エカラ「こっちだよナエコさんー」　ナエコ「待って待ってよー　エカナちゃんも置いてかないでー」　エカナ「ナエコ　こっちですよー」

ジャック「仲いいな　あの三人いつの間にあんなに仲良くなったんだ」　ミリア「分からない・・・いつの間に・・・」　ジャック「君は混ざらなくていいのかい？」　ミリア「いや　あの三人に何か企んでるよ」　ジャック「だな　こっちをたまに向いてる・・・向いては何かひそひそ話してるし・・・」　ミリア「僕たちを監禁する話でもしてるんじゃないの」　ジャック「まさかぁ・・・まさかな　いや　待て　うーん　ありそうなのが怖いな・・・」　ミリア「ジャック　あなたが比較的まともな人で良かったよ」　ジャック「まぁ　俺はスケベなだけで比較的にはまともかもな」　ミリア「あの三人よりはマシだよきっと」　ナエコ「ねぇ　二人でなに話してるのー？」　ジャック「別にタダの雑談だよ」　エカラ「うふふ　そっかタダの雑談ねぇー」　エカナ「私たちも混ぜてくださいよー　お兄様　お姉さま」　ジャック「やめとく・・・行こうぜミリア」　ミリア「そうだね・・・行こうかジャック」　ナエコ「二人でどこに行くのかしら？」　エカラ「二人でしっぽりしちゃうのかなぁー」　ジャック「は！？　エカラのスケベ！」　ミリア「僕たちがそんなことするわけないだろ！」　エカラ「なら　二人で行く必要ないよね　私たちも連れってよ」　ジャック「的確に逃げ道を潰して来やがる・・・」　エカラ「私から逃げられると思ったの？　甘いよそんなの」　ナエコ「逃がさないわジャック！」　エカナ「うふふふふ」　ジャック「で　なんだよそっちこそなに話してたんだよ？」　ナエコ「やっぱり私たちの旅にもジャックあなたが必要なの」　エカラ「実は私たち三人で旅をしてたの　私だけじゃエカナを守り切れるかどうか分からないからナエコさんに同行してもらったの　お兄ちゃんを連れて行くかどうかすごい迷ったけど　エカナに悪影響を与えるかなって思ってね　そう言うと私もエカナに悪影響与えるし本当は私自身も同行するべきじゃないだろうとは思ったけど　ナエコさんに全部任せるのもおかしいと思って三人で旅したの」　ジャック「なるほど　それで仲がいいのか」　ミリア「その話なら良かった　僕たちを監禁する話でもしてるかと思ってたから」　ナエコ「いいわね　それ」　ジャック「え？　なに言ってるんだナエコ・・・」　エカラ「私たちが全部面倒見て上げるかぁ・・・ふふ」　エカナ「ミリアお姉さまをあれやこれやと・・・うふふ」　ミリア「エカラとそっくりでこの子もスケベだ！」　エカラ「つまり　私がスケベなのはお兄ちゃんのせいじゃなかったって事かな？」　エカナ「そうですよ　私はお姉さまの全て知りたいですからー」　エカラ「よく　似たような顔してる人にそういう感情いだけるのねエカナ」　エカナ「顔ではなくお姉さまを見てますからね」　エカラ「でね　お兄ちゃんさっきの話なんだけど　この三人の旅は酷かった・・・常にお兄ちゃんがいたらなって思ってた」　ナエコ「でも楽しかったじゃないエカラちゃん」　エカナ「そうですよ　風邪ひいたり散々な思いしましたけど楽しかったですよ」　エカラ「そう　それよ　お兄ちゃんがいたらエカナが風邪ひくこともなかったと思うし仮に風邪ひいててもすぐに治せただろうからね」　エカナ「ごめんなさい　三日も寝込んでしまいました」　エカラ「謝る必要はないよ　むしろ私が謝る　お兄ちゃんがいればこんなことにはならなかった」　ナエコ「うん　私・・・何も出来なかった　ジャックなんであなたはなんでも出来るの？」　ジャック「俺にも出来ない事はいくらでもある出来る事が多いだけだ　まぁ　俺なら風邪に効くスープを作れただろうな　てかエカラ　君にも風邪に効くスープ作った事あるだろ」　エカラ「ごめん・・・レシピ忘れちゃった」　ジャック「なら　今度は１から全部教えてあげるよ」　エカナ「お姉さまも風邪ひいた事あるんですねー」　エカラ「誰でも風邪をひくことあると思うけど・・・」　ジャック「あの時はびしょぬれだったな・・・俺はもう家に帰ろうと言ったんだが　エカラが意地はって冒険続けるって言ってな　それで風邪ひくとはな」　エカラ「だって　あのまま帰ったらお兄ちゃんとお別れになっちゃうから・・・」　ジャック「旅はいつでも出来る」　エカラ「旅はいつでもできてもお兄ちゃんといれるその時間はそこだけ　だから私はそれを大事にしたかった」　ナエコ「分かるわエカラちゃん　その時の時間が大事なの　その日の天気その日の気持ちその日ジャックはそこにしかいないからその日の私も・・・」　ジャック「まぁ　大事にしてくれるのは分かるが一番自分の体を大事にしてくれ　俺を心配にさせてもいい事はないだろうよ」　エカラ「あるよ　心配されてるってのがすっごく分かって嬉しくなっちゃうんだよー」　ナエコ「そうよ　少しは私の心配しなさい」　ジャック「俺より強い人がなに言ってるんだ・・・」　ナエコ「強さは関係ない　心配されるって事が大事って言いたいのよ」　エカナ「お兄様に心配されるって考えるだけで胸が張り裂けそうですねー」　ミリア「僕の事は心配してくれるジャック？」　ジャック「難しいな　願いの力持ってるし隣にいて心配より安心の方がでかい　ナエコ　エカラもそうだ　心配出来るほど弱くないんだよ・・・俺が一番弱いまである・・・情けねぇ　もうずっとジョンのところで修行してようかなぁ」　ナエコ「それを私が許すとでも！？」　エカラ「そうだよ　お兄ちゃん　お兄ちゃんは私の物だ！」　エカナ「お兄様を独占することは誰にも許されないんですよ！」　

ミリア「そうだね　僕に構ってくれないならいっそ消しちゃおうかジャック！？」　ジャック「ははは・・・　俺って何なの？　はぁ　まぁいいや　それより今日はエカラの世界で見つけた宝石の洞窟にでも行こうかな」　エカラ「へぇ　そんなところあったんだ」　ナエコ「宝石！　いいね」　エカナ「ふふ　きっとお姉さま方が身につけたら綺麗でしょうね」　エカラ「エカナにつけてもきっと綺麗だよ」　ミリア「そうだね　きっと綺麗」　ジャック「それじゃ行こうか」

宝石の洞窟

エカラ「暗いな　炎の魔法」　エカナ「まぁ　素晴らしい！」　ミリア「すごい・・・」　ナエコ「どうやって見つけたの？」　ジャック「迷ってたら見つけた」　エカラ「お兄ちゃん私の世界長いのに迷わないでよ　でもそのおかげか」　ジャック「この世界の人達にはまだばれていない　宝石が掘られた跡がない」　エカラ「つまり独占出来るって？」　ジャック「かもね」　エカラ「宝石の中にはパワーストーンとか混じってるからよく探したら見つかるかも知れない」　ジャック「今日はパワーストーン探しじゃない　気にいった宝石を少しだけ貰っていこう」　エカラ「そうだね　ガメたらダメだね」　エカナ「ミリアお姉さま　どっちがいいですか？」　ミリア「こっちかな」　ナエコ「ねぇねぇ　ジャックこの宝石どうかな？」　ジャック「いいんじゃないか　よし　俺は実は宝石を加工出来たりする　後でみんなに宝石の飾りつけを作ってやるよ」