とある日の日常 1

エカラ「ミリアちゃん、最近次元食いの調査ばっかりで私に構ってくれないよね」 ミリア「ごめん、エカラ確かに今次元食い気にかけても仕方ないよね」 エカラ「バツとして今日は一日私の言う事聞く」 ミリア「いつも言う事聞いてあげてるでしょ」 エカラ「願いの力の事は別、今日は私の言う事を聞くの 願いじゃなくて」 ミリア「それが願い?」 エカラ「ミリアちゃんの力で叶えたら意味ないじゃん」 ミリア「分かったよ、エカラ何をすればいい?」 エカラ「書庫で探しものがあるの願いの力を使えば一瞬だろうだけどそれじゃ意味ないよねたまには自分の手で探さないと」

ミリア「偉いじゃんエカラいつはくだらない願いの力を使うのに」 エカラ「以外と目的の物とは別の物が見つかったらするし」 ミリア「じゃ、行こうかエカラ」


書庫


エカラ「そっちはどう?」 ミリア「ダメだね、なんで書庫で魔法石を無くすの・・・」 エカラ「えへへ、魔導書読んでたらつい無くしちゃった」 ミリア「今度はあっちに見に行こう」

エカラ「うわ、つまずいちゃう避けて!」 ミリア「え?きゃ」 エカラ「ごめん、えへへつまずいちゃった・・・ミリアちゃん・・・?」 ミリア「エカラ」 エカラ「ミリアちゃん・・・なに・・・近づいてきて・・・ふーん、そういう」 ミリア「え?唇にエカラのが・・・バカ!エカラ嫌い!」 エカラ「行っちゃった・・・甘いよミリアちゃん、私はそう簡単には行かないよ お兄ちゃんにやった時はお兄ちゃんの気迫に負けてしなかったけれどあのままお兄ちゃんとしてたら・・・ふふ悪くないかも、それより探し物、探し物 お、これは無くしてた魔導書じゃんやっぱり探すっていいなぁ でもどこにあるんだろう魔法石」


ミリア「エカラのバカ・・・」 ジャック「どうしたんだミリア?」 ミリア「ジャック、どうしているの・・・?」 ジャック「エカラに借りてた魔導書返そうと思って来たんだ・・・それより喧嘩か?」 ミリア「喧嘩じゃないけど言いたくない」 ジャック「そうか、言いたくないなら言わなくていいさ俺も君には言って無い事はいくらでもある」 ミリア「隠しても意味ないけどね・・・」

ジャック「ま、だろうなそれでも口で言うのとはまた別だろ」 ミリア「ジャック、僕どうしたらいいんだろう」 ジャック「なにが?」 ミリア「僕はジャックとエカラの事が大好きだよでもこの気持ちはどこに向かってるんだろう?」 ジャック「急いで答えを出す必要性はないだろう、君は次元食いの時もそうだが少し急ぎすぎだと思う」 ミリア「そんなに急いでたかな」 ジャック「君にとって今の世界は輝いて見えるんだ、一人で暗い世界から解放された君は全てを失いたくないのだろう」 ミリア「そうだね・・・それはあなたもそうジャック」 ジャック「そう、だから未来のどこかの俺は過去改変を選び取り返しがつかないようになったんだろう」 ミリア「僕もそれを選ぶのかな?」 エカラ「大丈夫だよミリアちゃん、あなたが離れなければ私は離れないよ」 ミリア「エカラ・・・」

ジャック「エカラか魔導書返すよ」 エカラ「いいよ、あげる私は魔導書なくても基本的に全部使えるからお兄ちゃんとは違って」 ジャック「一向に差はうまらないな・・・」 エカラ「ミリアちゃん、あなたは今お兄ちゃんや私に特別な思いを抱いてるそれは恋なのかそれとも家族なのか分からない状況なんだろうね」 ジャック「ミリアが本当に求めてるなら俺は受け入れる」 エカラ「私もそう」 ミリア「二人とも・・・分かったよ、今は答え出すのやめる」 エカラ「ミリアちゃんが私を選んだらお兄ちゃんに見せびらかしてあげるね」 ジャック「いや、俺は何も言えんぞ」

エカラ「深いとこまで行った時も見せつけてあげるね、お兄ちゃんを拘束するなんてわけじゃないから」 ミリア「やっぱりエカラ嫌い!」 ジャック「勘弁してくれよ・・・」 エカラ「冗談だよ・・・でも悪くないかも・・・ふふ」 ジャック「ミリア、俺は君の前からいなくならないそれは絶対に約束するなにがあっても」 エカラ「じゃ、私も約束する ミリアちゃんどれだけ離れても嫌がっても必ず見つけてあげるね」 ミリア「二人ともありがとう!」 エカラ「それよりまだ探し物見つかってないから二人とも手伝って」 ジャック「俺もかよ・・・いいぜ」 ミリア「まだ、見つかってないの?」 エカラ「どこ行っちゃったんだろうね」 ジャック「これは時間かかりそうだ」 エカラ「終わったら紅茶淹れてあげるよお兄ちゃんが好きなやつ」 ジャック「あの紅茶久しいな」


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