とある日の日常2

エカラ「みーりーあーちゃん」 ミリア「なんだい?エカラ」 エカラ「思ったんだけど、私とミリアちゃんって本気で戦った事なかったよね? どっちが勝つと思うの?」 ミリア「そりゃ、僕が願えば一瞬だろうけど・・・まぁそんなの事したらこの世界の人達も消えることになる」 エカラ「例えば?」 ミリア「例えばエカラを消すってなったら同時にその付近の人達も消えちゃうだろうね、挙句の果てはみんないなくなる」 エカラ「じゃ、それ抜きでどっちが勝つと思う?」 ミリア「僕だろうね勝つのは」 エカラ「どういう風に?」 ミリア「戦略例を出すとエカラが魔法出す瞬間にその場で回転する願いをするんだ、そうすると狙いを定めて打つ魔法はほとんど使い物にならないだろうね」 エカラ「範囲魔法使えばいいけどそれじゃ私も被害くらっちゃうね」 ミリア「でも勝つ方法はあるんだよね、教えてあげないけど」 エカラ「流石に私にも手札ばらすの嫌なんだ」 ミリア「分かったいいよ、やっぱり教えてあげる それはエカラの魔法で自分をまとうんだ」 エカラ「自分に魔法・・・強化系の魔法なの?」 ミリア「そんな感じでエカラは実は自分で魔法をまとえば絶対に他社が介入出来ない魔法をやれるんだ」 エカラ「へぇ、つまり打ち消されないって事」 ミリア「そう、それをやると魔法の威力は下がるけれど絶対に魔法打てる環境になる」 エカラ「ミリアちゃんですら介入出来ない・・・って事はないだろうから全力で願いの力を使わなきゃいけないでも願いの力はリスクがあるそれが抑止力になると」 エカラ「うん、当たり 願いの力を使えなければ僕はタダの女の子なんだよ力だってエカラより低い」 エカラ「じゃ、それ」 ミリア「きゃ、やめてエカラ・・・」

エカラ「ミリアちゃんが怯えてる・・・ごめん」 ミリア「僕が弱みを見せたんだ今度はエカラの弱みを教える番だ」 エカラ「私の弱みねぇ、ミリアちゃんと一緒で魔法取り上げたら私もタダの女の子だよ、だからその対策で錬金術を使えるようにはしている」 ミリア「似た物どうしなんだね僕たち、具体的にはどんな事をするんだい?」 エカラ「錬金術で木を尖らせたり崖から岩を落としたりして逃げるように使ってる その逃げてる間にお兄ちゃんを呼ぶ」 ミリア「ジャックか他の人は」 エカラ「ジョンのお兄ちゃんは基本来ない、ナエコさんはたまに、レヴェルカは絶対に来ない お兄ちゃんは基本暇してるから来てくれる」 ミリア「やることないのジャック・・・」 エカラ「ないんだろうね・・・だから私は魔法を潰されたら基本お兄ちゃんを呼んで対処させてる」 ミリア「便利だね」 

エカラ「お兄ちゃんは私の言う事たいがい聞いてくれるからね」 ミリア「僕も願いの力以外に力つけようかな」 エカラ「お兄ちゃん使い潰した方が一番楽だよ」 ミリア「ジャックをなんだと思ってるの?」 エカラ「壊れにくいおもちゃ!」 ミリア「おもちゃか・・・エカラにとってはその程度なんだね」 エカラ「半分くらいは冗談だけど」 ミリア「半分はそうなのね」 エカラ「ちなみにジョンのお兄ちゃんは絶対に壊れないおもちゃだよ」 ミリア「ジョンは体力無限だからね・・・そりゃ振り回し放題だ」 エカラ「さっきの話続きだけどお兄ちゃん、ジョンのお兄ちゃん、ナエコさんはどうやって戦うの?」 ミリア「まずはジャックについてだ、ジャックはバランス型だ魔法も力もバランス良く扱える でも今一つ威力が高くない、最大の武器は隠し玉いつもどこかで手に入れた力で勝ちをもぎ取るタイプ」 エカラ「思い出すよ、急に召喚使ってきて出してきたのがジョンのお兄ちゃんとナエコさんしかも操られてると来たら・・・すぐに降参したよしかも本人達の了解取ってないから操られてる時の記憶も時間も飛んじゃうってさ 酷い話」 ミリア「そんなのどこで仕入れたんだか」 エカラ「お兄ちゃん暇だからいっつも色んな世界渡り歩いてるからねぇ・・・思い出したあれ、あれは本当に怒ったよ、レヴェルカが試作の次元砲を渡されたから私がお兄ちゃんでは突破出来ないバリア貼ったら急に使ってくるんだよしかも威力がとんでもなくおかしいのお兄ちゃんいわく試作機で威力の調整が出来てないって言われてレヴェルカから渡されたそんなの物私に使うんだよ!」 ミリア「レヴェルカの兵器ね、たいがい世界壊すには十分な威力ばかりな物ばっか作って世界壊すつもりなの?」 エカラ「でね、直撃したよバリアは粉々 私はケガはしなかったけど体勢崩してる時にこれで俺の勝ちだなエカラ?って言うんだよ私は回り見てよあの山なんて消し飛んじゃったじゃんって 悪い悪い兵器を渡したレヴェルカと俺でなんとかするよって」 ミリア「正直、あの二人は他の世界がどうなっても何も思わないんだろうね」 エカラ「ムキー腹立ってきた、ミリアちゃんお兄ちゃんはどうやって倒せばいいの?」 ミリア「ああいうタイプは最初から全力で行けばいいんだ要は隠し玉以外大したことはない」 エカラ「なるほどねいつも様子見てたけどあれがいけないのか、ミリアちゃんはどうやってお兄ちゃん倒すの?」 ミリア「まず隠し玉がレヴェルカの兵器でボタンで操作で打っているならそのボタンを願いの力で別物に変えるなんならボタンを押した結果を僕に変えてもいい」

エカラ「お兄ちゃんならまず次元砲は耐えれない一瞬で決着つくねてか願いの力って結構大胆な事してるけど代償の影響ないの?」 ミリア「願いの力の代償ってね負に関する願いをすると大きくかかるんだ 特定の相手を消せとか私利私欲にまみれた願いとか過去の改変・・・一回は行われてるからこれからどうなるかは未知数」 エカラ「私、滅茶苦茶私利私欲で叶えてるけど大丈夫?」

ミリア「エカラの願いてるんじゃなくて僕がエカラの願いを僕自身の願いとして叶えてるから問題はないよ」 エカラ「そういう解釈すれば抜け道あるんだ」 ミリア「うん、僕もこの力学んだからね、位置替えとか別の物に置き換えるとかはあまり負の方向に傾かないから問題ないんだよ」 エカラ「私利私欲って言われた・・・うーん、私利私欲かも・・・?」 ミリア「私利私欲ってのは富、名声とか力が欲しいとか他者よりも優れたいとか明確な私利私欲ではないと代償としては動きにくい」 エカラ「ふーん、まぁミリアちゃん自体が私利私欲って感じもしないねぇ」 ミリア「うん、僕が私利私欲だったらすでにどこの世界もないよ、またあの暗闇戻されるだけそんな事絶対にしないしさせない」 エカラ「じゃ、次にジョンのお兄ちゃんは?」 ミリア「ジョンとナエコ同時に言う、二人はお互いパワータイプ見えて型が違うジョンは猪突猛進パワーで押し切る、ナエコは軽やかのらりくらり戦闘をする やりにくいのはナエコ、長期戦前提に行動してるかと思えばいきなりジョンと同じような戦い方をしてきたりする、魔法を無くして力特化のジャックって考えると分かりやすい」 エカラ「あの二人全然違うんだ」 ミリア「攻略法は至ってシンプル、僕の防御能力と相手と入れ替える、そうすると僕はタダの女の子だから勝手に相手が僕の防御力になって攻撃ちょっと反射するだけで相手は勝手に倒れる」 エカラ「そっか、防御力0だから全部反射する必要性はない願いの力の最小に抑えて勝つ方法だ でもミリアちゃん防御力がないって事は私のような広範囲高い威力を持つ技を持った相手はいきなりそれ使われたら終わりじゃん」 ミリア「心配はないよ、それはあくまでも戦法であって普通の戦闘ではある程度防御力は担保されている、こう願うんだみんなを守れる戦闘能力が欲しいと願うと私利私欲にはならない」 エカラ「なんか、願いの力っていくらでも曲解できそうだね」

ミリア「うん、出来るよだから賢く使えば便利な物ではあるけど間違った願いをすればそこには破滅しかない諸刃の力」 エカラ「最後にレヴェルカは?」 ミリア「レヴェルカは多分僕でも勝てないと言うよりはあいつは勝たせないをしてくるんだよエカラ」 エカラ「勝たせないかぁ・・・どういう風に?」 ミリア「ボイドってあったよね?、ああいうような世界に相手を飛ばして次元移動出来ないように永遠とロックを上から積み重ねてそれはもう無限の数のロックを重ねるんだ 僕もあれを食らったら解くのに何千年かかるか分かったもんじゃないんだよ」 エカラ「ミリアちゃんですらそうなるのか、レヴェルカには喧嘩売らないー」 ミリア「喧嘩売っても相手にされないから大丈夫だよ」 エカラ「私の最大級の魔法打っても?」 ミリア「うつ瞬間にボイド飛ばされるだけで意味はないと思う」 エカラ「ボイドって崩れてなかったっけ?」 ミリア「ボイドは世界の数だけあるどこにでもあるんだ属さない世界が」 エカラ「無理かぁ」 ミリア「それよりエカラ誤って、僕を押し倒した事」 エカラ「ごめん、ごめんあまりにも非力だったね」 ミリア「喧嘩売ってんの?」 エカラ「非力なら、よっと」 ミリア「急に抱っこしないでよ」 エカラ「ミリアちゃんかるーい」

ミリア「恥ずかしいよ」 エカラ「誰も見てないって」 ジャック(俺は見てるんだよなぁ・・・なんてタイミングで来てしまったんだ帰ろう・・・) 


ミリア「どこに行くんだよエカラ」 エカラ「うーん、書庫かなそれとも今日の夜はいい天気だし星でも見る?」 ミリア「じゃ星で」 エカラ「ほら綺麗だよミリアちゃん」 ミリア「いい加減降ろしてよ」 エカラ「自分で降りればいいじゃない」 ミリア「非力だって言ってるじゃんエカラの腕をほどけるほど力は持ってないよ」 エカラ「分かったよ降ろしてあげる」 ミリア「星が綺麗だね、こうやって二人で見ていると恋人見たい」 エカラ「私となりたいの?」 ミリア「急がなくていいって言ったのあなたじゃん」 エカラ「私はいつでもいいよ」 ミリア「エカラのそういうとこ嫌い!」

エカラ「満開だねぇ」 ミリア「うん、ありがとう」 エカラ「お礼はこの場所見つけたお兄ちゃん言って」 ミリア「ジャック、ありがとう」 エカラ「お兄ちゃん居たのどこから聞いてたの?」

ジャック「いや・・・何も聞いてない俺はそもそも帰ろうとしたらここにいた・・・なぜ・・・」 ミリア「どこから帰ろうとしたの?」 ジャック「いや、普通に俺の家に帰ろうと」

エカラ「ふーん、ミリアちゃん抱っこしてたとこ見てたでしょ魔力でばれてる」 ジャック「悪気はなかった、間が悪かっただけだ」 ミリア「見てたんだあれ・・・」 ジャック「ここは三人の秘密でいいだろうこの場所はナエコにもジョンにも言ってない場所だ」 エカラ「そうだね、3人の秘密」 ミリア「で、ジャックは何しに来てたの?」 ジャック「俺はエカラとミリア三人でこの場所に来ようとしたら先越されてた」 エカラ「なるほど、だから夜に来たんだ・・・別の目的があったと思ったんだけどなぁー」 ジャック「今日は君と初めて会った日じゃないかその記念にここに」

エカラ「覚えてたんだ、あれ今日だっけ?」 ジャック「今日だよ、君取っては大した日ではなかったみたいだね」 エカラ「そんなことないよちゃんと覚えてたよ」 ジャック「そっか、じゃ三人で会った記念の日を祝おう、色々持ってきたんだけどあのままだったら俺が全部食うはめになったぞ」 エカラ「わぁーいごちそうだ」 ミリア「すごくいい物持って来たね羽振りがいい」

ジャック「それくらいこの日が大事って事だよ」

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