第5話 いつもニコニコ現金払い

 2020年11月下旬

 次の週です。

 CT検査。

 この日は血液検査をして、CTを撮っただけです。

 血液検査の注射器の針、いつも一回では血管を探し当ててもらえなくて、看護師さんにはご迷惑をおかけしているのですが、今回も駄目でした。

 そして登場するプロ中のプロ。プロ集団の総合病院の血液検査現場担当の看護師の皆様が神と仰ぐ凄腕の(血管)探し屋。

 さく。

 ちゅう~~~(音声は想像上の音です)

 見る間に注射器に溜まっていく真紅の液体。ああ、美しい。(※)

 いいなあ、やっぱり血液検査は癒やしだな。

(※)作者は常日頃は吸血鬼小説を書いており、そのせいかどうかはさておき、血液検査で血が溜まっていくのを眺めるのはかなり好き。


 結果は2週間後。

 ほんとうはもうすこし早くに結果が分かるんですが、私が土曜しか通院できないと言ったためです。

 会計で今日の検査費用、1万円強を請求を受け、財布に8000円くらいしかなかったんでクレジットを使おうとしたら「当院は現金払いのみです」とのこと。


 まじか!!!


 慌ててコンビニでお金を下ろしてきて、支払いました。

 いまどきクレジット使えないの?! とは思いましたが、病院経営も大変です。コロナ禍でさらに厳しくなったって言うし。

 クレジットの店側負担の手数料も馬鹿になりませんからね。

(だいたいクレジット利用額の数%(消費税非課税)をクレジット会社に天引きされてしまう)

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