エカラdays6

エカラ「お兄ちゃん こんにちわ」 ジャック「こんにちわ エカラ何か用かい?」 エカラ「まぁ・・・うん・・・そのね それより お兄ちゃんは何してるの?」 ジャック「ナエコとジョンが帰ってくるから昼食作ってるんだ で・・・歯切れ悪いけど どうしたんだい?」 エカラ「そのね・・・この薬飲んで欲しいんだけど 私自身で試すのはちょっとなぁ・・・ってなってね」 ジャック「死ぬような薬じゃないんだろ?」 エカラ「流石にそんな薬は作らないよ・・・まぁ でも 私が躊躇する薬ではある・・・」 ジャック「飲んだら分かる事だ」 エカラ「どうかな・・・?」 ジャック「なんか体小さくなってきてるんだけど」 エカラ「じゃ この薬を作った経由を言うね ある夫婦がね私に性別を逆にして欲しいって言って来たの 私は作るのあまり乗り気じゃなかったけど 大魔導士エカラとかよいしょしたり多額のお金つまれて作ったの・・・ごめんなさい・・・」 ナエコ「ただいま えぇ!? 誰・・・この女性・・・」 エカラ「これがお兄ちゃんだよ・・・いや今はお姉ちゃんか」 ジャック「エカラ でその夫婦は何のために君にこの薬を作らせたんだ?」 エカラ「性別を逆にして子供欲しかったんだって」 ナエコ「そ・・・そんな薬をジャックに飲ませて・・・この女性がジャックって事なの・・・?」 ジャック「エカラになったり女性になったり俺はなんだろうなぁ・・・」 ナエコ「ねぇ エカラちゃん 私もその薬欲しい・・・」 エカラ「ねぇ 聞いてた この薬は夫婦が子供欲しがった薬なんだよ ナエコさんが飲んだらお兄ちゃんに子供を産ませる結果になるよ」 ナエコ「それは確かに嫌ね・・・私よりも先に子供を産ませるのは・・・」 ジャック「先ってなんだよ・・・」 ナエコ「だって今のあなたすごく美人よ 私よりも少し身長小さいわね 胸は私たちよりもおっきいんじゃないの?」 ジャック「ナエコどこ見てるんだよ・・・さんざん俺にスケベって言ってるけど君の方がスケベじゃないか」 エカラ「はい お兄ちゃん 女性用の服サイズあってるといいけどな 今回は服は直結してないから着替える必要性があるの」 ジャック「嫌だ・・・着替えたくない・・・」 エカラ「ごめんね この薬の効力は三日と長めに作ってるのその間に子供を作るために時間が必要だったの」 ナエコ「本当にそういう薬なんだ・・・」 エカラ「だからお兄ちゃん 元に戻るまでの間にお兄ちゃんが男の人とねしっぽりしちゃったら元に戻らなくなるだろうねー」 ジャック「するわけないだろ!」 ナエコ「いるじゃない 身近に素敵な男性が」 ジャック「ジョン!?・・・ジョンかぁ・・・いやでも・・・うん・・・あいつなら」 ナエコ「なんで否定しないのよ!」 ジャック「否定は出来ないよ あ、そっかこの体であいつと一緒にいたらナエコ 君は嫉妬で狂う姿を見れるな」 エカラ「それより早く服着てよ お兄ちゃんの為に持ってきたんだから」 ジャック「着たくないけど でもこのままには出来ないよな・・・これ・・・どう着るんだ・・・」 ナエコ「この服はねぇ こうやって着るんだよ」 ジャック「うん・・・きついな胸が・・・」 エカラ「お兄ちゃんが思ったより胸がでかいのは想定外だったなー」 ジャック「なんだよ ナエコ その目・・・」 ナエコ「いや 別になんでもないよー」 ジャック「着たぞ・・・どうかな?」 エカラ「うん 綺麗な女性だね この薬はその人が性別を逆だった場合の姿になるんだよ つまりお兄ちゃんは女性として生まれたらこんな綺麗な人になってたんだよー」 ナエコ「私より綺麗じゃない ズルい!」 ジャック「ならこの姿も悪くないのかもしれない 君のその顔見れるならな」 ナエコ「そうね! ならずっとそのままの姿にしてあげるよ いつか!」 ジャック「あいにくこの手の薬は数は作れない だろエカラ?」 エカラ「意外とあったりする」 ジャック「なんでだよ! エカラになれる薬は数なかっただろ!」 エカラ「あれは魔力とか私との波長を合わせるとかで数は用意できなかったけど これは普通の薬だからね」 ジャック「どこが普通の薬だよ・・・」 ジョン「帰ったぞ 腹が空いたな・・・」 ジャック「あ そうだった 昼食作ってたんだ作らないと」 ジョン「誰だこの女性?」 エカラ「お兄ちゃんだよ」 ジョン「またエカラ 君の仕業か・・・」 エカラ「うん そうだよ だからねこのお金置いて行くよ 実験のお礼」 ジャック「いいよ別にいらない 実験はいつでも付き合ってる事だし お金よりも君が俺の言う事聞いてくれる方が嬉しいよ」 エカラ「そっか だね」 ナエコ「エカラちゃん振り回してあなたなにしてるのよ・・・」 ジャック「色々だ それより昼食作るの手伝ってくれ エカラ 君も食べていくだろ?」 

エカラ「もちろん! 食べるよー」 ジョン「ジャック こっちを見ろ」 ジャック「どうしたんだ?」 ジョン「美人だな」 ジャック「ジョンお前 俺を口説いてるのか?」 ジョン「そうかもしれんな お前が欲しくなってきた」 ジャック「や・・・やめろ・・・本気にするぞ・・・」 エカラ「お兄ちゃん 顔あかーい」 ナエコ「ダメよジョン! ジャックに手を出したら分かってるわね!?」 ジョン「冗談だ そう思うならささっと子供でも作るべきかもしれんな」 ジャック「どっちがだよ!」 ナエコ「どっちもじゃない?」 ジャック「なんだよそれ・・・」 ナエコ「あなたが女性の方が私良かったわこう見ると 料理も出来て博識でいいお嫁さんになれるねジャックは」 ジャック「やめろよ・・・俺が女性になるの受け入れたくなるだろ・・・」 エカラ「お兄ちゃん ごめんね 私になった時からお兄ちゃんは段々男性として揺らぎ始めたんだと思うよ」 ジャック「どうかな 俺がスケベなだけじゃないかな」 ジョン「それより腹が空いたな・・・」 ジャック「お前は本当にいつも腹ペコだな 俺がいないとダメなんだからよ」 ジョン「そうだな 俺にはお前が必要だな」 ナエコ「はいはい・・・私だっておなか空いてるんだからささっと作りましょうよ」 


ジャック「ど どうだ? 美味いか? ジョン?」 ジョン「あぁ いつも通り美味い ジャックお前は食べないのか?」 ジャック「もちろん 食べるよ・・・」 ナエコ「ジャック あなた本当に大丈夫なの?」 ジャック「いや・・・大丈夫じゃない」 エカラ「お兄ちゃん・・・深刻だね・・・」 ジャック「なぁ ジョン言っていいか?」 ジョン「やめろ しまって置け」 ジャック「なんかさぁ この女性の姿になってジョンお前を見てたらな 心の奥底から別の気持ち・・・あるいは閉まって置いた感情なのかな・・・分からないな」 エカラ「ごめんね お兄ちゃんこんなことに巻き込んで・・・やっぱもう薬を作るのやめた方がいいかもしれない・・・」 ジャック「エカラ 大丈夫だこれからも続けよう むしろ俺はな女性になれてなジョンに対する本当の気持ちが分かったのかな・・・いや やっぱ俺の感情は今はおかしいと思う 心にまで影響する薬なのかもな」 エカラ「そんなふうには作ってないけどね 体が変わるってそういう事なのかもね お兄ちゃんはお兄ちゃんじゃ無くなって一人の女性なって男性に恋情いだいて・・・そのままジョンのお兄ちゃんと・・・」 ナエコ「嫌だ! ジャックはジャックのままでいて・・・」 ジャック「そうだな・・・俺はこのまま行ったら多分 俺が俺じゃなくなって君たちが目にする俺がいたたまれなくなって君たちを悲しませる でもジョンの子供を持ってジョンとジョンの子供だけを見てるそういう人生もいいのかも知れないと思う俺もいて・・・俺がありし者になって自分を忘れてあるいは自分を失ってもそれでもジョンといれるならそれもいいのかな・・・?」 エカラ「お兄ちゃん・・・ここにいたらダメだよ 私の世界に行こう」 ジャック「ここ俺の家なんだけど」 ジョン「俺達のだろ?」 ナエコ「あぁー もうダメ行くよ二人とも!」 ジョン「ジャック 最後に選ぶのはお前だ それがどんな結果であれ俺は受け入れる 後はお前が悔いのない選択を出来るかどうかだ それとも選べないのなら俺が選んでもいいぞ」 ジャック「その・・・」 エカラ「ダメ! 答え出さない!」 ナエコ「時間はあるから今答え出すな! エカラちゃん ジャックの手持って」 エカラ「うん ささっと行こうナエコさん」 ジャック「じゃあなジョン 次会う時は男で正気に戻ってるといいがな・・・」 ジョン「行ったか・・・正気か お前の気持ちは多分本当だろうな」


エカラの世界


エカラ「お兄ちゃん大丈夫?」 ジャック「さぁ? でも腹が空いてきたな」 ナエコ「全然 食べれなかったね」 ミリア「エカラ 帰ってたのかちょうどいい今お昼にしてたんだ」 エカラ「ミリアちゃん それはちょうどいいね」 ミリア「その女性は・・・ジャックか」 ジャック「ミリアに薬の話してんだな」 ミリア「ジャック?の顔赤いけどどうしたの?」 ジャック「俺の口からはちょっと言いたくない・・・恥ずかしい」 エカラ「お兄ちゃんはその・・・ジョンのお兄ちゃんに恋情いだいちゃったみたいだね」 ミリア「あぁ そう言う事 僕もたまにエカラにそういう顔するけどエカラは僕にそういう顔見せないよね!」 エカラ「えへへ それは確かにそうかも・・・まぁいつか多分するよそういう顔」 ナエコ「ふふふ 私もねジャックのこういう顔をさジャックにしてたよ私 ジャックがさその気持ち分かってくれたんだね それは嬉しいな」 ジャック「今はその気持ちはないのか?」 ナエコ「あるよ! たまにあなたにはドキドキさせられるよ!」 ジャック「いい意味であって欲しいな やっぱり俺は男に戻らないとな君のその顔見るために!」 エカナ「ミリアお姉さま 昼食出来ましたよー あれ お姉さまいたんですか それにその女性は・・・お兄様ですね 話は聞いていますよ」 ジャック「よく俺だって分かったなエカナ」 エカナ「目がお兄様なんですよー」 ジャック「出会って短いのによく見てるねエカナ」 エカナ「はい 私はなんたってお姉さまですからお兄様の理解は高いと思いますよー」 ジャック「そっか・・・そうだよな・・・ジョンに恋情いだいてる場合じゃないよな・・・」 エカラ「何か思う事あったのお兄ちゃん?」 ジャック「俺がこのままさジョンの事しか考えなくなったらエカラと魔法も薬の事も忘れて ナエコの事にも興味が無くなって ミリアの隣にいる事もしなくなって エカナに構ってあげる事も無くなってそんなの嫌だよな・・・みんな」 ナエコ「嫌よ 当然じゃない!」 エカラ「そうだよ そんなのダメ!」 エカナ「私はお兄様とジョンの事は分かりませんが嫌ですね 私に構ってくださいよ」 ミリア「そんなことになったら僕が許さない」 ジャック「俺はそれでもいいっか思ってるけどな!」 エカラ「やっぱりダメだ・・・私は薬がすぐに解ける方法探してくるよ 後はみんなにまかせたよ」 エカナ「待ってくださいよ こういう時の為にお昼多く作ってるんですから食べてってくださいよお姉さま」 エカラ「うん 食べるよ」 ジャック「ごめんな エカラ俺のせいで俺の昼食食べれなくて」 エカラ「お兄ちゃんなんで謝るの? 全部私のせいなのに・・・」 ジャック「君は悪くないよ」 ミリア「いや エカラが悪いこんな薬を作ったせいで!」 エカラ「だよね・・・ごめん」 ジャック「なぁ ミリア エカラをせめないでくれ」 エカナ「お姉さまをせめて何があるんですか ミリアお姉さま?」 エカラ「はぁ 効果も分かったし 速攻で元に戻れる解毒出来る薬作ってる後は任せた!」 エカナ「お姉さま! 行っちゃった・・・」 ミリア「さぁ ジャック 遊ぼっか」 ナエコ「女性のジャックと遊ぼう」 ジャック「ハハハ 元気だな!」 エカナ「はい 遊びましょうお兄様!」



ジャック「嫌だぁ!」 エカナ「ダメですよお兄様! 汗かいたんですからお風呂入りますよ!」 ナエコ「私も一緒に入ってあげるから」 ミリア「僕も付き合ってあげるよ」 ジャック「嫌だ! 体見られていいのかよ!」 ナエコ「私の体はいつも見てるでしょ!」 エカナ「ナエコそう言うのは言わないでください」 ミリア「ふん!」 ナエコ「うーん 綺麗な体ねぇ ジャックぅ」 ジャック「ナエコのスケベ!」 エカナ「お兄様は目をつぶっててください 全て洗ってあげますから ナエコには絶対に下は触らせないですよ!」 ミリア「そうだ! ナエコは出てけ僕たちで十分だ!」 ナエコ「その髪だけでも洗わせてよ それなりいいでしょ? 二人ともぉ」 エカナ「まぁ それなら でもお兄様をじろじろ見ないでくださいよ!」 ミリア「もうなんでエカラもナエコもスケベなんだ!」 ナエコ「そんな事言われても・・・じゃ洗うよジャック」


ナエコ「終わったよ 目開けてジャック?」 ジャック「嫌!」 ナエコ「もう受け入れてよぉ 女性の体も悪い物じゃないよぉ」 ミリア「ナエコ 忘れてるぞ ジャックが女性受け入れたらジョンのとこに行くだけだ それでいいのか?」 ナエコ「そうね じゃこのまま目つぶってて 体ふいてあげるから」 エカナ「ナエコは髪だけですからね 触っていいところ」 ミリア「そうだぞナエコ」 ナエコ「はーい・・・」 ミリア「ふき終わったけど どうやって服着せる?」 エカラ「間に合った! 出来たよ薬が さぁ飲んでお兄ちゃん」 ジャック「あ ああ」 エカラ「ふー 効き目はありそうだ!」 ジャック「まったくろくでもない日だったなぁ・・・」 ミリア「良かった いつものジャックだ」 ジャック「そのさミリア言いづらいんだけど」 ミリア「あ! 見るなジャック」 ジャック「見てないよ 大丈夫」 ミリア「いやでもジャックになら」 エカナ「まぁお兄様に見られるぶんなら」 ジャック「はぁ エカラ 俺の服は?」 エカラ「はい」 ジャック「ありがとう 今日はもう疲れた 寝る・・・」 エカラ「もう二人ともお兄ちゃんが沈んでる時にスケベ心出しても仕方ないよ」 ミリア「まぁ どっちにしても相手されないだろうけどな」 エカナ「ナエコ! 私の体見ないでください!」 エカラ「スケベ! ナエコさん」 ナエコ「ごめんなさい・・・」

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