エカラdays16

エカラ「今日はエカラチームのメンバーが新たに入ります 入って来て」 ベエコ「初めまして ナエコです」 マリ「は? ナエコ何やってるんだ?」 ナエコ「私はこっちにいるけど」 マリ「え? じゃ このナエコ誰・・・?」 魔王「ふむ 少し様子が違うなこのナエコ」 エカナ「少しの変化に気づくとはさすが魔王様 このナエコさんはβ世界だっけ? のナエコさんつまりβナエコだからベエコさんって私は呼んでるんだよ」 ベエコ「ついにこっちの世界に渡れてこれた レヴェルカが私を送ってくれたの 人一人くらいなら大丈夫みたい」 ナエコ「私が増えちゃった ふふ」 エカナ「でも 私もそんな感じじゃないんですか? お姉さま?」 エカラ「エカナの場合はあくまで似たような世界の私なんだよね このナエコさんは本当にナエコさんそのものなんだよ」 テスレ「似たような世界の住人とかもう一人の自分とかもう分けわからない・・・」 マリ「はぁ 次はなんだ もう一人の私とかか?」 エカラ「マリは流石に探す気ないな うーん 誰だろうね」 ミリア「僕か?」 エカラ「ミリアちゃんが増えたら大変だよ 願いを叶えし者なんだし」 ナエコ「しかしこうも同一人物がいると不思議ね ジャックもいっぱいいたし」 ベエコ「あの人いっぱいいるの? ナエコ?」 ナエコ「うん いた 迷ってたどり着いたジャックもいたし ジョージのクソ親父もいたね あの人達どっから来たんだろうね」 ベエコ「私の次元からとかではないんだろうね 私の世界のジャックは最低な男だった」 ミリア「時空の旅人のジャックもいたろ」 ナエコ「え? 誰だっけ?」 ミリア「覚えてないか まぁいいさ」 ナエコ「?」 ベエコ「ねぇ ナエコ 私ね ジャック会いたい もう一度お礼を言いたい」 ナエコ「そうだね 今日はエカラチームの顔見せ出し もう行ってもいいよね? エカラちゃん?」 エカラ「うん いいよ」 マリ「たく なぁテスレ 次は何が来る?」 テスレ「さぁ? 私が増えるの勘弁」 マリ「同感だ 私も増えても困る」


ジャックの世界


ベエコ「こんにちわ ジャック」 ジャック「やぁ βナエコ」 ベエコ「え? よく分かったね」 ジャック「当たり前さ」 ナエコ「ふふ 彼女増えちゃったね ジャック」 ジャック「いや βナエコもそうとは限らんだろ」 ベエコ「うんう あの時から好きになってたあなたの事」 ナエコ「ここに来る前にベエコとお喋りしたよ あなたの事相当好きなんだね」 ジャック「ベエコ? βナエコだから?」 ナエコ「ふふ そう言う事 ベエコはここに住むらしいよ」 ジャック「もう一人のナエコか・・・歓迎する!」 ベエコ「ふふ よろしくね ジャック」


レヴェルカの世界


リティー「お父さん 何してるの?」 レヴェルカ「βさんと連絡を取っています」 β「よぉ レヴェルカ ナエコの様子はどうだ?」 レヴェルカ「今のところは安定しています」 β「そうか ナエコには人柱になってもらうか」 リティー「人柱!?」 β「あぁ 次元間の移動はまだ安定しない βナエコがいつ消えてもおかしくはない ナエコもそれを承知したうえでα次元に送った みずから実験体になるとはな」 レヴェルカ「実験体ですか・・・あまりいい響きではありませんね」 β「タダの一人の実験体だ それに何を思う? あんたも人体実験はいくらでもやって来てるだろ?」 レヴェルカ「そうですが ナエコさんは私にとっても大事な人です それを実験体だ なんて言って欲しくはない」 β「それはあんたの次元のナエコだろ? こっちのナエコは関係ないだろ?」 レヴェルカ「どの世界のナエコさんでも私にとってはナエコさんなんですよ それがどういう意味を持っていても」 β「はっ ナエコに情が移ったか あんたらしくない」 レヴェルカ「悪いものではないですよ いずれ我々の次元間の移動は完全に安定します 時間はいくらでもあります あなたβさんとの時間を育むのも悪くはありませんよ」 リティー「そうだよβ 我々は研究者だから人との関わりが薄いんだよね 誰かと一緒にいる時間はいい物だよ ね カレット ありがとうずっと手を握ってくれて」 カレット「奇妙な光景だなレヴェルカが二人いる」 β「確かに俺には妻もいなければ娘もいない 一番情に薄いのは間違いないだろうな」 レヴェルカ「そちらの女神さんに情あったじゃないですか」 β「まぁ そうかも知れんが やはり感情移入出来るかはまた別の話だ いい女神ではあるんだがな まぁいい とりあえずナエコの様子は常に見はって置けα 切るぞ」 リティー「ねぇ カレット 久しぶりにエカラのとこに行かない?」 カレット「いいだろう」 レヴェルカ「ふっ 私 一人ですかいっつも置いて行かれますねぇ 妻にも置いて行かれた・・・置いて行ってたのでしょうか?」

 

エカラの世界


リティー「こんにちわ エカラ」 エカラ「あ リティーだ! 遊びに来てくれたんだね」 マリ「誰?」 エカラ「リティーとカレット 二人は恋人の関係なんだよ」 マリ「別にそこは聞いてねぇけどな」 テスレ「羽生えた女性だ! へぇ そういう種族もいるんだねー」 エカナ「ふふ ナエコも獣人になれますけど 見せてはくれませんよねー」 ミリア「誰も見たことないな 多分 ジャックにも見せた事あんまりないんじゃないか?」 カレット「それよりこの集まりはなんだ? エカラ?」 エカラ「いいかも知れないね ちょうど十人だ」 カレット「うん? なんの話だ?」 エカラ「実はね エカラチームって言うチームを作っていて カレットとリティー入れたらねぇ ちょうど十人 私が集めたいメンバーが十人なんだよ」 カレット「メンバーの内訳は?」 エカラ「私 ミリアちゃん エカナ マリ テスレ ナエコさん ベエコさん 魔王様かな」 マリ「つうか 魔王いなくねぇか?」 エカラ「魔王様は今 ジョンのお兄ちゃんところにいるんだよ 魔王様の相手はジョンのお兄ちゃんだったかぁ ふふ それよりどうかなカレット リティー 私のチームに入ってみる? 一度入ったら出れないけど」 リティー「え・・・出れないの?」 エカラ「出れないと言うよりは逃がさない!」 カレット「ふ エカラらしいな いいだろう入ってみるか」 リティー「ちょっと怖いなぁ でも面白そうだよね うん いいよ 入るエカラチーム」


ジョンの世界


魔王「ふむ ここはいい景色だな ジョン」 ジョン「ジャックとよくいる場所だ 夕陽が特に綺麗だ」 魔王「そうか 顔を見せろジョン ふむ いい顔だ」 ジョン「俺を口説いてるのか?」 魔王「それ以外に何がある? 確かに朴念仁だな」 ジョン「俺を好くのはミコさん ジャック 魔王 あんただ」 魔王「ふむ 余は変わり者と言う事か?」 ジョン「そうかもな 朴念仁の俺に好きになるのは変かもしれん」 魔王「余と関係は持てるか?」 ジョン「さあな 時間はいくらでもあるそれ次第だろう あんたの事を好きになれるかもしれない」 魔王「それは期待していいと言う事か? ジョンよ」 ジョン「まぁいいんじゃないか」 魔王「ふむ ふふ 悪くない」 ジョン「あんたは何してたんだ?」 魔王「余か 余は余の世界を支配していた だがそれは過去 今はタダの女の子だ」 ジョン「ならそのままでいればいいだろう」 魔王「それは嫌だ! 余は魔王であるぞ 全てを支配する存在だ ジョンよ余退治して見せよ!」 ジョン「なら強くあれ!」

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