エカラの薬

ナエコ「ジョン、あなたドラゴンになれる力を手に入れたのよね?」 ジョン「好きな時に変身できるがドラゴンはでかいここで変身すれば建物は倒壊するだろうな」 ナエコ「その力ぜひ委員会が見たいそうなの、私の世界にはドラゴンはいないし」 ジョン「ドラゴンいる世界はそこまで多くは見たことない俺達の世界にもいなかったな」 ジャック「ドラゴンに変身か俺も欲しかったなぁ」

ナエコ「ジャック、あなたもぜひ来てほしいそうよ私の世界に魔法はないからそれも見てみたいと委員会言ってたわ」 ジャック「魔法のがない世界って結構あるよなレヴェルカの世界も魔法はなかったけどかわりに科学がすごい発展していた、ナエコの世界は何が優れてるんだっけ」 ナエコ「私の世界は獣人の世界、色んな部族が群雄割拠して争いが絶えなかったから委員会作った 私の世界は基本的に身体能力が高い」 ジャック「なるほど、通りで俺より格闘強いわけだ」 ナエコ「私は人間代表やってるからね、そりゃ相当強いのは間違いないわ」 ジャック「ナエコの能力って身体能力高いだけじゃなかったよな」 ナエコ「そうね、私はいわゆる操り人 人間以外なら誰でも操れる能力を持っている、ドラゴンになっているジョンならば操れる それと別世界で契約結んだ生き物を召喚して使役する事も出来る」 ジョン「だから委員会はナエコに弓を引けない・・・今さらっとやばい事言ったな」 ナエコ「ええ、私が本気になれば私の世界の獣人全員を操って軍隊を作ることも不可能じゃない それゆえ結構命狙われるけど私は別世界に行ってたりするから基本探せないし基本返り討ちにしてるからここ最近はそういうことないわね」 ジャック「あれ、獣人にもなれなかったけ?」 ナエコ「なれるけど毛深くなるから嫌よ」 エカラ「お兄ちゃん借りてくよー」 ナエコ「エカラちゃん!?、行っちゃった」 ジョン「慌ただしい子だ」 ナエコ「慌ただしいのは今になって事じゃないからいいわ、それより私たちだけで行きましょう」


エカラの家


エカラ「出来たよ、ドラゴンの力に匹敵する薬が!」 ジャック「本当か!?それはすごい!」 エカラ「言っとくけど作るのすごい大変だったんだからね!」 ジャック「それは悪かったでは早速飲んでいいか?」 エカラ「いいよ・・・ふふ」 ジャック「なんか嫌な予感が・・・前にもこんな感じの薬飲まされて・・・」 エカラ「飲まなくてもいいけど作るの大変だったって分かってるよね!?」

ジャック「分かったよ・・・飲むよ」 エカラ「どう?体の感じは?」 ジャック「体になにかある薬なのか・・・なんだか体が縮んで来たようだ・・・まさか小人にして瓶にでも閉じ込める気か?」

エカラ「私は嘘はつかないよ・・・そう、ドラゴンに匹敵する力それは私の魔力だ!」 ジャック「声が変だぞ・・・まさか!」 エカラ「これが今のお兄ちゃんだよ」 ジャック「エカラそっくりの女の子になっている!?」 エカラ「そう、この薬はエカラになる薬そして文字通りエカラにもなる薬 この状態を続ければお兄ちゃんはエカラその者になる・・・エカラになるって言っても顔はそのままだと私と区別つかないからちゃんと変えてるよ」 ジャック「確かにエカラの魔力は相当だが・・・しかしエカラになっただけでは・・・」 エカラ「お兄ちゃん私をなめてるの?」 ジャック「いや、そうは言わないが」 エカラ「安心して、この薬はお兄ちゃんの力の上に私の力が備わってるの」 ジャック「つまり、俺が元使えた力にエカラの力がそのまま使える・・・エカラより強くないか?」

エカラ「そう、だからこの薬を飲んでエカラでいる間は私の言う事は絶対に聞かなくてはならない」 ジャック「結局ハメられてるじゃないか!」 エカラ「さて、お兄ちゃんなにを命令しようかなぁー・・・そうだなぁ、こほん私の事をお姉ちゃんと呼んで」 ジャック「いや、それは・・・ダメだ逆らえん、お・・・お姉ちゃん」 エカラ「うーん、なんか違うなー」 ジャック「私もそう思うなー・・・私って・・・」 エカラ「言ったでしょ、私になるんだってこの薬 言動も行動も私になっていくの時間たてば立つほど純化していく」 ジャック「相当危険な代物だな」 エカラ「お兄ちゃんが言ったんでしょ!?ドラゴンに匹敵する力が欲しいって責任持って!」 ジャック「まさか、こんな結果になるとは軽率だったすまない」 エカラ「そうだよ、作るのも大変だったし薬の材料これ作る過程でどれだけ使った事か・・・それに効果は今初めて分かったうまくいって良かったよ!」 ジャック「そっか、エカラになる薬 エカラ自身では実験台にならない」 エカラ「ミリアちゃんにも飲ませて見たけど効果はなかった」 ジャック「ミリアまで巻き込んだのか、すまない」 エカラ「そうだよ、後でミリアちゃんに謝ってねお兄ちゃん」 ジャック「あぁ、そうだな」 エカラ「なぜ効果がなかった今分かったそれは魔力を持っていない人間には効果がないんだよ」 ジャック「言われてみればそうだ、魔法使えるの俺とエカラしかいないな今は」 エカラ「それに魔力の波長が合わないとダメなんだその辺の魔法使いに薬を混ぜた飲み物飲ませたけど何も起きなかった、失敗作かと思ったけど成功して良かった」 ジャック「確かに君と一緒に魔法の修行した時間は長ったそれで波長も合うようになっていったのか」 エカラ「お兄ちゃん、これで終わらないよ」 ジャック「だよな、何をさせる気なんだ」 エカラ「じゃあねぇー私の体ってどうなってるか・・・」 ジャック「そ・・・それは!!」 エカラ「冗談よ、お兄ちゃんにやらせるのはこの薬で使った材料並びに私が使った量力以上に今日一日働いてもらうからね、ビシビシ働いてね頑張れば夕暮れ前には終わるよきっと」


夕暮れ


ジャック「お、お姉ちゃん・・・これで全部なの?私もう・・・あっ」 エカラ「お疲れ様、お姉ーちゃん うん、これで全部」 ジャック「なぁ、エカラ聞いていいかこの薬いつ切れるんだ?」

エカラ「さーねぇ、だって初めて成功した代物だよその先がどうなるかなんて分からない最悪一生私のままで二人のエカラとして生きていくしかないかもね」 ジャック「勘弁してくれよ・・・」

エカラ「元はと言えばお兄ちゃんが悪いんだからね!」 ジャック「分かってるけどさ」 エカラ「私の薬って大体半日くらいまで持つからそろそろ解けると思うけど」 ジャック「そっか、ならいいが」 エカラ「それよりこの姿さ二人に見せようか、それ!」 ジャック「いや、ちょっと待って・・・」


獣人の世界


ナエコ「すごいわね、変身能力もあるなんて・・・私から見ても私自身にしか見えない」 ジョン「いつかは役に立ちそうな力だ」 エカラ「二人ともお兄ちゃん返しに来たよ」 ナエコ「エカラちゃん・・・ジャックはどこ?」 エカラ「私の後ろから出てきてよお兄ちゃん」 ナエコ「え、エカラちゃんにそっくりな女の子・・・これがジャックなの?」 ジャック「あぁ、俺だジャックだ」

ジョン「まぁ、俺も姿だけはエカラになれる」 ナエコ「ジョン、張り合わないでよ・・・エカラちゃんが3人、頭が痛くなってきたわ・・・」 ジョン「冗談だ元に戻ろう、お前は戻らないのかジャック?」 ジャック「薬でこうなってるんだ、いずれ薬の効果は切れるんだよなエカラ、ってか切れてくれなきゃ困るよー」 ナエコ「なんか、ジャック エカラちゃんっぽくなってない?」

ジャック「薬の効果はエカラ自身になるんだ、だから私は・・・いや俺はエカラになってきている」 エカラ「忘れてた、はいお兄ちゃん薬 薬は3回分しか作れなかった」 ジャック「あれだけの材料があって三回分か」 エカラ「高級品だからよく考えて使ってね、主に魔力が切れた時に使えば一瞬で私と同じ魔力まで回復って言うより私と同等の魔力になるが正しいかな」 ジャック「あるいは他に手がない時用の最後の手段になりそうだな」 エカラ「ただ、使えば使うほど私になって3回目を使った時には完全に私になって元に戻ってもエカラとジャックと言う存在の間の存在になっちゃうからもうその時にはお兄ちゃんはお兄ちゃんでは無くなるよ」 ナエコ「なんて恐ろしい薬なの」 エカラ「仕方ないよ、薬はまだ試作品これから完璧な薬作ることも可能だけど材料が」

ジャック「あれだけの量を使うんだもんな改良しなくていいさ、でも3回使うような出来事があったら・・・」 エカラ「その時はまぁなんとかするよ多分」 ナエコ「多分って・・・大丈夫なの?エカラちゃん?」 エカラ「三回使う時は相当後の事だろうし大丈夫信じてナエコさん」 ナエコ「エカラちゃんがそう言うなら信じるわ」 ジャック「それより俺疲れちまったよジョン・・・」

ジョン「抱きつくのは結構だがそういうのは二人だけの時したらどうだ?」 ナエコ「これじゃまるでエカラちゃんが抱きついてるみたいじゃない! いやそれより二人の時はこういう事してるって事なの!?」 ジョン「お互いに求めあう事はあるだろうな」 エカラ「お兄ちゃん達ってそういう関係だったのかぁ」 ジャック「いや、今はまだ違うさ」 ジョン「こいつと話した事がある、世界で二人だけになったらそういう関係も悪くはないのかも知れないなって それよりエカラいいのか?俺たちがそう言う関係なったら俺達は一生離れる事はないぞ」 エカラ「えっとつまりお兄ちゃんと仮に魔法の練習したらそこにジョンのお兄ちゃんがいてずっとお兄ちゃんがジョンのお兄ちゃんの方に向いてるって事なのかな・・・?」 ジャック「そうなるだろうな・・・」 ナエコ「私といてもジョンがいてそっちに向いてるの!? それは嫌よ!」 ジョン「な、俺達が関係を縮めても誰にもいい事はない もちろん俺達にもいい事はないなぜならもう戻れない関係になるだろうからな」

ジャック「俺は正直関係を縮めるのは嫌だ、俺とジョンの関係はこれが一番さ」 ジョン「俺もそう思う」 エカラ「ふーん、恋愛って難しいんだね」 ナエコ「なら私を見て、私ならいいでしょうジャック?」 ジャック「そうだな、それが一番いい」 ナエコ「なら、私に抱きついてよ」 ジャック「分かった、そうするよ」 ナエコ「顔を上げてジャック」 ジャック「あぁ・・・」

ナエコ「可愛いわよ、だって顔エカラちゃんだもん まるでエカラちゃんが抱きついてるみたいで」 エカラ「じゃ、私も抱きつこうぉー」 ナエコ「その、二人に抱きつかれるとすごい破壊力ね・・・」 ジョン「俺は仲間外れか?ナエコ?」 ナエコ「ジョンは・・・体大きいからダメ」 ジョン「抱きつく事はいいのか?」 ナエコ「そこ、聞く・・・」 ジョン「冗談だ、あんたとはそういう関係にはなりたくはない」 ナエコ「私もジョンとは・・・」 ジョン「俺のなにがダメなんだ?」 ナエコ「いや、ちょっと」 ジョン「ふ、ナエコを困らせるのはやめようか」

ジャック「なぁ、お姉ちゃん・・・いやエカラまだ解けないぞ」 エカラ「おかしいなぁもう解けてもいいころあいなのに」 ナエコ「お、お姉ちゃん!?」 ジャック「そこに食いついてくるのかよ・・・」 ナエコ「ね、ねぇ私の事をナエコお姉ちゃんって呼んでよ」 ジャック「いや、それは・・・」 エカラ「呼んであげたらお兄ちゃん」 ジャック「な、ナエコお姉ちゃん・・・」

ナエコ「く、くぅぅぅ」 エカラ「ひょっとしてナエコさんって変態?」 ナエコ「い、いや違うわよ!」 エカラ「ナエコお姉ーちゃん」 ナエコ「ふ、二人にそんな事言われたら わ、私・・・」

エカラ「やっぱり変態じゃん」 ジャック「ナエコが女の子にそういう気持ち抱いてたとはな・・・」 ナエコ「あなたとは違うわよジャック!」 ジョン「騒がしい連中だ、それより元に戻ってるぞジャック」 ジャック「やっとか、効き目が強い薬だ」 ナエコ「もう元に戻っちゃったの残念ね・・・なによみんなしてその目は」 ジャック「それより、二人ともありがとう落ち着いた」

エカラ「私にも甘えてもいいよお兄ちゃん!」 ジャック「いや、それはやめとくよ・・・君には弱み見せたくない」 エカラ「充分弱み見せてるじゃない」 ジャック「まぁ、確かにそうだな・・・」

エカラ「まぁいいや、二人だけの時に甘えてくれればいいよ」 ナエコ「エカラちゃんに手出したら分かってるよねジャック!?」 ジョン「お前のやる事にとやかく言う権利はないが俺も駆り出される結果になるぞ」 ジャック「俺ってそんなに信用ないのか・・・」 ナエコ「あるわけないでしょ、いっつもどこかに行ってるのに」 ジョン「お前の事を誰も信用しなくなっても俺はお前を信じてやるぞ、ジャック」 ジャック「ジョン、やっぱり俺にはお前が」 ナエコ「そういうのは二人だけの時にしてよ」 ジャック「分かってるさ俺は手を出さない・・・が」 エカラ「そう、私が手を出さないとは限らない」 ナエコ「それ、本気なの!?」 エカラ「さぁ、どうだろうねー」 ナエコ「エカラちゃんがどこまで本気なのか分からないわ・・・」 ジョン「どこまでも本気でどこまでも冗談なんだろうな」 エカラ「ジョンのお兄ちゃん、よく分かってるじゃん」 ジョン「だからこそ君が一番危険なんだエカラ」 エカラ「そうだね、私が全部欲しくなったらそうなるかも知れないね ねぇお兄ちゃん」 ジャック「怖い目をしてるなエカラ」 エカラ「流石お兄ちゃん、すぐに構えてるってみんなもか 大丈夫だよ今はやる気はないから」 ナエコ「今はっていずれあるって事なの・・・?」

エカラ「いや、多分ないと思うけど」 ジョン「最悪な話をしてるんだろうな」 エカラ「ありえるかも知れない未来だね」 ジャック「今よりも力を得た君と対峙した時勝つ可能性は低そうだ」

エカラ「まぁ、私がそれをやるとしたらまずジョンのお兄ちゃんを洗脳して破壊の限りをさせるだろうからジョンのお兄ちゃんを守るのが一番いいかもしれないね」 ナエコ「なんで、そんなことが一瞬で出てくるのよ・・・まさか本当に」 エカラ「ナエコさん、私は魔法使い一番信用出来ないよ 実際お兄ちゃんに飲ませた薬には私に逆らえない効果もあるの、それで私の事しか考えれないお兄ちゃんに仕上げちゃうのも悪くないかも知れないわね・・・ふふ」 ナエコ「なんだがやばくなってきたわ、行くわよジャック」 ジャック「引っ張るなよ」 エカラ「あ、行っちゃった 別に私はそんなことするつもりないけどなぁー さてジョンのお兄ちゃんやっと二人っきりになれたね」 ジョン「邪魔者はいなくなったとでも言いたいのか?」 エカラ「邪魔って、私は別に二人が邪魔とは思ってないけど 私が言いたいのはこないだの続きって事を言いたかったの」 ジョン「あぁあれか、だがもう暗いぞ」 エカラ「ジョンのお兄ちゃん、夜は長いよ!」 ジョン「次は俺に手を出すつもりか?エカラ?」 エカラ「かもねー」


ドラゴンの世界


ジャック「ここは・・・ドラゴンの世界かな?」 ナエコ「見たいね・・・行先は決めてなかったから、しかしエカラちゃんはいっつもあんな感じなの?」 ジャック「たまに・・・もしかしたらエカラはいつか魔女になってしまうのかも知れない」 ナエコ「それは嫌ね・・・」 ジャック「それより、ドラゴンの世界ならドラゴンを契約して召喚獣と使役してみてはどうかな?」

ナエコ「出来るの?」 ジャック「出来る、ただドラゴンはがめつい結構契約で持っていかれるのは覚悟した方がいいだろうな」 ナエコ「私、金品とか持ってないよ」 ジャック「そこは安心してくれ俺は結構持ってる」 ナエコ「どこで手に入れてるのそういうの?」 ジャック「まぁ、色々あるけど主に色んな世界の困り事を解決する事で得ているな」 ナエコ「確かに私の世界であなたは結構いざこざを解決してくれるって委員会が言ってたわ、それで報酬も結構払ってるって」 ジャック「ナエコの世界は血の気が多すぎるいっつも困ったら俺を駆り出す」 ナエコ「だからいっつも私狙われるのよね、それのせいでジャックの家にお世話になるはめに・・・ごめんね」 ジャック「気にする事はない、ナエコがいるおかげで結構助かってる」 ナエコ「そう?それならいいけど」

ジャック「召喚はいい力だ、楽が出来る」 ナエコ「召喚で思い出したけどあなた私を勝手に召喚したでしょ!?」 ジャック「ごめん、しかも怪しげな術でな もうしないから」

ナエコ「契約もしないで勝手に呼び出すとか、どうなっても知らないからね」 ジャック「あぁ、勝手に呼び出して死ぬ召喚士も結構いるからな」 ナエコ「契約で死んじゃうパターンもあるわね、エカラちゃんも召喚出来るけどあれは私のとは違うよね?」 ジャック「召喚魔法と契約召喚は確かに違う、召喚魔法は術者の魔力に依存するから召喚獣の強さにムラがある 契約召喚は契約した召喚相手の強さに依存する 強力な存在と契約出来れば大きな戦力になるだろうがそれだけコストもかかるだろうな」 ナエコ「それよりこれからどうするの?」 ジャック「今日はこの世界で泊まろう、少し歩くぞ」 ナエコ「指輪の力でパッと移動出来ないの?」 ジャック「移動は出来るだろうが安全な場所に出るとは限らんしな、歩ける時は歩いた方がいいだろう」 ナエコ「この移動の力は便利だけど・・・」 ジャック「あぁ、結構もろいとこはあるな俺の経験だと結構やばい体験はある」 ナエコ「聞かせて」 ジャック「入る事は容易でも出る事は難しい世界があった」 ナエコ「どうやって出てきたの?」 ジャック「一面の砂漠しかなく生物も多分いなかった世界だった、出て行く方法は空間に穴を開けて無理やり出てきた あの世界に力持つものがいたら外に出てきてる可能性はある」

ナエコ「それって結構やばくない?」 ジャック「あぁ、最悪の事態にならないといいが・・・」 ナエコ「他に経験はあるの?」 ジャック「待ち伏せされてた時があった、はなから外の世界の存在を狩るために世界そのものが狩りに来てた時もあった」 ナエコ「それはどうやって解決したの?」 ジャック「いや、普通に逃げた 関わらないのが一番いいと思ってな」 ナエコ「だね、でも入ってくるの狩るのなら逃がさないようにしてたんじゃないの?」 ジャック「あぁ、その世界も出るのに苦労した」 ナエコ「むやみやたらに移動するのもよくないのね・・・」 ジャック「あぁ、入ることも出来ない世界もある、そこに入った瞬間詰むだろうな」 ナエコ「内容は想像したくもないわね」 ジャック「それよりついたぞ」 ナエコ「立派な宿ね」 ジャック「実はここの宿の食事が美味かったから泊まりたかったんだよ」 亭主「やぁ、ジャックか今日は連れがいるのか 女性か、ふーん」 ジャック「いや、別にここの宿の食事が美味しかったから連れて来たんだ」 ナエコ「ふふ 食事楽しみだわ」 ジャック「あぁ そして明日はドラゴンだ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る