エカラ「うん 大賢者さまがすでに外に出れる魔法を編み出して私もそれを習ってきたの だからお兄ちゃんも大賢者さまのところで学ぶといいかも それとも私に教えてもらいたい?」 ジャック「もちろんエカラだろ! しかしもう外に出るのに道具すらいらなくなるのか」 エカラ「うん どんどん今まで必要になったものはいらなくなっていくよ・・・うん?」 船長「くくく 海のど真ん中でいいみあげがいるじゃないか」 ジャック「いつの間に船が後ろに」 船長「おい やろうどもこいつらを縛れ!」 エカラ「ふふ お兄ちゃん 早いねぇー」 船長「え・・・やろうどもが一瞬で・・・やられちまった」 ジャック「残るはあんただけだ船長」 船長「っく あたいをどうするつもりだい?」 エカラ「なら先に聞かせて私たちをどうしたかったの?」 船長「そりゃ 売る以外ねぇだろ」 エカラ「マリ見たいな事言ってる 人売りはどこでも一緒な事しか言わないね お兄ちゃん」 ジャック「ならこの船長売っちまうか エカラ見て見ろよ結構美人だ 高く売れるぜ!」 エカラ「いいねぇ 人売りはやっぱり人に売るのが一番いいね 売ってきた立場から売られる立場になるってどんな気持ちかな?」 船長「っく 部下どもがタダじゃ置かないよ!」 ジャック「まぁ この世界で売ったらな」 エカラ「ふふ 少し早いけど私の世界に戻ろうか」 船長「なに!?」


エカラの世界


エカラ「うん ちゃんとα連合前に出れた」 船長「元の場所に戻せ!」 ジャック「断る! この世界で暮らせ!」 エカラ「はい この世界のお金 これだけあればそれなりの生活できると思うから 楽しんで行ってね」 船長「ふざけるな! クソ 消えやがった!」



ジャック「さて この船はいただこうか」 エカラ「お兄ちゃん あっちの方に港が見えるよ この人達きっと指名手配されてると思うから明け渡そう」 ジャック「ああ そうだな」 エカラ「ふふ お兄ちゃん 船まで操作出来るんだね」 ジャック「まぁな」


住人「か 海賊だぁぁぁ!」 エカラ「大丈夫 あの船は私たちの物だから 乗っとちゃった」 ジャック「よっと ここに止めて置くか おい身構えるなって むしろこいつら捕まえないのか?」 町長「・・・本当に信じていいんですか?」 ジャック「多分な この伸びてる海賊どもささっと捕まえたらどうだ」 町長「おい 海賊ども運べ ・・・なら歓迎します」 ジャック「そろそろ腹減って来たな」 エカラ「うん だね」 町長「ではこの町一番の食堂に案内しますよ こっちです」


エカラ「うーん 美味しい エカラチームでぜひ食べに来たい」 ジャック「本当だね ナエコ連れて来たい」 町長「気にいっていただけて何よりです」 ジャック「エカラ この後どうする?」 エカラ「船も手に入ったし 船で旅かな」 町長「あれは海賊船だって伝わっております どこの港も止めさせてはくれませんよ ですからお礼として私たちの船を譲ります あの船と交換と言うのはどうでしょうか?」 エカラ「うん ならそれでいいよ」 ジャック「ハハ 海賊ジャックと海賊エカラの始まりだ! アハハ」 エカラ「ハハハ 奪え奪え!」 町長「この人たちに渡して大丈夫なのでしょうか・・・」


エカラ「うーん 海風が気持ちいい!」 ジャック「そうだな! この船の舵は取りやすい どこでも行けるぞエカラ どこ行きたい?」 エカラ「じゃあね あそこの島はどうかな?」 ジャック「分かった 向かおう」


エカラ「ふむ 無人島だね 探索しようか」 ジャック「奥へ向かおう」 エカラ「お兄ちゃん こっち」 ジャック「ふふ 手のつなぎ方がいつもと違う」 エカラ「そういう旅だって言ってるでしょ ふふ お兄ちゃんこの旅の目的教えるね」 ジャック「うん」 エカラ「この旅でねお兄ちゃんと色々触れあってねお兄ちゃんに対する気持ち整理するの それでねミリアちゃんとね私 結婚する」 ジャック「結婚かぁ・・・ 先越された ハハ」 エカラ「うん 三人で結婚するの過去のエカラも一緒に結婚するの」 ジャック「さぁ 周りが大変になるぞ!」 エカラ「私 本気だから私の世界と戦争する覚悟だよ!」 ジャック「結婚見せつけられたらナエコも急ぐだろうなぁー」 エカラ「そういう意味も込めてる エカラチームの中の人もね 結婚とかしてくれたらいいな」 ジャック「それはナエコに効果的だろうな・・・」 エカラ「ミリアちゃん受け入れてくれるかな?」 ジャック「もし俺のところにミリアが来たら 俺は消えるよ」 エカラ「ふふ 消えなくていいよ でも絶対受け入れてくれる 絶対に!」 ジャック「エカラのウエディングドレスとかたまらないだろうな!」 エカラ「ふふ 目に焼き付けといてね 写真もいっぱい取るから大事にしてねお兄ちゃん」 ジャック「楽しみだな・・・でもエカナへこむだろうなー」 エカラ「そうだね エカナはお兄ちゃんに任せたよ」 ジャック「任せろ」 エカラ「お兄ちゃん対する恋情も色んな思いも全部整理してミリアちゃんと共に歩いて行く それが それが私の人生!」 ジャック「エカラは俺を選ばなかった 少し寂しい!」 エカラ「ふふ でも時間はいっぱいからいつかはお兄ちゃんの事だけを思っている時間は取れるよ心配しないで」 ジャック「だな きっと数百年後には今の感情が笑えるような状況になってるんだろうな」 エカラ「お兄ちゃんとの子供が100人くらいいるかもしれない」 ジャック「ハハ それってナエコにも言える話だから俺はきっと死んでるよ!」 エカラ「お兄ちゃんも永遠になっちゃうかー」 ジャック「ハハ ミリアと過去のエカラ置いて行けない 過去のエカラが現れた結果 俺はもっと死にたくないって思った 彼女たちを残せない 俺はそう思った そしてなんで過去のエカラに対して現れるまでなんにも思わなかったんだ・・・」 エカラ「ふふ 大丈夫 時空の旅人ってね認識がとても難しいってリティーが言ってた だからね 気を思い詰めないでね それよりも思い出せた事に感謝しようよ」 ジャック「そうだな 彼女は消えてなかった そして俺は思い出せて今俺の目の前にいてくれる それだけ幸福だ・・・」 エカラ「結婚急ぐのも理由があってね ミリアちゃんと過去のエカラはもう歳を取ることはない 私たちが近くの歳で入れるのは今だけ 私は大人になるって決めてるから今ここが重要な時間なの」 ジャック「そっか 優しいなぁー」 エカラ「ふふ エカラはびっくりするだろうな いきなり結婚だなんて」 ジャック「完全に巻き込まれてるからねぇー」 ジャック「3人での結婚 同性での結婚 大変な事いっぱいだ」 エカラ「ちっちっち 私が性別逆転する薬作ったでしょ あれのおかげで同性の結婚はかなり緩くなってるよ そもそも私の世界は同性で結婚は別にどうこう言われる世界でもないし そこは問題ない」 ジャック「なら年齢か?」 エカラ「確かに私はまだ13だからね そこは言われるね まぁケチつけてきたら世界を全部燃やしてあげるから 私は炎が得意 炎魔法だけじゃない火そのものが得意 そして私はいずれ火そのものになる」 ジャック「まさに業火 にならなくても」 エカラ「問題はパパとママかな」 ジャック「君からあまり両親の話聞かないよね」 エカラ「ちょっと疎遠だからね」 ジャック「ならちゃんと両親と話しないとな」 エカラ「そうだね 式には来てもらいたい」 ジャック「さて この島一回りしたけど何もないね」 エカラ「何もないけど木の実とか色々あったよね なら二人で食材集めてこの島で一日過ごそう」 ジャック「潜って魚でも取ってくるよ」 エカラ「偉く原始的だね」 ジャック「なら今日は魔法や能力禁止だ」 エカラ「ふふ 火を起こすのも大変じゃない?」 ジャック「大変なのはエカラだけだろ 俺は道具も何もなくても魚は取れるし火も起こせる」 エカラ「すごーい やっぱり頼れるお兄ちゃん!」 ジャック「じゃ また後で」



エカラ「ふぅ 流石に疲れてきたな」 ジャック「これで疲れて来ただけなら相当体力あるね」 エカラ「いやぁ いっつもすぐに出来る事が全然時間かかって新鮮だった」 ジャック「魚は結構取れた エカラは木の実 飲み水か すごいじゃないかどこでも一人で生きていけるよ」 エカラ「ふふ お兄ちゃんが教えてくれたんだよ」 ジャック「なら調理しようか」


ジャック「ふぅ 食った食った」 エカラ「美味しかったね 上見て星が綺麗だよ」 ジャック「そうだな あの日を思い出す」 エカラ「なんで忘れちゃったんだろう 大切な日だったのに」 ジャック「ならなんで俺はエカラを忘れたんだ・・・」 エカラ「そっか お互い気にしちゃうか・・・ でもなら今から覚えて行けばいい 何事にも遅いと言う事はないよ」 ジャック「でも早すぎるって事でもないだろ?」 エカラ「確かに結婚は早すぎるね」 ジャック「眠くなってきたな」 エカラ「なら手繋いで寝よう」 ジャック「いずれエカラの手が俺を繰り寄せるんだよな?」 エカラ「そう でもまだ今日じゃない それより明日には船返そうね おやすみ」 ジャック「あぁ おやすみエカラ 幸せになってね」 エカラ「うん」

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