第2章 あとがき
これにて第2章『虚実の兄妹』完結でございます。
虚構と真実を織り交ぜたヒーサとヒサコの兄妹。
虚々実々の駆け引きこそ、戦国乱世の醍醐味です。
御前聴取の席では“嘘”が禁止。というか、虚言を弄すると、すぐにバレるように設定しました。
しかし、松永久秀は全員をまんまと騙しました。
嘘を付くのではなく、事前の仕込みと印象操作によって、相手に誤った認識を与える事により、華麗にスルーしたわけです。
偽情報をそれと気付かずに渡し、ここぞと言う場面でそれを利用する。
偽情報なんて、情報戦では基本ですね。
そんなお話を書いて、次に広がるように仕上げました。
また、嫁であるティースと、愛人(?)のアスプリクの参戦です。
ティースは第1章でちょろっと出てましたが、実際にヒーサと出会って本格参戦したのは第2章からとなりますね。
ヒーサに丸め込まれ、ヒサコにやり込められる立ち位置ですが、彼女の活躍はまだまだこれからです。
アスプリクは業深きお姫様で、ヒーサに惚れ込んでしまった少女。
友情と愛情の曖昧な境界で揺れ動き、恋人のようになりたいと思いつつも、復讐を胸に抱き、ヒーサの共犯者となりました。
この二人は本作のヒロイン&サブヒロインとして、今後も活躍させるつもりです。
え? 女神? そんなことより、平蜘蛛返せ! これが松永久秀の心中です。
戻って来なかったら、身体で払ってもらうからな!
てなわけで、次なるは第3章『新婚生活』をやっていきます。
次回も松永久秀の悪辣な策謀にご期待ください!
↓の近況ノートに火の大神官アスプリクのイラスト、載せときますね~。
https://kakuyomu.jp/users/neginegigunsou/news/16818023212253427750
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