高校受験の思い出





 暫く更新できてなくて申し訳ないです、僕です。

 連載の方も、ストーリーをしっかりと作るという名目で一ヶ月間程休載させていただいておりますが。中々思いつかず少々焦っておりますこの頃。

 そう言えば今って受験シーズンだなぁと思い。それにこのエッセイもなんか暗い話してそれっきりだったので。

 折角なので僕の高校受験の話でもしたためようかなぁと思った次第でございます、ハイ。



 ◆



 やつがれ、私立高校と公立高校の併願でして。

 当然本命は公立高校な訳です。

 一応私立の方は偏差値低めのところにしといて(滑り止め)、本命の公立はそれより10くらい偏差値高い所を選んでたんですよ。

 まぁ学校の先生にも塾の先生にも余裕と言われてたのでほぼ勉強もせずに臨んだ訳です。

 あ、ほぼ勉強しないと言っても、過去問三年分はしっかりやりましたよ? 一周だけですが。受験一週間前はゲームしてましたね。始まったら行き成り王になれって言われるあの死にゲーです。ちょうど公立入試一週間前にラスボス倒して、受験四日前くらいに2周目に突入したんですよ。


 いや、こんな話はどうでもよくて。



 ◇



 私立受験。

 二月の上旬にあったのですが。

 学校到着、教室到着、準備。

 準備終了。

 そしてまぁ何の問題もなく一つ目のテストを終え、15分の休み時間。

 その間僕は読んでる途中のラノベを出して読んでた訳ですが。

 いや周り皆参考書読んだり過去問解いたりしてるし。

 休み時間も勉強してるし。

 その中で? 俺は? ラノベ。

 ……だいぶ浮いてたかなぁと思います。

 いや、ブックカバー付けてたし、セーフか……

 いや、参考書にブックカバー付けるか……?

 参考書持ってないからわからんけど、どうなんだろう……


 そんなこんなで昼休憩。

 さっさと飯は済ませて読書したかったので、コンビニで買った鮭おにぎりを2個。

 5分も掛からず食べ終わり40分近く読書に勤しんでいた訳です。

 しかし周りを見ると、皆弁当。

 コンビニで済ませてるのは僕だけ!

 いや君たち。そんなにいっぱい食べたら眠くなるよ?

 そう思いながら読書してました。


 そして特に何事も無く終了した私立受験。

 適度に疲れてたので、この後は家でゆっくりしてました。

 自分のレベルより結構下げたのでめちゃ簡単でした。

 もう時間余りまくるから、問題用紙に落書きしてた程です。

 後日塾で問題をコピーさせてくれって言われて問題用紙渡したんですけど、落書き消すの忘れててそのままコピーされました。

 今どうなってるんだろうなぁ(その塾はもう辞めてる)。


 ちなみの落書きは、影文字で「怠惰」とか「救恤」とか「憤怒」とか、如何にも厨二らしい事ばっか書いてました。



 ◇



 そんで翌月。

 公立入試ですが。

 早速やらかしまして。


 入試会場は当然その志望校でやる訳ですが。

 時間のズレを防ぐ為に、教室の時計を全部片してたんですよ。

 なので腕時計は絶対持ってこいって、事前に何度も言われてたんですよ。

 だから僕は、前日に家の鍵入れてる引き出しの前に腕時計を置いて準備してたんですよ。それなら、鍵取る時に自然と退かすので、忘れてても絶対気付く筈なんですよ。

 


   忘  れ  た。

 


 高校の目の前で気付きましたね。

 人生で一番焦りました。

 僕っていっつも、肝心な時に何かしらやらかすんですよ。

 んで、やらかしてしまった、と。

 家から学校まで電車で40分近くかかりますし、帰って取っても往復で1時間以上掛かってしまう。

 ならコンビニかどこかで腕時計を購入すればいいのでは?

 コンビニがどこにあるか、知らないんですね。

 スマホも持ってないんで地図も見られないですし。あまり高校周辺は詳しく無かったので。

 それに寄り道してる時間も余裕も無かったので、そのまま学校に突撃した訳です。


 結果。

 テスト中は一切時間が判らず、終了10分前の放送だけが頼りのテストでした。

 ハッキリ言って地獄。怖すぎ。

 テストって時間配分考えて受けるものなのに、その時間が判らんから、一つの問題に何分掛けたか判らんわけで。

 時間配分もクソも無い訳です。

 ずっと怖かった。

 本当の五里霧中。


 まぁ当然今回も参考書など持ってきておらず、私立入試の時に読んでたラノベの続きを休み時間に読んでいたんですが。

 案の定、僕以外誰一人として小説など持っておらず、参考書ないし過去問を解いてギリギリまで復習していて。

 私立入試同様、昼飯は鮭おにぎり2個のみだったのですが、周りは皆お弁当。

 眠くならんのかなぁと思いながら昼休憩も読書に勤しみ。

 そんなこんなで恐怖の公立入試は幕を閉じました。


 あ、落書きする時間はありませんでした。



 ◇



 結果は無事、公立高校に合格し、無事進学できました。

 僕と同じ中学の子は誰もいないので、周りの生徒、全員初めましての高校生活になった訳です。

 コミュ障の僕には心底地獄です。

 でもまぁ今はもう、友達も何人かできて、何だかんだ楽しい高校生活が送れているので万々歳。

 

 ほんと、なんだこの受験。

 完全に自業自得ですわ。



 ◆



 ちなみに公立入試の結果は、全教科に於いて過去問の点数より10点ほど下がっていました。

 それもこれも、時計を忘れた僕の所為…………









 

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