Dragon s world

エカラ「ねぇ、ジョンのお兄ちゃん」 ジョン「なんだエカラ」 エカラ「私たちの絡みってあんまないよね」 ジョン「そうか?結構絡んでると思うぞ」 エカラ「いやお兄ちゃん達と一緒にいる事は多いけど個人的にはないよね」 ジョン「言われてみればそうかもしれんな」 エカラ「っと言うことで今日は私から冒険の提案、私は外の世界の魔法を学びジョンのお兄ちゃんは新たなる力を手に入れる」 ジョン「新たなる力・・・なんだそれは」 エカラ「ジョンのお兄ちゃんって強いのは間違いないんだけどそれだけしかないじゃない、みんなは自分の力を封じられた時にサブで使える力を身につけてるんだよ」 ジョン「確かにこの力封じられて酷い目にあった事はある、身につけた方がいいかもしれないな だが俺は魔法は使えん召喚系も多分無理だろう」 エカラ「ジョンのお兄ちゃん、動かないで・・・」 ジョン「分かった」 エカラ「うん、前から思ってた通りだね」 ジョン「前から気になることがあったのか?」 エカラ「そう、ジョンのお兄ちゃんは変身の能力が使える」

ジョン「変身か空飛べるやつに変身出来れば大いに移動に貢献出来るだろうな」 エカラ「ジョンのお兄ちゃんは魂の波長がいいんだ、つまり変身したい先の魂と共鳴する事でその力を扱えるお兄ちゃんには出来ない事 ジョンのお兄ちゃんだけ出来る力なの」 ジョン「あいつには出来ない事なのか?」 エカラ「出来ない、でも魂の波長がいいのは逆に弱点にもなりえる 魂を揺さぶる能力を持った相手には致命的かもしれないね それを補ってもなお強い変身能力を身につけるべきなの」 ジョン「なるほど、このままでは弱点だが変身能力を身につければ力になりえると言うわけか分かった冒険に連れっててくれ」 エカラ「行先は検討つけてるのドラゴンの世界でそこには豊富な魔法もあるみたいなの」 ジャック「俺も連れっててくれエカラ、俺も君と一緒に魔法を学びたい」 エカラ「お兄ちゃんか、いいよみんなで行こう 特にお兄ちゃんは古い文字を読むに長けてるから外の魔法書を読むときに重宝するんだ」 ジョン「お前、いつの間にそんなことを出来るように?」 ジャック「色んな世界回って色々勉強したんだ、古い文字は規則性があって意外とどこの世界の文字も読めたりするんだ」 エカラ「へぇ、今度私にも教えてお兄ちゃん」 ジャック「いいよ、君には魔法教えてもらってばかりだ、今度は俺が教える番だ」 ジョン「しかし、3人旅で大丈夫なのかエカラ」 エカラ「まぁ、お兄ちゃんいても邪魔にはならないと思うからいいんじゃないかな」 ジャック「二人旅の方がいいのか邪魔しちまったな・・・」


ドラゴンの世界


ジョン「ここがドラゴンの世界か、ここには来た事ないな」 エカラ「ジョンのお兄ちゃんこっちだよ」 ジョン「引っ張るなエカラ」 ジャック「今回はエカラとジョンの仲を深める時だ・・・でもちょっと寂しいなぁ」 エカラ「連れて来たよ、ドラゴンハンター」 町長「エカラさん、助かります」 ジョン「俺はハンターになった覚えはないがな」 エカラ「ついでに頼りなる人がもう一人来てくれた」 ジャック「俺はついでかよ、まぁそうなるわな」 町長「あるドラゴンが暴れています、普段は我々人間とドラゴンは友好関係・・・とまでは行きませんが対話が出来ないと言うことでもないのですがそのドラゴンが暴れて以来ドラゴン達との対話は不可能になり人を襲うようになって来たのです」 エカラ「で、私がその話聞いた結果ジョンのお兄ちゃんを呼んだの」 ジョン「話は見えてきた、ようはその暴れてるドラゴンを退治しろと」 町長「そういう事になります、報酬はこの古い魔導書をエカラさんは求めています」 ジャック「確かにその魔導書をエカラが読むにはちょっときついかも知れない」 エカラ「と、言う事でドラゴン退治は私とジョンのお兄ちゃんで行くのでお兄ちゃんはそこで魔導書解読しといて」 ジャック「分かったよ、二人とも気をつけろ」


エカラ「ドラゴンまでの道のりは姿を透明になれる魔法で行くよジョンのお兄ちゃん」 ジョン「あれって全裸にならないと使えない欠陥魔法じゃなかったかな」 エカラ「いつの話してるのそんな欠陥とっくに克服してるよ、それどころか完全に姿を消す魔法すらある」 ジョン「じゃ、その完全に透明なる方でなぜ行かないんだ?」 エカラ「簡単だよ、リスクがあるの 姿を完全に消せば消している時間だけ存在すらも消えて行くのそれに消してる時は言わば死んでるいる状態なのそこに魂を狩る者死神って言うのかなそういう連中に目を付けられるの 私は一回は自分にかけてるから今の私は狙わている状態なのでも安心してやつらはそう簡単にこっちに手は出せないそしてこっちからもそう簡単に手を出せないから問題はないけど・・・」 ジョン「何か思い当たる事が?」 エカラ「死を操る系の相手に当たったら・・・再度狙われて二つ同時に襲われるかも知れないのがちょっと怖いかな」 ジョン「その手の相手は対峙した事はあるな、結構そういう相手は珍しくないな」 エカラ「いずれ相手するだろうけどどうしようかなぁ」 ジョン「その時は俺を呼べ」 エカラ「ジョンのお兄ちゃん呼んでもあんま来ないじゃん・・・」 ジョン「分かった、これからは駆けつけるようにする」

エカラ「お兄ちゃんだけじゃ頼りないからねー」 ジョン「あいつを信用してやれ」 エカラ「信じてるよ・・・多分」 ジョン「歯切れが悪いな・・・」 エカラ「さっきの話に戻すけど透明の魔法はあまりあてには出来ないと思う、この世界のドラゴンは鼻が利くからね姿形は化けれても多分どこかではばれると思う」 ジョン「姿形を化けれるのか?」 エカラ「出来るけど、透明の方がまだばれないかなって」 ジョン「なら、それで行こう」 エカラ「分かった、行くよ」 ジョン「透明にはなれているが・・・」 エカラ「だよねぇ気配がどうしても、役に立たないって事はないだろうけど」


ドラゴンの巣付近


エカラ「ここまでは戦闘なかったけどこっからだね」 ジョン「見ろ、一匹のドラゴンが襲われている」 エカラ「うん、あいつがターゲットでも他のドラゴンがなぜ襲っているんだろう?」

ジョン「他のドラゴンがあいつを襲ってる今がチャンスだ近づくぞ」 エカラ「これじゃ透明になる意味なかったねー」 ジョン「そんなことはない透明の魔法のおかげギリギリまで近づける」

エカラ「フォローありがとうジョンのお兄ちゃん 作戦はどうする?」 ジョン「作戦はエカラが他のドラゴン引き付け俺が目的のドラゴンを倒す」 エカラ「うん、引き付けるだけだからね戦わないよ」 ジョン「構わない、頼むぞ」 エカラ「よし、じゃやるよ透明化の魔法を解いてと・・・威力はこんなものでいいかな、行くよジョンのお兄ちゃん」 ジョン「相変わらず凄まじい魔法だ、エカラの方に全部いったな俺もやるか」 エカラ「この数は・・・ちょっとまずいかもお兄ちゃん連れて来れば良かったぁぁぁ!」 ジョン「く、なんだ急に眠気が・・・その手の能力が使えるドラゴンなのか、やつが近づいてきている・・・」


ジョンの精神世界


ジョン「は、ここは精神世界かそっち系の方か」 ドラゴン「ふむ、先客がいるとはな」 βジャック「意外とこいつの中は快適だぞ」 ジョン「貴様性懲りもなく!」 βジャック「まぁ、待てよ今のお前じゃ俺を追い払う事は出来ないそれどころかそこのドラゴンに入られてるじゃねぇか」 ジョン「クソ、なんなんだどいつもこいつも入ってきやがって!」 ドラゴン「なぜお前の中に入ったか分かるかジョンよ?」 ジョン「外の世界のあんたは暴れいた、今のあんたは落ち着いているつまりあんたは喋るために入って来たというところか?」 ドラゴン「賢い人間だな、人の世と関わりをたってから賢い人間とは会っていなかったからなぁ、それともの外の世界から入って来た外の人間だから賢いのか?」 βジャック「俺は外の世界どころか外の次元の存在だぜ」 ジョン「βジャック貴様の目的はなんだ!?」 βジャック「目的か、目的ねぇ考えても見なかったな お前に取りついて考える暇もなかったからな未だに魂の損耗はでかいまぁいつかは答えは出るだろうな」 ドラゴン「こういうわけの分からん連中のせいで世界は乱れていく、今回私が暴走したのも貴様ら外の連中が招いた結果 外の外気が私を狂わせたそう魂さえも」 ジョン「それはすまない事した俺達は自由に移動しすぎてるのかもしれない、その結果悪影響を及ぼしていたなら謝罪する」 ドラゴン「気にするな、私とて外の世界は知りたいものだ貴様についていけば色々見れるだろう、力を貸してやろうそのために来たのだろう?」 ジョン「流石はドラゴンだ英知を持っている」 ドラゴン「ドラゴンか、形など意味は持たぬたまたま私の形がそれであっただけにすぎぬ 人に化けて住んでいたことも他の種族に化けて住んでた事もある」 ジョン「変化の能力があるのか?」 ドラゴン「生まれはドラゴンだがドラゴンとして生きた時間は意外と少ない、いくつもの姿、いくつもの名前、全てに意味はあるが全てに意味など存在しない、今ここにいる私すらも意味を失いかけている、貴様ら外の連中のせいでな私の魂はもはや正気を保てぬジョン貴様から外に出てしまえば元の狂ったドラゴンに戻ってしまう、言ってる意味が分かるな?」 ジョン「分かった、あんたは俺の中にいてくれ」 βジャック「おお、住人が増えるのか」 ジョン「貴様は出て行け」 βジャック「力ずくでやってみろよ、お前はそっちの方が得意だろ?」 ジョン「クソ、早急にこいつを追い出す方法考えないとな!」 βジャック「まぁ、安心しろよ俺の魂も癒えてはいないしばらくは何も起きないだろうなぁ、しばらくは」 ジョン「やっかい事ばかり増える」 ドラゴン「増やしてるの間違いじゃないのか?」 βジャック「外の世界引っ掻き回してるのお前らだもんなぁ、自分の世界で飽き足らず他の世界を食い物にしている」

ジョン「反論が出来ん・・・」 βジャック「お前が外に出なければ俺とも会わないしこのドラゴン?にも会ってないからやっかい事を増えるのではなく増やしたのだ、ドラゴンの言うとおりだな」

ドラゴン「いずれ、つけを払う事になるだろう それより貴様に与える力を言おう、力は二つドラゴンとしての私の力そして他の種族や他の人物になれる力だ」 βジャック「化けれる能力かあることない事化けた相手に押し付けて滅茶苦茶にするのは面白そうだな」 ジョン「この男にわたらなくて良かった」 βジャック「そうだな、俺ならαジャックに化けてお前を一刺ししてやるよ」

ドラゴン「最後に能力ではないが私はドラゴンとして上の立場にいる、その辺のドラゴンならば私の姿をしたジョンの言う事を聞くだろう」 ジョン「なら、早く起きてエカラを助けないとかなりの数のドラゴンに追われていた」 βジャック「そうかい、お喋りは終わりかまたいつかの機会に話そうじゃないか」 ジョン「なら、この世界にはもう来ない」


現実


ジョン「うん、大丈夫か?エカラ?」 エカラ「しっ!ばれちゃうよ、まったく目的のドラゴンは消えちゃうしジョンのお兄ちゃんは倒れてると来たら、ジョンのお兄ちゃんを運びながらドラゴン達を相手にするのどれだけ大変だったか」 ジョン「すまない、だがドラゴン達はなんとか出来るだろう早速試してみようかドラゴンの力を」 エカラ「おぉ、姿形は目的のドラゴンにそっくりだね」

ジョン「ドラゴン達よ散れ!」 エカラ「喋れるんだ」 ジョン「みたいだな」 エカラ「じゃ、ドラゴン達もいなくなったしドラゴンのまま帰ろうか」 ジョン「分かった」


町長「ジャックさん!ジャックさん!ドラゴンです!」 ジャック「マジかよ・・・でもエカラが乗ってるし多分大丈夫なのか・・・?」 町長「退避した方がいいでしょうか?」 ジャック「いや、俺が様子を見てくる」 エカラ「ジョンのお兄ちゃん、お兄ちゃんが来るよ多分びっくりして出て来たんだろうね」 ジョン「やつのもとに行こう」 ジャック「ジョン?・・・ジョンでいいんだよな?」

ジョン「あぁ、俺だ変身を解こう」 ジャック「ナエコ!?」 ジョン「こういう能力も得たみたいだ中身は俺だがな」 ジャック「だが黙ってればばれないならば使いようはある俺向けの能力だな」

エカラ「お兄ちゃんならこの能力やましい事に使うだろうねー」 ジャック「強くは否定できないな・・・」 ジョン「俺がやましい事をしないとでも?」 エカラ「えぇぇ!?ジョンのお兄ちゃんが」

ジョン「冗談だ、そいつと一緒にするな」 ジャック「ドラゴンの力はいつ使うんだ?」 ジョン「俺の力が封じられた時の手だろうなこの力は外部の力だこれまでも封じることは難しいだろう」

エカラ「両方とも封じられたら?」 ジョン「そうなったら俺より強い相手だ考える必要性はないだろう」 エカラ「それよりお兄ちゃん置いて行ってごめんね」 ジャック「エカラ焦げてるもんな」

エカラ「うん、燃やされる事はなかったけどこのざま」 ジャック「まぁ、焦げるなら俺でいいからな」 エカラ「そう、お兄ちゃんが私の盾になるからね」 ジャック「肉壁の間違いだろう、それよりジョンがいてこうなったのか?」 ジョン「どうやらドラゴンが俺の精神世界に入ってきてそれで気絶してたらしい」 エカラ「ジョンのお兄ちゃん体おっきいいから苦労したよ・・・」

ジャック「まぁ、置いて行ったおかげ魔導書の文字は読めるようにはなってるからな内容はまだよく分からないがそれは報酬として貰った後にでも解読すればいいさ」 町長「あのーそろそろ話してよろしいでしょうか?」 ジャック「木陰から見てたのか」 町長「ジョンさんがドラゴンですけど大丈夫なのでしょうか?」 ジョン「問題は多分ないと思うが・・・俺もそう言いけれるかは怪しいな・・・なら俺はもう行こう」 町長「消えた!?」 エカラ「多分自分の世界の家に帰ったと思うからジョンのお兄ちゃんがこの世界に来なければ問題にはならないと思うけどなー」

町長「うーん、エカラさんがそう言うなら分かりました、解決と言う事にしましょう 報酬の魔導書です受け取ってください では失礼します」 エカラ「やったね、お兄ちゃん」 ジャック「しっかし毎度よくこんな世界見つけてくるよな」 エカラ「お兄ちゃんも色んな世界行ってるじゃん」 ジャック「まぁそうだけどな、それより俺は本当にドラゴンになれないのか?」

エカラ「うーん、無理だと思うけどなぁ、分かったドラゴンの力のかわりになる能力見つけといてあげる」 ジャック「お、さすが」 エカラ「でも、こういう能力は多分お兄ちゃんが見つける方が得意だと思うよ」 ジャック「なら、二人で探そう」 エカラ「うん、いいよ今度は私とお兄ちゃんの冒険だ」

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