皇の世界

皇「お二方が挨拶をしに来ました」 ジャック「皇様ですか!?、よくここに来れましたね」 皇「大変でしたよ抜け出すの」 ジョン「あの時はありがとうございました」 皇「いえいえ、あなた方がもたらした物事を考えればこれだけの奉仕でも足りないくらいでしょう」 レヴェルカ「皇さんの世界では凶悪な魔物が多く存在していた、それをお二方がそれを解決してそのお礼でフェレスさんのとの戦いで手を貸してくれましたからね」 皇「えぇ、お二方のおかげで時間を稼げた兵士増員して防衛に成功しました」 ジョン「しかし、あの世界の魔物は強力だった なぜだ・・・?」 レヴェルカ「次元食いが関係してる可能性はあるかもしれませんね」 皇「次元食いですか・・・恐ろしい名前ですね」 ジョン「あの時の俺の夢ではとてつもない力でした 俺ですら手こずる相手そして無限に湧き出す存在・・・出てきた瞬間この次元は滅びるでしょうね」 レヴェルカ「だから、調べなくてはいけないのですよ ミリアさんなにか分かりましたか?」 ミリア「ダメだねどこの世界にも情報はないよ次元の狭間に隠れてる情報は普通の世界では見つからないだろうね」 レヴェルカ「なら、β次元はどうでしょうか?」 ミリア「分かった、短い時間なら僕でも行ける じゃあねジャック」 ジャック「あぁ、気をつけろよ、次元の移動は不安定だ」 ミリア「多分大丈夫、最悪願いの力でβ次元吹き飛ばして戻ってくるから」 レヴェルカ「βさん・・・お気の毒に・・・」 皇「いろんな世界にいろんな次元、もうわけが分かりません」 ジャック「大丈夫ですよ皇様、俺もよく分かってません」 皇「世界を駆ける英雄ですらも次元間は無知となおさら私には理解できないでしょうね」 付き人「皇様、ここにいたんですか!?」 皇「あら・・・もうばれてしまいましたか」 付き人「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!!! 魔物が、魔物が!」 ジョン「その様子だと相当ヤバそうだな、俺が先に行く」

ジャック「待てよジョン、行っちまったか・・・」 皇「状況を説明してください」 付き人「空間が裂けてそこらから無限の魔物が現れました」 ジャック「レヴェルカ、まさか次元食いか!?」

レヴェルカ「いえ、次元食いではないでしょう・・・ですがそれに似た性質を持っていると考えられます調査はしなくては」 ジャック「ジョンは魔物を止めているだろうから裂け目は俺が破壊する」

皇「私も裂け目破壊に同行します」 ジャック「皇様がですか・・・危険な可能性がありますが心強いですありがとうございます」 皇「お礼なんてとんでもない、我々の世界は我々で何とかしなければいけません」 付き人「兵士は既に魔物退治に駆り出してます・・・皇様とジャック様で行かれるのですか?」 皇「ジョンさんが魔物止めてるはずです、ある程度の兵士はこちらに動員出来るはずです」 付き人「分かりました、先に行って裂け目討伐の兵士をかき集めてきます」 皇「お願いします」 ジャック「レヴェルカ、裂け目の位置は掴めたか?」 レヴェルカ「ええ、場所は特定しました もしこれが次元食いの場合なら特定に時間が掛かってるはずです安心してください」 ジャック「分かった、皇様行きましょう」 皇「ええ、行きましょう」


皇の世界


付き人「皇様、集めてきました」 兵士1「英雄ジョンの戦いぶりはすごかったな」 兵士2「本来なら英雄の戦いぶりに酔いたいところだがこの状況ではな・・・」 皇「聞けぇ! 兵士諸君、この魔物は裂け目から出てきているその裂け目を破壊しなくては無限にわいてくる放置すればこの世界は終わりだ我々がその裂け目を破壊する 隊長、今の状況を説明せよ」 隊長「英雄ジョンと並びに他の隊で抑えてはいるが魔物がとめどなくわいてきてる、いずれ押し返せなくなる」 皇「そうか、なら急いだ方がいい場所は特定できてるついてこい」 ジャック(いつも温厚な皇様がスイッチが入るとこの勇ましさ頼りにしますよ) 隊長「英雄ジャックよあんたは皇と一緒に裂け目の破壊を手伝え、道は俺達が作る」 ジャック「了解した、隊長あんた達は無茶をするなよ」 隊長「我々が弱いとでも言いたいのか?」 ジャック「あんたらは攻撃的すぎる」 皇「英雄ジャックが言いたい事は分かるだが彼らを信じてやって欲しい頼む!」 ジャック「分かってる、死ぬなよ!」 隊長「魔物がやって来た、我々が道を作るぞ!」 兵士達「うぉぉぉぉぉぉ」 兵士1「俺たちは遊撃部隊だ!」 兵士2「目に映った敵を片っ端にやれぇ!」 皇「ジャック、あんたはこっちだついてこい」 ジャック「了解した!」


一方ジョンは


隊長2「流石だな、英雄ジョン」 ジョン「あまりに前に出すぎるな、俺の攻撃は範囲が広い巻き込まれるぞ」 隊長2「兵士達、後退しろ」 隊長3「皆の者下がれ、ちきしょう・・・今日は休みだって言うのによ」 隊長2「休日なら後でいくらでも作ってやる働け!」 隊長3「へいへい、生き残ったら休日だけじゃなくてなんか奢れや!」 隊長2「生き残った後に考えてやるよ!」

ジョン「やかましいやつだ、だがそれくらいの根性はいるだろう」 隊長4「英雄ジョン、こっちからも魔物が来るぞ」 隊長3「これじゃ、挟み撃ちだ!」 ジョン「俺が突破口開く、下がってろ!」

兵士「ダメです、突破口が開けてもすぐに魔物で埋め尽くされます」 隊長2「予想以上の大群だ、一度城にまで後退だ、ジョン後退してる間にしんがりを任せるぞ」 ジョン「分かった」

隊長3「下がれ、下がれ たくこれは奢るだけじゃ足りねぇなぁ!」 隊長4「皇と並びにわが軍とジャックが裂けめの破壊に向かったそうです」 隊長2「裂け目を破壊しない限り、無限に魔物がわいてくる 今魔物倒しても解決はしないだが城に来た魔物は倒せそして裂け目がなくなったと同時に我々も城を出て魔物を倒す 分かったな兵士達」 隊長3「へいへい、分かったよ」

隊長2「ジョン、聞こえるか城に敵をよせるな倒さなくていい」 ジョン「了解、ジャック時間との勝負だぞ・・・頼むぞ」


裂け目付近


皇「流石ですねジャックさん」 ジャック「それはこちらのセリフです」 皇「ジャックさん、でかいのが来ましたよ!」 ジャック「俺が足止めします皇様は裂け目を破壊してください」

皇「分かりました」


裂け目


皇「わが王族にはある秘術が伝えられている、その力解放させてもらう」


裂け目付近


ジャック「クソ、なんてやつだ攻撃が通らないぞ・・・クソ俺ではダメなのか・・・? うぉ、すごい爆発だ裂け目からか!?」 皇「解放せよ、兵士達」 ジャック「力が漲ってくる、これなら!」

皇「流石ですね、ジャックさんはダメじゃありませんよ英雄なんですよ自信持ってください」 ジャック「あの爆発にこの力・・・一体・・・」 皇「爆発は秘密です、力が漲るのはわが王家に伝わる秘術 兵士達の能力を開放させます 残念ながら私には効力はありませんがね」 ジャック「俺は兵士としてカウントされていたのか・・・光栄です」 皇「ええ、今頃ジョンさんにも効果が伝わってると思いますよ」 隊長「掃討完了、追いついたぞ」 兵士1「絶妙なタイミングでしたよ、やられる寸前で解放された一気に押し返せた」 兵士2「さぁ、城に戻りましょう皆がまだ戦ってます」


城付近


ジョン「爆発だと・・・」 隊長2「この力は・・・皇よやったんだな」 隊長3「力が漲るぜ、反撃開始だ!」 隊長2「ジョン、あんたの力も解放されているはずだ敵を吹き飛ばせ 吹き飛ばしたと同時に我々が前に出る」 ジョン「ふん」 隊長2「今だ、進め!」 隊長4「敵を倒せ前進!」 隊長3「この戦い俺達の勝ちだぞ!」 隊長2「魔物が逃げていく・・・そうはさせるか」

ジョン「逃げれないぞ、後方にはあいつがいる」 隊長3「皇の部隊だ、挟み撃ちだぞ!」 ジャック「待たせたようだなジョン!ここからは共に行くぞ!」 ジョン「遅かったな!だが安心しろまだ敵はいる!」 兵士1「二人の勇者だ、二人の勇者が揃ったぁぁぁ!」 兵士2「英雄二人の戦いぶりに今度こそ酔っぱらえるぞ!」 皇「兵士達叫べ!」 兵士達「うぉぉぉぉぉぉぉ」


皇「我々の勝ちだ皆の奮戦に感謝する!」 兵士達「大勝利だぁぁぁぁ!」 隊長3「今日は旨い酒が飲めそうだな、奢れよ?」 隊長2「分かっている、明日からしばらく休んでいいぞ」

隊長3「お、気前がいいな」 隊長2「俺にとっても今日はいい物が見れたからだ」 ジャック「ケガはないかジョン?」 ジョン「お前がケガしてるぞ、見てやる座れ」 ジャック「マジかよ・・・こんなところにケガかい」 ジョン「痛むか?」 ジャック「いや、大丈夫だが しかしお前がケガを見れるようになるとはな」 ジョン「これで大丈夫なはずだ!」 ジャック「いてぇぇぇ、ケガが増えるだろうが!」 ジョン「ふん、貴様がケガを見てもらう態度が気に食わん」 ジャック「いや、バカにするつもりはない驚いてるんだ」 皇「仲がいいですねお二人とも」 ジャック「ええ、俺達結構長いんで」 ジョン「この男には借りがありますので」 皇「そうですか、今日の勝利で兵士達も私もあなた方に感謝したいので宴に来てください」 ジャック「分かりました」 ジョン「ええ」


翌日


ミリア「ダメ、β行っても何も次元食いの情報は得られなかった」 レヴェルカ「次元食いは今すぐの脅威にはなりませんよ、よっぽど気になるんですね?」 ミリア「うん、そうなんだけど なんでだろ願いを叶えし者としての感なのかな・・・?」 ジャック「次元食いか・・・俺はさっぱりだがミリアにとっては脅威なのだろうな」 ジョン「だが、その日は今日でもなければ明日でもないだろう急ぐ必要性はない」 ミリア「ジョンがそういうなら・・・分かった」 ジョン「素直だな」 ミリア「ま ジョンだし」 ジャック「俺の事はどうなんだ?」 ミリア「信じてるよ世界を終わらせるくらいに」 ジョン「命運はこいつに握られてるのか」 ジャック「俺はそんな事としないって思いたいがな・・・」 皇「あのぉ、お二人?」 ジャック「皇様!?」 ジョン「よくぞ」

皇「えぇ、私はお二人と話すまでは絶対に帰りませんから!」


ミリア「ジャック達はあの様子じゃ」 レヴェルカ「なら私たちで話でも・・・」 エカラ「あぁ、ミリアちゃんここにいた!」 ミリア「エカラ、どうしたの?」 エカラ「いいから、私の家に行くの!」 ミリア「痛いってばエカラ、と言うことでレヴェルカ行くね」 レヴェルカ「私だけ一人ですか・・・ジャックさん、ジョンさん 私も混ぜてくださいよ」


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