三国志の劉備って、冷静に考えるととんでもないクズなんですよね。貧乏暮らししてたくせに、漢帝の血を引く末裔だから漢の再興のために立つ!とか言って、漢の曹操vs南の独立勢力孫家というわかりやすい構図に、第三勢力として参戦して、戦乱を延々と長引かせ、子育てに失敗してクズ息子が蜀皇帝になって真っ先に滅亡。結局統一したのは漢を継いた魏でしたし。つまり【大徳の威】とは、いけしゃあしゃあと掻き回しながらそれを正当化する邪悪な能力とも言える。
作者からの返信
劉備も『正史』と『演義』で全然キャラが違いますからね。
どちらかと言うと、ここでは『三国演義』寄りの劉備ですね。
超絶カリスマの人徳の名君。
ちなみに、戦国時代でも三国志は流行っていたんですが、戦国武将が読んでいたのは『三国演義』の方なんでね。
なので、劉備とその一党が正義のスーパーヒーローで、曹操陣営は簒奪を企む悪の将軍的な立ち位置。
災を転じて福となす。
しかし、災を起こしたのがね~。
作者からの返信
だからこそのマッチポンプ。
確かに全ては自分の思い通りにするための策、芝居でしかないのかもしれません。
けれどそれは有効であると知っているヒーサさんだからこそ!
つくづく恐ろしいお方です…一種のカリスマのようなものすら感じます(`_´)ゞ
作者からの返信
スキルのおかげで、その“カリスマ性”を計算に入れて策を組めるというのが大きい。
もちろん、本性を隠して、“聖人君子”を演じなくてはならないという手間はありますが、それを差し引いても極めて有効です。
“悪事”の方は悪役令嬢たる妹ヒサコに押し付ければいいわけですしね。